AWAKE/アウェイク
―2021年配信 米 96分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:アウェイクは、マーク・ラソがジョセフ・ラソと一緒に書いた脚本から監督された、次のアメリカのサイエンスフィクションアクション映画です。(wikipedia英語)
あらすじ:地球を襲った異変により、人類の眠りにつく能力が奪われてしまう。たちまちカオスと化した世界で、つらい過去を持つ元兵士は愛する家族を救うために奔走する(Netflix)
監督:マーク・ラソ
出演:ジーナ・ロドリゲス/アリアナ・グリーンブラット/フランシス・フィッシャー/ジェニファー・ジェイソン・リー/バリー・ペッパー
ネタバレ感想
ネットフリックスで配信してたので鑑賞。人間が眠れなくなっちゃうっていう話は、このブログでも紹介した『インベージョン』なんかもそんな設定だったなぁ。あと、電磁波云々ってのは、これまた紹介済みの、『フィフスウェイブ』を思い出す。
この作品でなんで人が眠れなくなっちまうかというと、少佐の推測によれば、「太陽コロナがあーだこうだーしたから」らしい。そんな説明されてもよくわからんし、説明したことになってないわな(笑)。
話自体はそこそこ緊迫感があって、最後まで興味深くみられるけども、主人公が暗い過去を背負ってるって設定があまり意味がなかったように思う。砂漠で拷問云々ーーて話からすると、『ザ・レポート』で描かれた、CIAの悪名高い尋問プログラムと関係あるのかなーとか思うんだけど、その辺の掘り下げはない。
あとは、夫も軍人で戦地で死んだらしいけど、どうして義母に子どもを預けてて、しかも、裁判で親権を取られちゃってるのかなどが、よくわからん。PTSDにでもなっちまってたんだろうか。
あの牧師とかもようわからん。ただ、人々が狂信的になっていく様はわからんでもないし、恐ろしい。人間って眠らないとあそこまで狂暴になっちまうんですな。
というのはいいとして、主人公たちが拠点に向かう道中で見る、裸で突っ立っている集団とか、夜中に人を宙吊りにしてる輩たちは、なんでああなっちゃうのか、その辺もそういうシーンをいれただけで、なんだかよくわからん。
あと、主人公が薬を売人に売ってたのは金のため? 途中で一緒に行動をすることになる囚人の扱いも適当すぎて、なんだったのかよくわからない。
そういう中途半端さを解消しきらずに、兄妹が協力して、死にそうになってる主人公を救うラスト。症状を改善するためには仮死状態にして復活させればいいーーという何とも拍子抜けな終わり方。
尺が短いのはいいんだけども、細部が適当すぎて「?」がいっぱいすぎ。不満が残る内容だったなぁ。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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