ツイステッド

アル中の女刑事が自分と一夜の関係を持った男が殺害されるという事件に巻き込まれ、しまいには容疑者扱いされる羽目に。彼女は危機を脱することができるのか。キャストは豪華だけど、ぜんぜん面白くないです。ネタバレあり。

―2004年公開　米　97分―

解説とあらすじ・スタッフとキャスト
ネタバレ感想
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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:自分と肉体関係を持った男が次々と殺されていく、連続殺人事件に巻き込まれた女性刑事の苦悩を描いたサスペンス。監督は「クイルズ」のフィリップ・カウフマン。撮影は「オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー」のピーター・デミング。音楽は「ハイウェイマン」のマーク・アイシャム。美術は「海辺の家」のデニス・ワシントン。編集は「クイルズ」「めぐりあう時間たち」のピーター・ボイル。衣裳は「リディック」のエレン・ミロジニック。出演は「ハイ・クライムズ」のアシュレイ・ジャド、「Ｓ.Ｗ.Ａ.Ｔ.」のサミュエル・Ｌ・ジャクソン、「コンフィデンス」のアンディ・ガルシア、「マップ・オブ・ザ・ワールド」のデイヴィッド・ストラザーン、「ロミオ・マスト・ダイ」のラッセル・ウォン、「ハンテッド」のマーク・ペルグリノほか。(KINENOTE)

あらすじ:ついに憧れのサンフランシスコ市警殺人課捜査官に昇格したジェシカ・シェパード（アシュレイ・ジャド）は、連続殺人犯として指名手配されていたカルター（リーランド・オーサー）を一人で逮捕するという好調なスタートを切る。だが新しい同僚は、ジェシカが女というだけで差別的な視線を投げ掛ける。彼女には気分転換のため、バーで男を拾い、行きずりのセックスを楽しむ習慣があった。捜査官になってから精神鑑定を要請されたジェシカだが、担当のフランク医師（デイヴィッド・ストラザーン）は、彼女の両親が25年前に殺された事件を知っていた。そんな時、水死体が発見される。それはジェシカが、少し前に寝た男だった。そして第二の殺人事件。その被害者も、ジェシカが数日一夜を共にした男。偶然では済まされない事態となり、ジェシカは同僚から犯人扱いされてしまう。新しいパートナーのマイク捜査官（アンディ・ガルシア）や、父親代わりのミルズ本部長（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）からも注意を受けた。だが第三の被害者として、やはり一度肉体関係を持ったことのある弁護士レイ（Ｄ・Ｗ・モフェット）が殺害された。第一発見者となってしまったジェシカはついに取り調べを受ける。だがやがて、彼女の血液からレイプ・ドラッグが検出され、容疑は最近彼女に接近していたマイクに向けられる。しかし犯人は、実はミルズ本部長だった。25年前にジェシカの両親を殺したのも彼だったのだ。それを知ったジェシカはミルズを追い詰め、抵抗した彼を射殺するのだった。（KINENOTE）

監督:フィリップ・カウフマン
出演:アシュレイ・ジャッド/サミュエル・Ｌ・ジャクソン/アンディ・ガルシア/デイヴィッド・ストラザーン

ネタバレ感想

アシュレイジャッドにサミュエルLジャクソン、アンディガルシア。なかなか豪華なキャスト。前に鑑賞したことあるような気がするんだけど、内容覚えてなかったので、レンタルしてあらためて観てみた。確かにこれは忘れちゃうような内容だなぁという代物で、ぜんぜん面白くなかったである。

アシュレイジャッドって、こういうテイストの作品に何作か出ているんだけども、どれも印象の薄い内容で、どれがどの作品だったか忘れちゃう。というか、どの作品も鑑賞からしばらく経てば、その内容すら忘却の彼方になるんだろうね。俺の場合は（笑）。

てなことで、似たり寄ったりな作品は記事末に紹介しておくとして、今作のこのつまらなさは何なのか。出世して希望の部署に配属されたアシュレイが張り切って仕事をしようとしたら、同僚たちは自分が女であることを理由に扱いが冷たいし、彼女は酒が好きで、飲み屋で知らない男と行きずりの関係となるのが趣味（？）らしく、そんな活動をしてたら、そういう関係になった男が次々に殺されだして、これは偶然じゃないだろみたいな雰囲気が警察内でも出てきちゃう。

尻軽で軽薄な感じが満載な彼女、どうも過去に両親を亡くしたことなどが、こうした行為の遠因になっているようだが、細かい説明はあんまりなかったので、よくわからん。

でまぁ、そのうちに彼女自身や同僚の刑事＝アンディガルシアが容疑者じゃないかと疑われだしたりするんだが、後者のガルシア容疑については、物語の展開上、そうしたかった感が出ちゃうと言うか、ミスリードさせるために無理やり彼にそうした疑惑を持たせてるような雰囲気がアリアリとでちゃってて、何とも興ざめ。こんな役のためにアンディガルシアを使う必要あったんかねぇ。

で、犯人はなんと、サミュエル扮する、アシュレイの上司だったことが判明するんだけども、何なんだそれは。ラストのほうで、得意げに真相を語るサミュエル。アシュレイの両親を殺したことまで告白しやがって、その動機も一応述べてはくれるものの、なんだよ、ただの色ボケ嫉妬親父かよ。バカなの？