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映画 スモーク ネタバレ感想 ポールオースター脚本の味わい深い作品

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スモーク

―1995年公開 米=日 112分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ニューヨーク、ブルックリンの街角の煙草屋に集う三人の男を巡るさまざまな物語を綴る、ユーモアと人情味あふれる人間ドラマ。香港出身の監督ウェイン・ワン(「ジョイ・ラック・クラブ」)と現代アメリカ文学を代表する小説家の一人ポール・オースターの協力から生まれた映画で、脚本はオースターの短編『オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー』(邦訳は新潮文庫『スモーク&ブルー・イン・ザ・フェイス』に所収)をモチーフに彼自身が執筆。日本の配給会社ユーロスペースと海外向け映画企画開発会社で「ハワーズ・エンド」などに参加しているNDFの製作で、エクゼクティヴ・プロデューサーにミラマックス・フィルムズのボブ&ハーヴェイ・ウェインスタイン(「プレタポルテ」)とNDFの井関惺、製作はユーロスペースの堀越謙三(「コシュ・バ・コシュ/恋はロープウェイに乗って」)、黒岩久美、ピーター・ニューマン、グレッグ・ジョンソン。撮影は「真夜中のカーボーイ」でアカデミー撮影賞を受賞した「フレッシュ」のアダム・ホレンダー、音楽は「ジョイ・ラック・クラブ」のレイチェル・ポートマン、美術は『ネイキッド・イン・ニューヨーク』(V)のカリナ・イワノフ、編集は「ジョイ・ラック・クラブ」のメイジー・ホイ。出演は「ピアノ・レッスン」のハーヴェイ・カイテル、「最高の恋人」のウィリアム・ハート、新人ハロルド・ペリノー・ジュニア、「プレタポルテ」のフォレスト・ウィテカー、「私に近い6人の他人」のストッカード・チャニングほか。挿入曲はスタンダード・ナンバー『煙が目に染みる』のカバー・ヴァージョンとトム・ウェイツの『Downtown Train』『Innocent When You Dream』。95年ベルリン映画祭金獅子賞受賞。95年度キネマ旬報外国映画ベストテン第2位。2016年12月17日よりデジタルリマスター版が上映された(配給:アークエンタテインメント)。(KINENOTE)

あらすじ:オーギー・レン(ハーヴェイ・カイテル)はブルックリンの街角で煙草屋を営み、毎日欠かさず店の前の街を写真に撮ることを趣味にしていた。その店の常連で作家のポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)は数年前に妻を強盗の流れ弾で失って以来、仕事が手につかない。ぼんやりとして車にはねられそうになったポールはラシードと名乗る少年(ハロルド・ペリノー・ジュニア)に助けられ、彼は感謝の印に家に泊めてやる。少年は数日で出ていったが、その数日後に少年の叔母が来た。彼の本名はトーマスで、行方不明で心配しているという。そのトーマスは子供の頃生き別れになった父サイラス(フォレスト・ウィテカー)のガソリン・スタンドに行き、本名を隠して掃除のバイトをする。ポールを再訪したトーマスは、実は強盗現場で落ちていた六千ドルを拾ったのでギャングに追われていると明かす。ポールはトーマスを家に置き、オーギーに頼んで店で使ってもらう。トーマスはオーギー秘蔵の密輸キューバ葉巻を台無しにしてしまうが、例の六千ドルで弁償するというのでオーギーも許す。オーギーの所には昔の恋人ルビー(ストッカード・チャニング)が来ていた。実は二人には娘(アシュレイ・ジャッド)がいて、18歳で麻薬に溺れていた。オーギーは娘を麻薬更生施設に入れる資金にしろと、例の弁償の金をそっくりルビーに渡した。ある晩、トーマスに盗んだ金を持ち逃げされたギャングがポールの家を襲う。外から様子を察したトーマスは姿を消す。負傷したポールとオーギーは息子同然のトーマスの安否を気づかうが、彼は電話で無事を告げてきた。二人はサイラスの所でバイト中のトーマスを訪問し、彼に親子の名乗りをさせる。晩秋、ポールにニューヨーク・タイムズ紙がクリスマス向けの短編を依頼してきた。ネタがないと困るポールに、オーギーは自分の14年前のクリスマスの体験を語って聞かせる。帰宅したポールは『オーギー・レーンのクリスマス・ストーリー』の原稿に取りかかる。(KINENOTE)

監督:ウェイン・ワン
脚本:ポール・オースター
出演:ハーヴェイ・カイテル/ウィリアム・ハート/フォレスト・ウィテカー/アシュレイ・ジャッド

ネタバレ感想

2度目の鑑賞。初見の頃はニートだったなぁ。本作の脚本を書いたポール・オースターの小説はその当時に何作か読んだけど、ちっとも楽しめなくて、まったく記憶にない。

そんなこともあって、あの頃はこの映画についても全然面白いと思わなかったが、こうして中年になってみると、なかなかの味わい深さがある映画だとは思えた。そんな何度も鑑賞したいとは思わんけど。

話の中心となるのはハーヴェイ・カイテルが演じるタバコ屋のオーギーと、ウィリアム・ハート扮する作家、ポールだ。で、彼らを取り巻く――と言っても物語に大きく絡むのは黒人少年とオーギーの元妻の二人だけなので、群像劇というほどのものでもなく、オーギーの物語であるーーと言っちゃってもいい感じの内容である。

でまぁ、なんというか、あらすじを説明しつつどうこう言う感じの作品でもないので、何が良いかだけ感想を述べておくと、何か大した話でもないのに、作品に流れる雰囲気と、優しい感じがいいんだろうね。オーギーとポールは、単純にいい人間なのである。人との接し方に優しさがある。

ハラハラするわけでも、泣けるわけでもなく、なんとなくそれなりに、いい話を観たなーーと思わせる、何とも味わいのある作品です。

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素晴らしい作品。とにかく荒唐無稽でぶっ飛んでる。瞑想タンクとキノコの幻覚剤を使用して自分の中にある生命の根源の記憶を追体験する装置。そこに入るとすさまじいトリップ状態に陥り、自分の生まれる以前の細胞、遺伝子の記憶を見る旅が始まる。中盤からラストの展開にぐいぐい引き込まれる・・・

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