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映画 ブロークンアロー ネタバレ感想 初悪役のトラヴォルタ

ブロークンアロー
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ブロークン・アロー

―1996年公開 米 108分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:盗まれた核弾頭を巡る、男と男の対決を描いたノンストップ・アクション。監督は「男たちの挽歌」シリーズで香港ノワールのジャンルを確立し、前作「ハード・ターゲット」でハリウッドに進出したジョン・ウー。脚本は「スピード」で注目されたグラハム・ヨスト。製作は「スピード」のマーク・ゴードン、「妹の恋人」のビル・バダラート、香港時代からの監督の盟友であるテレンス・チャンの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ジョン・ウー、チョウ・ユンファらのエージェントを務めるクリストファー・ゴドシックと、「フリー・ウィリー2」の監督でもあるドワイト・リトル。撮影は「カットスロート・アイランド」のピーター・レヴィ、音楽は「クリムゾン・タイド」のハンス・ジマー、美術は旧東ドイツ出身で、「ポゼッション」のホルガー・グロス、編集は「ダイ・ハード3」のジョン・ライトと「フレンチ・キス」のジョー・ハッシング、スティーヴ・マーコヴィッチ。特殊効果コンサルタントは「007」シリーズや「クリフハンガー」のジョン・リチャードソンが担当。主演は本格的アクションに初挑戦となる、「告発」のクリスチャン・スレイターと、同じく初の悪役となる、「パルプ・フィクション」のジョン・トラヴォルタ、「アメリカン・プレジデント」「キルトに綴る愛」と出演作が相次ぐサマンサ・マシス。共演は「クルックリン」のデルロイ・リンド、「ショーシャンクの空に」の悪役俳優ボブ・ガントン、「星に想いを」のフランク・ウェイリーほか。(KINENOTE)

あらすじ:訓練中の米空軍のステルス戦闘機がユタ州の国立公園の敷地内に墜落し、2基の核弾頭が何者かに盗まれた。主犯はベテラン・パイロットのディーキンス少佐(ジョン・トラヴォルタ)。彼は若い相棒のヘイル大尉(クリスチャン・スレイター)を機外に放り出し、手筈通り核弾頭を仲間のプリチェット(ボブ・ガントン)、兵士のケリー(ハウィー・ロング)らに向けて投下した。暗号名“ブロークン・アロー(核紛失)”が発動され、ベアード国防長官(カートウッド・スミス)以下、ペンタゴンは緊張する。一方、地上に落下したヘイルは、公園の女性監視員テリー(サマンサ・マシス)の協力を得て、ディーキンス一味を追う。ヘイルが運搬用のヘリコプターを撃ち落としたため、ディーキンスたちは核弾頭をトラックに積んで、コロラド川に向かった。ヘイルとテリーはトラックを奪い、近くの廃坑に逃れるが、核弾頭の起爆タイマーが作動したため、600mの地下坑道で爆発させようとする。だがそこへ追ってきた一味が現れ、激しい銃撃戦が展開。ディーキンスは1基の核弾頭を奪い、廃坑から去った。ヘイルとテリーは地下水脈から逃れ、間一髪脱出に成功。地下での核爆発の影響で政府の電子機器は使い物にならなくなり、犯人グループは悠然と逃亡。彼らは、2億5千万ドルを寄越さなければソルトレイク・シティを爆破する、と政府を脅迫した。ユタ基地でステルスを追っていたウィルキンス大佐(デルロイ・リンド)、ベアードの部下のプレンティス(フランク・ウェイリー)の助けを得て、ヘイルは貨物列車で移動する一味を急襲。敵に捕まったテリーを救い、一騎打ちの末、ディーキンスを倒した。列車は爆発・炎上したが、核弾頭は無事に回収された。(KINENOTE)

監督:ジョン・ウー
出演:ジョン・トラヴォルタ/クリスチャン・スレーター/サマンサ・マシス/デルロイ・リンド

ネタバレ感想

悪役トラヴォルタ

ジョン・ウー監督ハリウッド進出作の第2弾。『パルプフィクション』で低迷から脱出したジョン・トラヴォルタが悪役で、そいつのライバルとして活躍するのが、90年代~00年代初期くらいに目立っていたクリスチャンスレイターである。しかし、本作において活躍度が高いのは、スレイターよりもサマンサ・マシス演じるレンジャーのテリーだ。スレイターも主役だから頑張ってはいるものの、ヘイル大尉はなんか頼りない。テリーを励ますシーンもあるんだが、やっぱり何だか頼りない。

トラヴォルタはキレた悪役が似合うし、さすがの貫禄。ただ、上に引用した解説によると、トラヴォルタは本作で初めて悪役を演じたらしい。

てなことで、ディーキンス(トラヴォルタ)はかなり自分に自信を持っている奴で、元部下のヘイル大尉をかなり下に見ているけども、そのヘイルに自分の計画を台無しにされてまう。ところどころ邪魔が入って、それがヘイルの仕業だと知った時の、冷静でありながらも内心はらわた煮えくりかえってんだろうなという感じの表情がよろしい。

てなことで、ジョン・ウーぽさはあまり感じないアクションだが、それなりに楽しめる。

ツッコミどころも

ただし、さすがのジョン・ウー監督作だけあって、ツッコミどころもかなりある。

例えば冒頭、ディーキンス(トラヴォルタ)とヘイルのボクシングシーン。あれ、ヘッドギアなしでヘイルはボッコボコにされてるけどヤバいだろ。普通はもっとグロッキーになるはずだし、審判いたら絶対ストップかかってTKOだよ。試合後にヘイルは鏡を見てるけど、傷一つついていない。どんな耐久力だよ。ディーキンスのパンチはよっぽど軽いんだろうか(笑)。

あと、国防長官の部下の、若い兄ちゃん。あの人は思わせぶりに登場したものの、そんなに役に立ってないような。ところどころ顔を出しては来るものの、けっきょくいても居なくてもどっちでもよかった気がする(笑)。

もう一つ、ヘイルを支援してくれる大佐、クライマックス近くでヘリコプターから援護射撃してくれるんだけど、敵に狙い撃ちされて死んでまう。気の毒。それはいいんだけど、その後、このヘリコのパイロット、山にぶつかってまうのだ。どんだけよそ見運転してたんだよ、気付くだろ、あれ(笑)。

そして最後、核弾頭のコードを解除して列車から脱出したヘイル。しかし、核弾頭は列車内に残ったままだ。その列車が大爆破してまう。あれ、ぜったい核弾頭にも火がうつって爆発すると思うんだけどなぁ。耐熱性はとうぜん高いんだろうけど、でもあの爆発で無事ってのはなんだかなぁ。そういうもんなんだろうか。

ついでに、ディーキンスは核弾頭の起爆装置を着けたり解除したりしまくってたけど、あんな便利なリモコンでコントロールできちゃうお手軽ミサイルってやばくないかね。

まぁ上記のようなことも込みで楽しめる内容だ。昔は地上波の洋画劇場でよくやってたよね。ちなみに、俺はいつもこの作品とジェフ・ブリッジス主演の『ブローンアウェイ』が、どっちがどっちか混同しちゃうのである。実は今回も『ブローンアウェイ』だと思ってアマゾンでレンタルしたんだが、『ブロークンアロー』だったのである。中身も役者も全然違うのに、なぜかいつも間違えるのだ(笑)。

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