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映画 ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男 ネタバレ感想

ヒトラーを殺し、その後ビックフットを殺した男
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ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男

 

―2018年製作 米 98分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:サム・エリオット主演の奇想天外なアドベンチャー。かつてヒトラーを暗殺した伝説のナチハンター、カルヴィンに、FBIが未確認生物ビッグフットの殲滅を依頼してくる。心の奥に眠るハンティングへの渇望を蘇らせたカルヴィンは、過酷なミッションに挑む。共演は「ホビット 決戦のゆくえ」のエイダン・ターナー、「スーサイド・ライブ」のケイトリン・フィッツジェラルド。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2020』にて上映。(KINNOETE)

あらすじ:軍人を引退し、愛犬と共に穏やかな老後を送るカルヴィン(サム・エリオット)の前にFBI捜査官が現れる。カルヴィンは、かつてアドルフ・ヒトラーを暗殺した伝説のナチハンターだった。FBIの要件は、“人間に感染する恐ろしい病原菌を持つ、ビッグフットを殲滅してほしい”という極秘任務の依頼だった。引退後、心の奥底に燻っていたハンティングへの渇望を再び湧き上がらせたカルヴィンは、銃を背負い、ナイフを片手に、史上最も過酷なミッションに挑む……。(KINNOETE)

監督・脚本:バート・クシコウスキ
出演:サム・エリオット/エイダン・ターナー/ケイトリン・フィッツジェラルド/ラリー・ミラー/ロン・リヴィングストン

ネタバレ感想

超適当なあらすじ

元軍人のカルヴィン爺さんは、今は田舎町で愛犬と一緒に細々とした暮らしをしている。第二次世界大戦中、彼はレジスタンスの協力を得てナチスの本部に潜入。ヒトラーを暗殺した過去を持つ。その事実はドイツによって隠蔽されていたが、彼はアメリカでは知る人ぞ知る、伝説の男なのだ。

彼はヒトラー暗殺の任務を遂行するために、愛した恋人と添い遂げることもできず、そしてヒトラーとはいえ人を殺したことを悔いており、さらにはその大業を成し遂げたが、それで戦争を止めることができなかったことにも悔恨の情を持っているらしい。どうも、自分のやったことは無意味だったーーみたいな感覚を持ってたみたい。

で、今は過去の栄光にすがることもせず、隠居生活をしているわけだが、ある日、FBIが彼のことを訪ねてくる。なんでも、カナダのほうで、ビッグフットによる被害が蔓延しているのだそうだ。そのUМAは致死性の高いウィルスを持っているらしく、自分は感染しないものの、森に生きる生物たちを死に至らしめているらしい。隔離を破って人里に降りてくると、人類全滅の危機すらある。FBIはそのビッグフットの暗殺を、カルヴィンに依頼するために訪ねてきたのだ。なぜなら、カルヴィンにはウイルスの抗体があるから。そして、暗殺と追跡のエキスパートだから。

ビッグフットは80㎞四方を囲った森の中に隔離していて、仮にカルヴィンが任務に失敗したら、そこは核兵器によって根絶やしにされる計画だという。かくして、カルヴィンはまたしても人類の存亡をかけた戦いに身を投じることになった。果たして、いったいどうなってしまうのかというのが、超適当なあらすじ。

不思議な作品

すげぇインパクトのあるタイトルで気になってた作品がアマゾンプライムで配信されていたので鑑賞。B級臭が強烈に漂ってくるタイトルだけども、どうも事前に調べた感じではB級全開って感じの内容でもなく、鑑賞してみたら、確かにB級っていう感じの内容ではなかった。しかし、では何だったんかというと、よくわからん不思議な作品でしたな。

B級的な突っ込みどころはある。まずは、ビッグフットが大して強くない(笑)。巨体とはいえ、2メートルそこらって感じだし、怪力具合もなんかほとほどで、カルヴィンが老体にムチ打って頑張るとそこそこ戦えてしまうくらいのパワーなのだ。なんだかそこは拍子抜け。

ほかの軍人たちも完全そうなウィルスに対する防護服を着てるんだから、その装備で大群で追い詰めれば感染は防げそうだし、多勢に無勢でビッグフットを仕留められると思うんだけどな。でもそれはしないでカルヴィンに狩りを依頼するのはなぜなのか。まぁそこはいいとしても、しかしまぁ、有能な軍人だったカルヴィンは老体ながらもすごい耐久力の持ち主ではある。だって、小指が折れちゃってるのに、断崖絶壁をクライミングしちゃうから。さすがに無理だろ(笑)。

とかいろいろ突っ込みたいところはあるけども、カルヴィンは見事にビッグフットを殺し、死んだかと思わせておいて、最後は肉親の弟と、彼に預けていた愛犬のもとに帰ってくる。

単にそれだけの話なんだけど、回想シーンを入れ込んで、物語を複雑にしてみたり、レジスタンスのリーダーに意味深な予言セリフ言わせてみたり。彼の大事にしていた箱の中身はなんなのかとか、その辺の事情が明かされることがないので、なんだか文芸的というか、アーティスティックな香りもしてくる作品であった。そういう雰囲気になるのを狙っただけで、実際、何もない作品なのかもしらんけど。

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