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映画 ヴィデオドローム ネタバレ感想

ヴィデオドローム
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ヴィデオドローム

刺激的な番組放映に燃えるケーブルテレビ局の社長が、暴力的なヴィデオの存在を知り、その映像の虜になっていき、現実と幻想の狭間で狂気に陥っていく様を描いたクローネンバーグ監督のヘンテコ作品。ネタバレあり。

―1982年製作 加 87分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:見た人の性格を変える暴力SMヴィデオによっておきる殺人を描く。製作はクロード・エロー、エグゼキュティヴ・プロデューサーはピエール・デイヴィッド、ヴィクター・ソルニッキー。監督・脚本は「デッドゾーン」のデイヴィッド・クロネンバーグ。撮影はマーク・アーウィン、音楽はハワード・ショア、特殊メイクはリック・ベイカーが担当。出演はジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリーなど。81年10月から12月にかけてトロントでロケ撮影。(KINENOTE)

あらすじ:トロントのケーブルTV局シヴィックTVでは、セックスと暴力を売り物にしたセンセーショナルな番組を放映していた。若き野心家の社長のマックス(ジェームズ・ウッズ)は、ハーラン(ピーター・ドヴォースキー)のキャッチしたSMヴィデオを見る。その後、TVの暴力性について、ラジオのDJニッキ(デボラ・ハリー)、オブリヴィオン教授(ジャック・クレリー)とTV対談を行なった。オブリヴィオン教授はTVで写ったことが真実なのだと主張する。SMヴィデオのヴィデオドロームを見たニッキは、これを放映したピッツバーグに行き出演したいという。このヴィデオを製作したのがオブリヴィオン教授と知ったマックスは、彼のところへ行き、娘のビアンカ(ソニヤ・スミッツ)から数本のテープをもらう。それを見ているうちに彼は幻覚に襲われ腹部が女陰のように裂け、そこに拳銃を突っ込んだりした。眼鏡屋のバリー・コンヴェックス社長(レス・カールソン)は彼にヴィデオドロームを使って世界を変えるのだという。新しいヴィデオドロームではニッキが殺される場面があった。ビアンカはすでにオブリヴィオン教授は死んでおり、ヴィデオドロームは非常に危険だと語った。幻覚の世界にさまようマックスはハーラン、コンヴェックスを射殺。波止場の廃船に逃げ込んだマックスはTVスクリーンに映るヴィデオドロームを見つつ拳銃を自分の頭に向けて発射する。(Wikipedia)

監督・脚本:デイヴィッド・クローネンバーグ
出演:ジェームズ・ウッズ/ソニヤ・スミッツ/デボラ・ハリー

ネタバレ感想

U-nextの配信で久しぶりに鑑賞。この頃のクローネンバーグ監督の作品って、特殊効果を使ったグロ描写がすごくて、この作品は特にそれを感じられる内容。主人公のマックスがブラウン管の中に入っていくシーンや、ヴィデオテープが肉塊みたいになってグニョグニョぐにょりと蠢く様子が描かれたり、マックスの腹がビデオの再生機みたくタテに真っ二つに裂けていく様とか、ともかくグロくてけってこうリアリティのある描写なので気持ち悪ぃ。

話しの内容は刺激を求める人間たちの変態性をからかっているようにも見えるし、過激なテレビ放映を求めるマスコミ社会を風刺しているようにも見えるし、ともかくグログロ描写を見せたいだけにも思えるし、現実と幻想の区別がつかなくなっていく男の狂気を描いているようにも見えるし、まぁいろいろなんだけど、最後まで観終わっても、よくわからんのである(笑)。

わからんからこそ、何だか監督の真意を知りたくなるんだけど、やっぱりわからんものはわからんのである。個人的にはこの監督の作品だと『ヒストリーオブバイオレンス』と『イースタンプロミス』みたいな直接的な暴力映画のほうが好き。『ザフライ』もイイんだけど、実はクローネンバーグ監督が絡んでない『ザフライ2』のほうが思い出深いんだよねぇ。関係ない話だが。

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