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映画 アナコンダ2 ネタバレ感想 ラストまで結構面白い

映画 アナコンダ2
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アナコンダ2

金儲けのためにある花を手に入れようとボルネオのジャングルに向かったチームが、無数のアナコンダに襲われつつジタバタする話。あまり期待しないで鑑賞したら、最後まで楽しめた。ネタバレあり。

―2005年公開 米 97分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:巨大蛇“アナコンダ”の恐怖を描いたモンスター・パニック・ホラーの続編。幻の蘭を求めてボルネオの密林奥地へと分け入る科学者たちが、複数のアナコンダに襲われる。監督は「ホワイトハウスの陰謀」のドワイト・リトル。(KINENOTE)

あらすじ:インドネシア・ボルネオの密林地帯。猛獣をハントしようと隙を伺う現地人が、動物たちが不穏に騒ぎだす中、水中で『それ』に襲われる。瞬く間の惨劇。そして静寂…。一方、ニューヨークにある研究所で働く科学者チームはある“花”をめぐって色めき立っていた。それは、ボルネオの奥地に、7年に一度、2週間だけ咲くという希少な花“ブラッド・オーキッド”だった。その血清成分は細胞の老化防止に劇的な効能があることが実証されたのだ。コスメや医薬品として商品化すれば、まさにバイアグラ以上に世界を席巻することは確実だ。しかし、あと1週間で花は咲き終わり、次に咲くのは7年後…。彼らは会社の利益と自らのキャリアアップを図るため、現地ボルネオに“ブラッド・オーキッド”採取に向かう。ボルネオに着いたリーダー格のバイロン医師(マシュー・マースデン)、女性科学者の2人、サム(カディ・ストリックランド)、ゲイル(サリー・リチャードソン=ホイットフィールド)、そして“コンピューターおたく”のバリス(ユージン・バード)、さらにダグラス医師 (ニコラス・ゴンザレス)は、さっそくトラブルに見舞われる。上流に向かう船の手配に誤算が生じてしまい、急遽現地調達することになるが、、雨季には船を貸さないのがこの地区の常識だった。船を出してくれそうなのは、現地で船上暮らしをし、酒とバクチの借金まみれで、いわくありげな過去を持つ素性の良くないジョンソン(ジョニー・メスナー)だけだった。一行は、足元を見られ5万ドルの報酬をふっかけられ、おまけにその船ブラディメリー号はかなりのポンコツだった。さらに船にはジョンソンの飼っているいたずら好きのサルのコングがおり、女性陣を手荒く歓迎した。こうして、早くも不吉な前兆に見舞わながらも一行の船は上流へと向かってゆく……(以下略)。(KINENOTE)

監督:ドワイト・リトル
出演:ジョニー・メッスナー/ケイディー・ストリックランド/マシュー・マースデン/モーリス・チェスナット/カール・ユーン/サリー・リチャードソン/ユージン・バード/ニコラス・ゴンザレス/アンディ・アンダーソン

ネタバレ感想

1作目は地上波で昔々に観た覚えがあるが、まったく内容が記憶にない状態で鑑賞。まぁでも、こういうシリーズもんは前作との関連なんてないケースが多いし、本作もそんな感じだったので全然問題なく観られた。確か前作はジェニファー・ロペスとかアイスキューブなんかが主演で役者がけっこう豪華だったような覚えがある。

ともかく、ネットフリックスで配信が始まったので鑑賞してみた。1作目と比較すると役者陣は地味な感じ。だけど、ほぼ全員、どっかで見たことある人だなぁと、それぞれ調べてみたら、俺が見た他作品の中で、どの人もチョイ役で出ている人たちだった。

そんな感じの脇役俳優たちが集まったこの作品。結論から言うと、最後まで楽しめた。これは嬉しい誤算である。面白いのは、主演陣たちが脇役俳優ということもあってか(ゴメン)、最後のほうまで誰が主人公なのかよくわからんのである。おそらく、船長のジョンソンか女性科学者のサムだったんだろうなと思われる。ラストまで生き残るし、最後は恋仲っぽくなっていたからだ。

こういうB級モンスターパニックだと登場人物の掘り下げが少ないために、キャラの特徴がわからないケースが多いんだけども、本作は、主な人物たちは分かりやすくそれぞれのキャラを描き分けているし、彼ら彼女らの絡みにも不自然さがないので、例えば前述したように船長とサムが恋仲っぽくなることにも違和感がない。そういうのが説明的なことをせずに鑑賞者に分かるようになっているのであるから、なかなかよくできた作品とも言える。

ただ、最初に犠牲になるドクターと、現地人のトランと、投資家みたいな兄ちゃんは、殺され要員みたいな感があって気の毒(笑)。ドクターはサムを口説きたがるナンパなキャラ設定だったが、冒険が進むにつれて男として成長しつつ、サムをかばって死ぬとかそういう展開になるのかなと思っていたら、ナンパキャラのまま死亡(笑)。

現地人のトランはほぼ役立たずな喚きキャラのIT担当を助けるために死亡。彼はけっこうイイ奴だし頼りになるので、ある意味ではそれが死亡フラグになっていたような。一方の、助けられるキャラは『ディープブルー』でいうところのLLクールJが演じてたコックのようなもんなんだが、あのコックほどに役立つこともなく、いてもいなくても良かったと思うんだが、ムードメーカーおよびいじられキャラとして助かったという印象は否めない(笑)。

でもなぁ、その役柄ってコングとかいうサルにやらせておけば充分だったような気もする。要するに、笑わせ癒しキャラだった、『ディープブルー』のコックのような役割は果たせてないのである。で、投資家の兄ちゃんの存在意義は、腹黒男のバイロンの人非人ぶりを強調するところにしかない(笑)

というのは別に文句を言っているわけではなく、その辺も含めて楽しめる作品であった。

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