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映画 赤い光点 ネタバレ感想 ネットフリックス配信作

赤い光点
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赤い光点

喧嘩ばっかしてる夫婦が仲直りのために雪山へスキーキャンプにでかけたら、何者かに命を狙われるというマンハント的なパニックスリラー。殺人者をミスリードさせることでラストの展開に驚きをもたらすのはすごいんだけど、別に面白くはない。ネタバレあり。

―2021年製作 瑞 85分―

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あらすじ・スタッフとキャスト

あらすじ:ケンカばかりの毎日をリセットするため、スキー旅行へとやってきた若夫婦。子供が生まれることがわかった矢先、姿の見えない殺人者に執ように狙われ始める。(Netflix)

監督:アラン・ダルボルグ
出演:ヨハネス・バー・クンケ/ナンナ・ブロンデル/アナスタシオス・ソウリス/カレド・ムストネン/トーマス・ハンソン

ネタバレ感想

夫婦の奥さんのほうは黒人。スウェーデンにも人種差別はあるようで、そういうのが感じられるシーンがある。んで、奥さんのほうはそんな日常に慣れているのか、毅然とした対応というか、喧嘩腰で相手に食い下がっていくこともある強気の人なんで、けっこうヒヤヒヤさせる。

んで、ヘタレっぽい旦那のほうが、いろいろあって、ある白人男性の車に傷をつけちゃうことから恨みを買ってしまい、しかもそいつらが目的地の山荘にもいたもんだから、不穏な空気が漂い始める。

その後、この夫婦は何者かにライフルで狙撃されたり、犬を殺されたり(酷い)、追っかけまわされて窮地に陥るんだけど、2人は自分たちを狙っているのが車を傷つけた白人男性2名で、報復に来ているのだと思い込んでいる。しかもこいつらが、自分たちを救ってくれるはずの救急隊員だったことが後々判明し、絶望に落とされるのだ。

俺は完全に、白人2名が嫌がらせしている奴だと思い込んで鑑賞いたんだけども、実はそうではないんだよね。ラスト近くで判明するのは、夫婦を襲っていたのは、優しいと思っていた隣人だったことがわかる。そこでようやく俺は、なるほど、そういえばこんな人いたっけなと思い出した。よくよく考えてみると、奥さんに対して無駄に優しすぎるあの態度に怪しみを感じそうなもんなんだけど、まったくのスルーだった。

てなことで、何でこの隣人が夫婦を襲っていたかというと、隣人の子どもを車でひき殺しておいて、逃げたから。で、怒りに燃えた隣人は二人がどこに住んでるかなどを調べ上げて親しくなり、スキー旅行にいくように誘導して、計画的に襲撃をしたのである。

で、最終的に奥さんのほうは眉間を撃ち抜かれて死亡。旦那のほうは殺されずに、生かされてしまうのである。自分が子どもを轢き殺したことの罪の重さを知れっていう犯人の復讐だったのだと思われる。冒頭、旦那が、「彼女は悪くない」呟いていたのは、このシーンにつながるんだろう。確かに、轢き殺しちゃったのは旦那だ。でも、逃げるのを促したのは奥さんのほうだし、どっちもどっちだよなぁ。

まぁそういう話なのはいいとして、ではミスリードさせていた部分で描かれてた人種差別的なものはどう回収されたのかというと、その辺はよくわからなかった。単なるエピソードとして挿入されていただけなんだろうか。どっちでもいいんだけど。

ラストを鑑賞した後だと、奥さんと旦那がなんでギクシャクするようになったのかも何となくわかる。人殺しの罪を負ってる2人に新しい子どもができちゃうんだからね。

この作品はネットフリックスで鑑賞できます。

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