96時間 レクイエム
―2015年公開 米 109分―
解説:「トランスポーター」シリーズのリュック・ベッソン製作・脚本、「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン主演によるシリーズ第3弾。元妻の殺害容疑でCIAやFBI、警察から追われる元CIA捜査官が、特殊スキルを駆使しながら娘を守り、事件の真相に迫っていく。監督は前作に続きオリヴィエ・メガトン。共演は「大統領の執事の涙」のフォレスト・ウィテカー。(KINENOTE)
あらすじ:ヨーロッパの犯罪組織を壊滅させた元CIA捜査官ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、娘キム(マギー・グレイス)と元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)との絆も取り戻したかにみえた。だがレノーアとの未来を思い描いていた矢先、彼女は何者かによって殺害され、ブライアンに殺人容疑がかかる。CIA、FBI、さらには警察からも追跡されるブライアン。真犯人を突き止め独自の正義を下すため、そして今や彼にとって唯一の大切な存在となったキムを守るために彼は“特殊スキル”を駆使しながら黒幕に迫っていく。しかし、そこには衝撃の真実が待ち受けていた……。(KINENOTE)
監督:オリヴィエ・メガトン
製作:リュック・ベッソン
出演:リーアム・ニーソン/ファムケ・ヤンセン/マギー・グレイス/フォレスト・ウィテカー
ネタバレ感想
前作は一作目の内容を踏まえてのストーリーだった。今作もそうだといえばそうなんだけど、その黒幕がね…。もともと一作目でファムケヤンセン扮するブライアンの元奥さんの再婚相手だという。しかもその彼が、役者も変わってるし、キャラもだいぶ変貌しちゃってて、とても同一人物とは思えない無理やり設定に感じた。
しかも、娘役のキムの彼氏も前作とは顔が変わってて、今作の男は別れた後の後釜なのか、それとも同一人物なのか、ようわからん。キムは一作目で処女だったし、どっちかというとピュアな役どころだったので、乗り換えちゃってるようには考えたくないものの、なんというか、ともかくそのあたりの描写が適当すぎるように感じた。
さらに言うと、2作目もそうだったけど邦題はすでに意味を成していないし、前作までは海外が舞台だったのに国内の話に終わっているスケールの小ささ。前作で苦労して助けだした奥さんもあっさり殺されてまうし、ともかく全然面白くない内容で、観るのが苦痛に感じるくらい。にもかかわらず、シリーズでもっとも尺がないというなんとも残念作品であった。
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