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映画 ヤングガン ネタバレ感想

ヤングガン
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ヤングガン(1988)

英国人紳士に生き方を教えられていたならず者の若者たちが、師を殺した敵対グループに喧嘩を売る西部劇。ビリーザキッドの独断に仲間が迷惑してるだけにしか見えない、そこそこ楽しめる娯楽作品。ネタバレあり。

―1988年公開 米 107分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:<リンカン郡の戦い>周辺の、ビリー・ザ・キッドと彼の仲間たちの姿を描く。製作はジョー・ロスとクリストファー・ケイン、監督は「暴力教室 ’88のクリストファー・ケイン、脚本は「クロスロード」のジョン・フスコ、撮影は「マッドマックス サンダードーム」のディーン・セムラー、音楽はアンソニー・マリネッリとブライアン・バンクスが担当。出演は「ウイズダム 夢のかけら」のエミリオ・エステヴェス、「再会の街 ブライトライツ・ビッグシティ」のキーファー・サザーランド、「ラ・バンバ」のルー・ダイアモンド・フィリップス、「ハートビートで追いかけて」のチャーリー・シーンほか。(KINENOTE)

あらすじ:1878年、ニューメキシコ州リンカン郡は2つの勢力が対立し緊張の色を濃くしていた。そんなある日、その一方の勢力であるジョン・タンストール(テレンス・スタンプ)という英国人紳士が、彼の雇うヤングガンの1人であるドク(キーファー・サザーランド)とよばれる若者とともに町へやってきた時、散弾銃の銃声とともに数十人の男たちに追われる若者と出会い、彼を救ってやる。この若者ウィリアム・H・ボニー(エミリオ・エステヴェス)こそ、後のビリー・ザ・キッドである。タンストールの牧場でビリーはスティーヴ(ダーモット・マルロニー)、チャーリー(ケーシー・シマスコ)、ブリュワー(チャーリー・シーン)、チャヴェス(ルー・ダイアモンド・フィリップス)たちと出会い、タンストールの指導のもと、次第にビリーも彼ら同様、立派なヤングガンへと成長してゆく。しかし、もう一方の勢力であるマーフィ(ジャック・パランス)一味の陰謀により、タンストールが惨殺され彼らの運命は一転する。彼の友人であった弁護士マクスウィン(テリー・オクィン)の尽力により、保安官代行となった彼らは犯人逮捕へ向かうが、ビリーの独断によってその1人を撃ち殺してしまい、一大銃撃戦となってしまう。その結果、逆にヤングガンたちに賞金がかかり追われる立場になってしまう。マーフィ一味への復讐を誓ったヤングガンたちも、ブリュワーが殺し屋に銃殺され、長い逃亡生活の疲れもあり次第に一同の意気は消沈してゆく。そんな最中ヤングガンたちは、保安官ギャレット(パトリック・ウエイン)からマクスウィン夫婦の命が危ないという情報を手に入れ、彼らを救出に向かうが、それはヤングガンたちを陥れるための罠だった。マクスウィン家に到着するや、ヤングガンたちは、マーフィ一味に屋敷を包囲される。軍隊も繰り出され絶体絶命のそんな時、チャヴェスの機転で、ビリーとドク、そしてチャヴェスだけが命からがら包囲陣からの脱出に成功した。そして逃亡のきわ、ビリーはマーフィに向けて復讐の銃を放つのだった。(KINENOTE)

監督:クリストファー・ケイン
出演:エミリオ・エステヴェス/キーファー・サザーランド/ルー・ダイアモンド・フィリップス/チャーリー・シーン/ダーモット・マローニー/ケーシー・シマスコー/テレンス・スタンプ/ジャック・パランス/ブライアン・キース/パトリック・ウェイン Pat_Garrett

ネタバレ感想

U-nextで見つけて鑑賞。80年代後半の作品。10代の頃に何らかの形で見ていたような気もするが、内容はすべて忘れていたのであらためて鑑賞してみた。エミリオエステベスとチャーリーシーンが共演してる作品ってのはこれだけかね? 兄弟のどちらも最近はパッとしないよねぇ。特にお騒がせ人間の後者にはもっといろいろな意味で活躍してもらいたいんだが。

その他にもルーダイアモンドフィリップスとかキーファーサザーランドの若い頃の活躍が拝める。公開当時はけっこう人気を博したらしく、続編もあるみたい。

で、鑑賞してみての感想なんだけども、まぁ娯楽作品としては楽しめるが、そんなに心に残るほどの何かはないんだよなぁ。せっかく主演陣が豪華なのに、チャーリーシーンとか途中でサッサと死んじまって退場しちゃうし。

簡単に言えば、師を殺された若者たちが仇を討つ話なわけで、内容としてはありがち。その話を実在したビリーザキッドの活躍を下敷きにして描くという。そん中で、多勢に無勢の相手に対して仲間たちの絆の力で抵抗して、戦いに勝利してしまうというドラマ的展開。実にありがちだ。このラストの戦いの部分で、全員が死んで散っていくのが『ワイルドバンチ』なわけだが、そうした悲壮感もなく、主人公側が生き延びちゃうところが娯楽ヨリな内容と言えそうだ。

ありがちでもハッピーエンドでも別にいいんだけど、仲間たちの絆によって勝利を手に入れるという部分に正直無理やりさしか感じないんだよなぁ。だって、ビリーザキッドって嫌な奴じゃん? あとからグループに入ってきた割に偉そうだし、それなりに実力があって頭も切れるからボス面するようになり、チャーリーシーンと対立する感じになっちゃうのはしょうがないにしても、独断専行が多すぎて、そのたびに仲間が危機に陥っちゃって、そもそもの話の発端となる師が殺されちゃう事件以外は、ビリーザキッドの勝手な行動でみんなが迷惑しちゃってるだけのようにしか見えない。

であるから、いろいろありながらも仲間たちが最後にコイツと一緒に戦うことを決めることにしたのがどうしてなのか、俺にはようわからんかったなぁ。

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