ワンダーウーマン1984
第一次大戦時から時代を1984年にうつして、女戦士ワンダーウーマンの活躍が描かれるシリーズ2作目。何でも願いが叶っちゃう石を手にしたインチキ実業家のせいで、混乱に陥った世界をワンダーウーマンは救えるのか。ネタバレあり。
―2020年公開 米 151分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:最強の女戦士の活躍を描くアクション「ワンダーウーマン」(2017)の続編。スミソニアン博物館で働くダイアナには、ワンダーウーマンという別の顔があった。実業家マックスの陰謀と正体不明の敵チーターを前に、ワンダーウーマンは絶体絶命の危機に陥る。監督は前作に引き続き、「モンスター」のパティ・ジェンキンス。出演は、「ジャスティス・リーグ」のガル・ガドット、「オデッセイ」のクリステン・ウィグ、「スター・トレック」シリーズのクリス・パイン、「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロビン・ライト。(KINENOTE)
あらすじ:スミソニアン博物館で働く考古学者ダイアナ(ガル・ガドット)には、ヒーロー界最強とも言われる桁外れのスーパーパワーを秘めた戦士・ワンダーウーマンというもう一つの顔があった。1984年、人々の欲望を叶えると声高に謳う実業家マックス(ペドロ・パスカル)の巨大な陰謀と、彼女の前に立ちはだかる正体不明の敵チーター(クリステン・ウィグ)と対峙することになったワンダーウーマンは、絶体絶命のピンチに陥る。ワンダーウーマンは、たった一人で世界を崩壊から救うことはできるのか?(KINENOTE)
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット/クリステン・ウィグ/クリス・パイン/ペドロ・パスカル/コニー・ニールセン/ロビン・ライト
ネタバレ感想
相変わらずガルガドットの演じるワンダーウーマンはカッコいい
コロナ禍の中でひっそり公開されて、いつのまにか上映が終わってた印象。公開延期とかもしてたんだっけ? まぁその辺はいいとして、俺はアメコミ原作の映画はほとんど鑑賞しないんだけど、ガルガドット演じるワンダーウーマンは本当に至高の美しさだと思ってて、それも手伝って前作はけっこう楽しめた。
であるから、2作目も劇場行くんだろうなぁと思ってたけど、今回はレンタルで鑑賞することとなった。で、レンタルで十分だったなという感想。
相変わらずガルガドット演じるワンダーウーマンはカッコよい。コスチュームのエロくもイカしたデザインとか、アクションなどなど。これを観たくて鑑賞しているのだから、その辺はよかったなと思う。正直、ストーリーなんかはどうでもいいし。
とはいえ、前作に比べるとその物語展開もなんだか物足りない感じ。なんでも願いが叶う石によって、誰もが自分の望むものを手に入れられる世界が混乱に陥るというトンデモな内容で、その石を悪用する敵役のインチキ実業家との最終決戦もさして盛り上がらずに終わってしまう。
もう一人、ワンダーウーマンにあこがれてた女が彼女と同等の力を手に入れるわけだが、あの女性はワンダーウーマンのようにパワーが欲しかったというよりは、女性的な力強さとかその生きざまにあこがれてたんじゃないのかね。それが男勝り、それ以上超人的な力を手に入れて自信を持つようになるっていう設定には萎えた。それって単に力が強くなっただけじゃん。
んで、ワンダーウーマンは前作の恋人トレバーが自分の願いによって復活したはいいものの、そのせいで自身の力が落ちちゃって、ピンチになる。ではどうするのかというと、トレバーと泣く泣く決別することで元のパワーを取り戻すわけだが、なぜか空を飛ぶ能力まで手に入れちゃってて、その成長度合いにもあまり説得力を感じない。
だが、あのゴールドアーマーはダメだ!
しかも、そんなのよりも最も個人的に萎えたのは、あのパワーアップ後のゴールドアーマーですよ。あれって原作にもあるんだろうけど、ダサすぎないですか? せっかくエロカッコいい初期の衣装がなくなって黄金色のスーツで全身おおってしまったら、ガルガドットの容姿の魅力がなくなっちゃうじゃん。
実は予告など見てた時点でその辺に萎えていたので、その予想を裏切らないダサさが個人的な今作における一番の残念ポイントであった。
ちなみに、最後に出てくるゴールドアーマーの前の持ち主演じてた人って、昔ドラマ版でワンダーウーマン役やってた人だよね、たぶん。
コメント
敵役の目的がいまいちよくわかりません・・・
あの石ももっとこう科学的に説明可能な仕組みにはできないものか。チートすぎで興ざめる。
それに比べて例えばマーベルのソーさんが、地球人にとっては雷神でも、宇宙的な視点でみるとただのちょい強い異星人で、納得がいきやすい。
敵が何したいのかよくわからないし、石が何なのかもよくわからないし、あの黄金アーマーが…(笑)。自分はDCとマーベルの区別すらついてないんですが、これからもいろんなキャラの作品が作られるんでしょうね。