リディバイダー
エネルギー問題を解決するために、もう一つの地球をつくりだして? そのエコーワールドとかいう世界からエネルギーをくすねちゃおうとしたら、そのシステムを制御するタワーがおかしなことになって、主人公がジタバタする話。ツッコミどころばっかで全然おもしろくないSF作品。ネタバレあり。
―2017年制作 英 91分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「美女と野獣」のダン・スティーヴンス主演による近未来SF。エネルギー枯渇問題に直面した人類は、コピーしたもう一つの地球によってその危機を脱しようとしていた。だが二つの世界を繋ぐ巨大タワーの暴走により各地で異常現象が発生。地球は崩壊の危機に陥る。共演は「「007 スカイフォール」のベレニス・マーロウ。監督は、本作が長編デビューとなるティム・スミット。(kinenote)
あらすじ:エネルギー枯渇問題に直面した近未来。人類はコピーしたもう一つの地球、エコーワールドと呼ばれる複製世界からエネルギーを得ることでその危機を脱しようとしていた。だが、二つの世界を繋ぐ巨大タワーの暴走により各地で異常現象が発生、世界は崩壊の危機に陥ってしまう。そんななか、元NASAのパイロット、ウィル(ダン・スティーヴンス)はエコーワールドへ送り込まれるが、そこは戦争の後のような荒廃した世界が広がっていた……。(kinenote)
監督:ティム・スミット
出演:ダン・スティーヴンス/ベレニス・マーロウ
ネタバレ感想
Amazonプライムで鑑賞。地球の複製をつくっちゃおうという発想と設定はすごいんだけども、その複製世界の定義と言うか仕組みがよくわからんくて、何が繰り広げられているのか意味不明。
そもそも、このプロジェクトの全容を知らされもせずに駆り出された主人公。彼は元NASAの人らしいけど、宇宙関係なくね? しかも、大した説明もされずに契約書出されてそれにサインしちゃうとかバカなのかしら? その癖に、任務中に契約破棄しちゃおうとしてるシーンとかあるし、だったらもう少し、依頼内容を知る努力しろや。まぁ、それで契約しなかったらこの話は先に進まないから仕方ないんではあるが。
ということで、鑑賞者は意味不明のままに、客観的視点の主人公(実世界の過去)と主人公の主観視点の現在(エコーワールドの中)の二つの世界でジタバタしている様を見せられるのだ。しかも、後者の世界をなぜかFPS視点で見せられるのがダルい。
世界の区別を明確にしてくれているという意味では良しだが、そもそもさしたる説明もなく物語は進んじゃうから、世界が区別できようができまいが無駄。
この壮大な計画に主人公を引き込んだ女も、何がしたいのか意味不明。最終的には主人公に敵対する形になってたようだが、彼女が何を目指してエコーワールドに来てたのかよくわからん。というか、わからんことだらけだが、見直して確かめる価値も感じられない作品なので、これで感想を終わる。
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