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映画 ドーンオブザビースト魔獣の森 ネタバレ感想 ビッグフッドVSウェンディゴ

ドーンオブザビースト
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ドーン・オブ・ザ・ビースト 魔獣の森

未確認生物の調査のため、ビッグフットの目撃情報の多い土地にやって来た学生たちが、なんだかよくわからん魔物に襲われてジタバタするバカ映画。ネタバレあり。

―2020年製作 米 82分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:真夜中の森を舞台に、人間とUMAと第三の生物が死闘を繰り広げるホラー。ビッグフットの目撃が多発する森に、大学の未確認生物学の実習チームが調査に来る。夜、ある者は死霊に取り憑かれ、ある者は謎の人喰鬼の餌食となる中、ついにビッグフットが現れる。監督は、「タイムトラベルZ」のブルース・ウェンプル。クリーチャーデザインと特殊メイクアップ効果は、「デッド・ドント・ダイ」のジャレッド・バログ。(KINENOTE)

あらすじ:アメリカ北東部某所の“ビッグフット”目撃多発地帯。1985年以降、200件の目撃情報があり、54件の行方不明と死亡事件が発生している。9月4日から10月2日は現地で“死の月”と呼ばれ、特に目撃や行方不明の発生が高まるという。その場所を大学の未確認生物学の実習チームが訪れ、山小屋を拠点に調査を開始する。しかし、そこにいたのはビッグフットだけではなかった。夜になり、ある者は死霊に取り憑かれ、ある者は謎の人喰鬼グールの餌食となり、メンバーは次々と謎の失踪を遂げていく。その修羅場に、ついにビッグフットが現れる……。(KINENOTE)

監督:ブルース・ウェンプル
出演:エイドリアン・バーク/ルジョン・ウッズ

ネタバレ感想

もちろん何の期待もせずに鑑賞。で、当然ながらちっとも面白くない作品でありました。OK! 全然よろしい。ある意味では、そういう気分を味わるためにこうした作品は存在するのであり、それを求めて鑑賞してるわけだから。

てなことで、大学生たちが実習のために訪れた先で、ビッグフットやウェンディゴに襲われてジタバタする話。どうも今回の惨劇の舞台、未確認生物を真面目に研究してる院生と教授がいて、そいつらが実習先を選んだらしいんだけど、未確認生物を学問として研究できるなんて、楽しそう。そんな学科があるなら、俺も勉強して観たかったなぁ。

でまぁ、学生たちはどこまでUMAを信じてるのか知らんけども、どうせ存在しないであろう生物を探して旅行が楽しめるわけだから、そりゃ、行きたくなっちゃうわな。どうやら単位も簡単にもらえるらしくて、それ目的で参加した女の子もいたくらいだから。この娘、けっこう頑張って冷静に物事に対処してたのに、死んじまってたのが凄い気の毒。

学生たちが訪れた土地は、ビッグフットの目撃情報が多発してて、特に年に一度、9月から10月にかけての間、行方不明者が多発する土地なんだそうだ。でも、地元の人もちゃんと生活をしてて、彼らはそうした謎の生物の存在を知っている様子で、学生らに警告をしている。

学生たちはそれを真に受けずにいるんだけども、それはそうだな。普通に考えれば。でも、この物語においては実際にそれらは存在するわけで、だったらその土地周辺を封鎖すべきだし、土地の人間たちはもっと必死になって学生たちを止めればいいのになと思ったが、そんなことはしない。しちゃったら、話が先に進まないからねぇ。

最終的に一人生き残ったクリスは、彼らに警告を与えてた雑貨店みたいなとこに勤めるオッサンが森まで迎えに来てくれて一命をとりとめるんだけども、あのオッサンののんきなこと。他にたくさん死人が出てるのに、まるで習慣に従うかのように、鼻歌まじりな感じでクリスを迎えに来るんだから、緊張感のかけらもねぇラストになっちまっていた(笑)。

この作品がややこしいのは、魔物みたいなんがいろいろ出てくるところ。ビッグフットだけでなく、ウェンディゴとかいう悪霊みたいな奴もいて、こいつにとりつかれた人間は、人を襲い始めるのだ。

しかも、ウェンディゴは、何だかよくわからん変な形をした生き物をたくさん従えてて、こいつらも襲ってくる。さらに、ウェンディゴにとりつかれたクリスの恋人も学生たちを襲ってくるんで、もうめちゃくちゃ。

でも、どうやって話に収集つけるのかってのは、けっこう予想がついちゃう。そう、ビッグフッドである。ビッグフッドはなぜかウェンディゴとその部下みたいなんと敵対してて、クライマックスでは両者が喧嘩を始めるのだ。

要するに、ビッグフットはある意味で、この土地の人間にとっては守り神なのだ(多分)。であるからクリスは死なない。他のやつらはみんな、ウェンディゴ絡みで死んでるの。

冒頭のカップルのうちの女性のほうも、ウェンディゴにやられちゃったの。彼女の恋人のエヴァンスは勘違いして、それをビッグフットの仕業と思い込んで、毎年9月にここにやってきては、仇討をしようとしてたってわけ。

しかしこのエヴァンス。仇を討つ相手を間違っているのはいいとして、毎年この時期、合計10回もここを訪れておいて、真意に気付かないってのはどうなんだろか。ラストの描写を見るに、彼もウェンディゴに操られていたっぽいが。

てなると、ウェンディゴの操りはエヴァンスのように人間として操れるパターンと、クリスの恋人みたいに、ゾンビ化した悪魔憑きみたいな姿かたちになっちゃうパターンと、目が光る変な化物みたいに操るパターンと、いろいろありすぎてメチャクチャ。

ともかく、この土地で行方不明者が多発する原因は、冒頭でビッグフットの仕業とミスリードさせておきながら、実はウェンディゴによるものだったのである。

それが話の大筋であるのに、なぜかビッグフットがクリスを殺しはしないものの襲ったりするシーンもあってビッグフッドの行動原理も支離滅裂でよくわからんかったなぁ。なんで教授だけ串刺しにされてたのかも意味不明だし。

ということで、実に面白くないところを、それなりに楽しめた。人にはおすすめはしない、珍作。

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