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映画 バトルロワイアル ネタバレ感想 深作欣二監督のバイオレンス青春作品

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バトル・ロワイアル

深作欣二監督の遺作となったバイオレンス青春アクション。公開当時、社会的に物議を醸したような記憶がある。まぁ少年少女が殺し合う話だからなぁ。とは言え、別に暴力を肯定している作品ではない。ネタバレあり。

―2000年公開 日 113分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:新法の下、無人島で殺し合いをさせられることになった中学生たちの混乱と、やがてそこから生まれる生きる力を、メッセージ色豊かに描いたバイオレンス・アクション。監督は「おもちゃ」の深作欣二。高見広春による同名小説を、深作健太が脚色。撮影を「菊次郎の夏」の柳島克己が担当している。主演は、「仮面学園」の藤原竜也と「風を見た少年」の前田亜希、「御法度」のビートたけし。第24回日本アカデミー賞最優秀編集賞、第74回キネマ旬報日本映画ベストテン第5位、第43回ブルーリボン賞作品賞、新人賞(藤原竜也)受賞作品。(KINENOTE)

あらすじ:新世紀の初め、ひとつの国が崩壊した。自信を失くし子供たちを恐れた大人たちは、やがてある法案を可決、施行する。それが、新世紀教育改革法、通称”BR法“だ。年に一度、全国の中学校の中から1クラスが選ばれ、コンピュータ管理された脱出不可能な無人島で、制限時間の3日の間に最後のひとりになるまで殺し合いをする法律である。そして、今回それに選ばれたのは岩城学園中学3年B組の生徒たちだった。元担任・キタノの指導の下、食料と武器がそれぞれに渡されゲームが開始。極限状態に追い込まれた生徒たちは、様々な行動に出る。昨日までの友人を殺害する者、諦めて愛する人と死を選ぶ者、力を合わせて事態を回避しようとする者。そんな中、生徒のひとりである七原秋也は、同じ孤児院で育った親友・国信慶時がほのかな想いを寄せていた中川典子を守る為、武器を取ることを決意。当て馬としてゲームに参加した転校生の川田と共に島から脱出しようとする。そして、3日目。生き残った七原と中川は、キタノを倒し島からの脱出に成功する。だが、法律を破り指名手配犯となったふたりには、尚も走り続けなければならない運命が待っていた。(KINENOTE)

監督:深作欣二
出演:藤原竜也/前田亜季/ビートたけし/山本太郎/安藤政信/柴咲コウ/栗山千明/塚本高史/高岡蒼佑/宮村優子
出演(声):前田愛

ネタバレ感想

日本の映画監督で暴力映画撮らせたら右に出るものはいないくらい暴力映画をたくさん撮っていた深作先生は、何でこの物語を映画化したんだろうか。初鑑賞した20代の頃は、単なる青春娯楽、殺し合い作品として鑑賞していたが、後々に見返してみるにけっこうメッセージ性の強い作品なんだなぁと思った。

ラストで「走れ」と鑑賞者に呼び掛けているが、あれはどういうことだろうか。若者たちに向かって、社会に潰されずに戦えって呼びかけている? まぁいずれにせよ、血みどろの暴力的内容でありながら、描かれている内容は青春真っただ中の少年少女たちの群像劇みたいな感じ。

そこに暴力が入ってくるので、それぞれのキャラが選択する行動によって、各人の性格みたいのがよく伝わってくる。積極的に殺しに参加する者、逃げるだけの者、仲間に呼びかけて殺し合いをやめようとする者、状況に悲観して自殺する者ーーなどなど。

個人的には、藤原竜也の演技があんまり好きじゃないのと、彼のキャラクターの善人モテモテぶりがいけ好かないので、素晴らしい作品とは思ってないんだけども、今回鑑賞してみたら、これは教師、キタノの大人としての破滅的成長物語と観られなくもないと思った。

ラストで彼は自分の娘に啖呵を切って死ぬ。これまでの鑑賞ではビートたけしの強面キャライメージに引きずられてキタノを観ていたが、今回気付いたのは、彼は強面でもなんでもない、冴えない中年教師だったのである。生徒から相手にされず、家族にも疎まれているダメ親父。それが今回のゲームのボスキャラになることで、自分のストレスを発散しつつ、自己の内面をむき出しにして生きるようになる。そして、父親の存在意義を感じてくれていない娘に対して、あのようがセリフを吐いて最期を迎える。彼はあの一言を娘に言えただけでも、マシな一生を送ったのかもしれない。

深作監督作品は仁義なきシリーズと、『いつかギラギラする日』くらいしか観られていないので、他の作品も観てみようかな。

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