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映画 アースフォールJIUJITSU ネタバレ感想 ひどいしつまらないSFアクション

アースフォールJIUJITSU
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アース・フォールJIUJITSU

6年に1度、彗星とともに地球へやってくる戦闘狂宇宙人を迎え撃つ、選ばれた9人の格闘家たち。彼らは異星人を倒せるのか。ニコラスケイジやトニージャー、フランクグリロらが出ていて、そこそこのアクションを見せるけども全然面白くない珍作。ネタバレあり。

―2021年公開 米 102分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:フランク・グリロ、ニコラス・ケイジ、トニー・ジャーらが顔を揃えたSFアクション。米軍諜報部から連れ去られた記憶喪失の男。ワイリーやその仲間の元に連れていかれた彼は、人類の存亡を賭け、彗星とともに現れた超好戦型エイリアンとの決戦に挑む。監督は「キックボクサー ザ・リベンジ」のディミトリ・ロゴセティス。(KINENOTE)

あらすじ:米軍諜報部から記憶喪失の男(アラン・ムーシ)が連れ去られる。犯人のケウン(トニー・ジャー)は、銃撃をものともせず、米兵を鮮やかに倒して姿を消した。ケウンの仲間たちの元に導かれる男。そこには、カルメン(ジュージュー・チャン)、ハリガン(フランク・グリロ)、そしてワイリー(ニコラス・ケイジ)たちがいた。ワイリーは、彗星とともに超好戦型のエイリアンが現れ、人類に闘いを挑んできたと男に告げる。迎え撃つのは、人類最強の9人。ここからの逃亡は、人類の滅亡を意味していた。男たちは、諜報部の激しい追跡をかわしながら、エイリアンとの決戦に挑む……。(KIENOTE)

監督・脚本:ディミトリ・ロゴセティス
出演:ニコラス・ケイジ/トニー・ジャー/フランク・グリロ/アラン・ムーシ/マリー・アヴゲロプロス/ジュジュ・チャン/リック・ユーン

ネタバレ感想

プレデターやりたかったんだろうね

公開時は完全にスルーしてた作品。俺の好きなニコケイが出てて、さらにはトニージャーもいて、フランクグリロまで出てるってのは分かっていたけど。なぜなら、クソつまらそうだったから(笑)。

今回、アマゾンプライムで配信されたので鑑賞してみた。そしたら、期待を裏切らないつまらなさだったなぁ。この製作者は『プレデター』と『エイリアンVSプレデター』のシリーズに、『モータルコンバット』も混ぜたような何かを作りたかったんだと思う。

それらの要素がうまいこと融合して昇華されてたらスゴイ作品になっただろうが、完全に失敗しちゃってるようにしか見えなかったな。

アクションシーンはトニージャーなんかはそこそこ魅せてくれるし、ニコケイはそれなりに重要な役どころで出てくるんだが、フランクグリロは彼の持ち味を出さずに死んじまうので、なんでこんな作品に出たんだろうか。ニコケイとかと共演したかったんかなぁ。

記憶喪失設定がイラつく

主役とおぼしき人が最初は記憶喪失になってるせいで、物語の全容がうまく掴めないまま、アクションシーンが挿入されてくるところなんかに、イライラしちゃう。

鑑賞者の興味を引くために、序盤で主人公を記憶喪失にしてるのかもしれないが、それが逆に作用しちゃってるように見えちゃうのはなんでなんだろうか。

そうした謎の部分は我慢して見続けているとだいたい理解ができるようになっているので、それはそれでいいんだけども、そもそもやっぱり、記憶喪失にする必要があったのかどうかが疑問でもある。

柔術ではなくJIUJITSU

てなことで、突っ込みどころ満載の今作品。そもそも、このエイリアンはプレデターみたいな戦闘狂で、昔、地球人たちに自分たちの格闘術、JIUJITSUを伝授したらしい。このJIUJITSUてのは、剣術や棒術やらヌンチャクやら手裏剣やらいろいろの武器も使える格闘術らしく、日本起源の柔術とは異なるようだ。

それらを地球人に伝授しといて、その手練れたちを上回る力で地球人を蹂躙したろうというお遊びをしているのが、今作のエイリアンなんである。しかも、そのお遊びの周期が6年に1度とけっこうな頻度で、オリンピックよりは期間が長いとはいえ、かなり遊び好きな印象(笑)。

支離滅裂な対エイリアン戦略

地球人側はこのゲームを拒否すると、滅亡させられてしまうということだったみたい。ところが、今作の6年前、戦士の一人だったニコケイは敵前逃亡してしまって、このエイリアンと戦ってないのだ。

てことは、この時点で地球は滅亡させられてそうなもんだが、なぜかそうはなってない。他の戦士たちが勇敢に戦ったからだろうか。エイリアンは誇りをもって戦わない奴に対しては戦士と認めない奴らしい。

しかし、ニコケイのような例もあるわけだから、仮に選ばれた戦士全員が戦わずにいても地球滅亡に着手しないなら、今回の戦いでも地球側の人間はそれをすればよかったんではないか。一人だけ犠牲になってもらえばいいわけで、ダメなん?

そこは不問にしておくにしても、主人公たちの作戦はグダグダで全然うまくいってない。全員で戦えばいいのに、なぜかチームを分けて行動したり、味方のピンチを助けてみたり、見捨てるような行動してたり、支離滅裂。

最終的に、アメリカ軍の手りゅう弾とか使って倒すなら、最初から銃器使って戦えばいいじゃん。わけわからん。

主人公が弱いし魅力が皆無

主人公も主人公で全然強くなくて、強者ぶりを発揮するシーンがほぼ皆無。最初のエイリアンとの戦闘で、エイリアンはこいつを一番の強者と認めたっぽいけど、なんでなんかね?

それなりにタイマンで勝負できてたのって、こいつではなく、アメリカの軍人と、禿げ頭の黒人戦士と、ニコケイとかだったと思うんだけど。主人公のどこに、強者要素を見出したのか、目が節穴なんじゃないか? 主人公は、エイリアンどころか普通にアメリカの軍人にも不意打ちで気絶させられちゃってるしね。

しかも薄情な奴で、そこそこ世話を焼いてくれていた、女性の軍人と一緒にいたときにエイリアンに襲われるシーンで、彼女がやられてるのに、自分が窮地を脱したら助けに行ってやらない鬼畜野郎。

窮地を脱した先にはニコケイがいて、そこで彼との会話と格闘が唐突に始まったことで、軍人の女性の存在はなきものにされて、彼女はその後どうなったのかよくわかんない。けっこうキレイな役者さんだったのに、実にもったいない。

で、主人公はその女性の存在は完全に忘れて、選ばれた戦士の中の一人に恋人がいたようで、彼女とイチャイチャしてる始末だからね。まったく魅力がない男を中心に物語を進めちゃったら、そりゃ面白くない作品になっちまうわな。

ということで、突っ込みどころ満載でクソつまらない内容だったなぁ。ニコケイ出演の昨今のクソ作品の中でも、彼が主人公ではないことも相まって、まったく擁護のしようもない感想になってしまった。

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