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映画 リクシャー ネタバレ感想 ムンバイの殺人男のモキュメンタリー

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リクシャー

―2016年製作 印 97分―

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あらすじ・スタッフとキャスト

あらすじ:これはただのドキュメンタリーのはずだった。ムンバイの素朴な人力車運転手の日常をただ追うつもりが、心に潜む闇の深淵へと引きずり込まれる恐ろしい展開に。(NETFLIX

監督・脚本:ロヒット・ミッタル
出演:アジャイ・ミシュラ/サニー・バネルジー/ロンジニ・チャクロボーティ

ネタバレ感想

今年の夏休みはインド旅行をした。特に何が心に残ったってわけでもないけども、帰国してから思い返すに、なかなかいい国だったなと感じた。もう一度行ってみてもいいなと思ったのだ。何でなのかはよくわからない。よく言われるように、人生観が変わったわけでもないし。

バラナシとかは衛生的にも決して良い環境ではなかったんだけど、それでもいいと思ったのだ。

だから、帰国してから何となくインド映画が観たいと思った。でも、俺はインドの娯楽映画にはさほど心動かされることがなく、『バーフバリ』のシリーズも全然楽しめなかったので、ではどんな映画を観るかと考えたとき、社会派な内容とか、伝記映画なら楽しめるのではないかと思っていたところ、ネットフリックスでこの作品を見つけた。

という、他人にとってはどうでもいい前置きを経て感想。

この映画はドキュメンタリーの手法をとったモキュメンタリ―作品だ。ある地方から金を稼ぐためにムンバイにやってきた30歳くらいの男(名前忘れた)。彼は三輪タクシー、リクシャーのドライバーだ。それで日銭を稼ぎ、夜は娼婦の女性をリクシャーに乗せてポン引きのような副業をしている。

彼はいろいろと日々の生活に悶々としていたようだ。そしてどういう経緯かわからんけども、ある撮影クルーに声をかけられ、自分の生活を撮影したドキュメンタリー作品に出演している。で、彼の日常をクルーが追っていたところ、その異常性が少しずつあらわになっていき…。

ネタバレすると、主人公は娼婦の女性に惚れているんだけど、金もないし独善的というか手前勝手な性格なせいなのか、彼女からまったく相手にされていない。リクシャーの稼ぎはそれほどでもない。…の割に、嫌な客もいるし、つまらない仕事だ。たまに母親が訪ねてきては、結婚しろとうるさく言うが、それができるなら苦労はない。母との関係もよろしくない。

彼は暇な夜は、廃校になった小学校で一人、ビールを飲んで煙草を吸って踊ったりしているらしい。そんな日常が描かれる。だがある日、リクシャーに乗せた客と口論になり、暴力を振るわれる。地方から出てきた彼をののしる客。どうやら都市の人間から見るに、田舎から出てきた人間に対しては偏見というか差別意識があるらしい。それで、客は主人公に暴力をふるうのだ。

されるがままだった主人公はある瞬間に激高し、反撃を加え、男を殺してしまう。その一部始終をカメラはとらえた。しかし、主人公はさほど動揺はしていない。で、いろいろあって彼は、惚れてる娼婦に報酬を払わない男を殺し、さらにはその娼婦を殺し、警察に出頭すべきと説教してきた撮影クルーも最終的に殺すのである。おしまい。

というのが適当すぎるあらすじなんだけど、何なんだろうこの作品。よくわからない。主人公があのような狂気に至る背景がきちんと説明されているように思えないので、なんだかよくわからないのだ。彼はどうやら、ムンバイに出稼ぎに来る以前から人殺しをしていたようだ。だから、そうした狂気を行動に移すのも、日常生活の延長であるらしい。でもやっぱり、彼がどうしてそういう人間になってしまったのかは、よくわからない。撮影クルーも、なぜ彼を撮影対象に選んだのか、よくわからない。

唯一いいと思ったのは、単なる興味本位で彼を撮影しようとしたクルーを、ラストできっちりと葬ってやったところくらいか。主人公はかなりのクズ人間だが、彼とは別の意味でのクズ人間がこの作品にはけっこう登場していて、それは普通の常識的な人間たちだ。中でも一番登場回数の多いクルーたちは、かなりマスコミ的クズであり、殺されちまってザマみろと思ったのである。俺もかなりイカレてるのかな(笑)。

この作品はネットフリックスで鑑賞できます。

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