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映画 エクスペンダブルズ ネタバレ感想 豪華キャストが暴れ回る面白作品

エクスペンダブルズ
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エクスペンダブルズ

スタローンが主演・監督・脚本を務め、脇を固めるのが往年のアクション俳優たちという贅沢作品。スタローンとステイサムのバディムービー的な部分もありつつ、それぞれの役者に見せ場をつくった気遣い映画でもある。ネタバレあり。

―2010年公開 米 103分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ランボー」のシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演を務めるアクション巨編。共演は「アドレナリン」のジェイソン・ステイサム、「ドラゴン・キングダム」のジェット・リー、「ユニバーサル・ソルジャー」のドルフ・ラングレン、「アイアンマン2」のミッキー・ローク、「ダイ・ハード」のブルース・ウィリス、「ターミネーター」のアーノルド・シュワルツェネッガーなど。(KINENOTE)

あらすじ:ギャラは高いが仕事は確実、自らを消耗品と名乗り、鉄壁のチームワークを誇る精鋭部隊エクスペンダブルズは傭兵業界にその名を轟かせる最強無敵の軍団である。彼らがどのように殺されても、その事実が明るみに出ることはなく、まさに文字通りの使い捨て集団。凶悪なソマリアの武装海賊に拉致された人質を鮮やかに救出した彼らの次なる任務は、南米のヴィレーナという島国の軍事独裁政権を壊滅させることだった。だが、その依頼はかつてない危険と巨大な陰謀が待ち構えていた……(KINENOTE)

監督:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン/デヴィッド・キャラハム
出演:シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/ジェット・リー/ミッキー・ローク/ドルフ・ラングレン/ランディ・クートゥア/アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ/ブルース・ウィリス/アーノルド・シュワルツェネッガー

ネタバレ感想

スタローンが80~90年代くらいに活躍したアクション俳優に00年代以降の人気アクション俳優、ジェイソンステイサムを加えた筋肉モリモリ野郎どもが暴れる面白映画。

チョイ役ではブルースウィリスが出てくるし、シュワルツェネッガーも出てくるし、ミッキーロークもいい味出してる贅沢ぶり。

ともかく、おもしろい。でも、この作品はスタローン含む、それぞれの役者の過去作とかを知らないと、単なるアクションにしか見えないので、その辺で好みが分かれるとこかもしれない。俺みたいな40代の中年オヤジは、スタローンやドルフラングレン、その他の出演陣が暴れまくってた頃の作品を観ていたので、この作品で描かれるシーンには、ニヤリとする部分もたくさんある。

ちなみに、タイトルは消耗品という意味だが、これはスタローンが『ランボー』の2作目かなんかで、自分のことをそう評するシーンがある。そういう意味では今作の傭兵たちはランボーの集まりみたいなもんで、しかも、現実では使い捨てられたアクションスターたちでもある。そんなんこれまでに何度もいろんなところで指摘されてるだろうけど。

で、スタローンが主役を張っているものの、よく見てみるとラストの彼はそんなに目立たなくて、他の役者たちにそれぞれ見せ場をもうけてるところが、すごい。監督としての気遣いだろうか(笑)。

ただし、そのラストバトルは画面が暗く、どういう戦闘が繰り広げられているのかようわからんために、あまり楽しめない(泣)。個人的にはそれよりも、最初に独裁政権が牛耳る島国に二人で潜入したスタローンとステイサムの活躍シーンの方が好き。この二人の掛け合いは、アクション映画によくあるバディームービーとして成立していて、楽しめるのである。

もちろん設定だの細部の描写に突っ込みたいところはいろいろある。でも、それも含めて楽しいのだ。その辺が、超のつく駄作たちとは異なるところ。それがこの映画のパワーだ。スタローンがそれだけ大まじめに、本気でクリエイティブしてるんだなって思える。だから彼は今でもスターなのだ。

てなことで、筋肉モリモリ親父軍団の映画としては、2作目以降がよりハチャメチャ化するので、その意味では今作は、スタローンが仕掛けたハチャメチャモリモリ軍団シリーズの序章的な位置にあるのである(個人的見解)。もちろん、本作単体でも充分楽しいんだけど。

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