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映画 プルーフオブライフ ネタバレ感想 人質奪還作戦

プルーフオブライフ
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プルーフ・オブ・ライフ

南米の国、テカラの反政府ゲリラに誘拐されたビジネスマンのピーターを救うために、交渉人のテリーが派遣される。テリーはピーターの妻アリスと事件解決に向けて頑張っているうちに、アリスのことが大好きになってしまって、さてどうするのかという話。ネタバレあり。

―2001年公開 米 135分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:愛し合ってはいけない男女が危険な冒険を繰り広げるサスペンス。監督・製作は「ディアボロス/悪魔の扉」のテイラー・ハックフォード。脚本・製作総指揮は「アルマゲドン」のトニー・ギルロイ。撮影は「ガタカ」のスラウォミール・イドゥジアク。音楽は「地上より何処かで」のダニー・エルフマン。美術は「トーマス・クラウン・アフェアー」のブルーノ・ルービオー。編集は「スライディング・ドア」のジョン・スミス。衣裳は「クレイドル・ウィル・ロック」のルース・マイヤーズ。出演は「ユー・ガット・メール」のメグ・ライアン、「グラディエーター」のラッセル・クロウ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のデイヴィッド・モース、「ビーン」のパメラ・リード、「ボディ・カウント」のデイヴィッド・カルーソーほか。(KINENOTE)

あらすじ:国際的な人質事件を専門に扱うプロの交渉人テリー(ラッセル・クロウ)は、会社の要請で南米の国テカラへ飛び、反政府ゲリラに誘拐されたアメリカ人技師ピーター(デイヴィッド・モース)に関する事件を扱うことになる。だが身代金の交渉を進める前に、経営危機に陥ったピーターの会社が保険をキャンセルしていたことが発覚。テリーはいったん事件を離れるが、ピーターの妻アリス(メグ・ライアン)の哀願に心を動かされ、交渉人仲間のディーノ(デイヴィッド・カルーソー)と共にピーターを救い出すと誓う。そして無線による身代金の交渉が始まった。持久戦が続く中、やがてテリーとアリスの間に愛が芽生えはじめる。むろんそれは許されない感情。燃え上がる恋の情熱をストイックに抑えながら、テリーは不屈の粘り強さで人質交渉にあたり、自らの責任をまっとうするのだった。(KINENOTE)

監督:テイラー・ハックフォード/チャールズ・マルヴェヒル
出演:メグ・ライアン/ラッセル・クロウ/デイヴィッド・モース/パメラ・リード/デイヴィット・カルーソ

ネタバレ感想

勝手にアクション要素満載の映画なのかと思ってレンタルして鑑賞したら、アクションがあるのは終盤のみ。それ以外は延々と反政府軍のゲリラとの交渉が続き、その間に人質にされてるピーターがジタバタするシーンが繰り返し挿入される。

デビッドモース扮するピーターは、最初の拉致シーンこそ怯えている感じだったが、ゲリラに監禁されてからはけっこう不遜な態度で敵に接する居丈高感満載で、なかなか根性あるやつだなぁと感心はするものの、なんだか友だちになりたいタイプではない。

出かける前に妻のアリス(メグライアン)と大喧嘩してたが、攫われて以降は妻のことを思い出しまくってて、やっぱり彼女を愛していたと悟ることに。んでも、一方のアリスは完全にテリーに惚れちゃってるわけで、ラスト以降、この夫婦は関係が続くのだろうかといらぬ心配をしてしまわなくもない。

ピーターは確かに、いろいろ過酷な環境にさらされた心細さもあってアリスの大切さを再認識するのだが、アリスにとっては、夫に死んでほしくないという思いはあるだろうけど、もうすでに男としての興味は失ってしまってるんではないか。だって、テリーのほうが好きなわけだし。

その辺の妻としての心の葛藤が描かれないので、なぜにアリスがテリーに惚れたのか、よくわからないし、唐突感がある。一方のテリーは最初のほうからアリスが気になっていたようだが、どの辺が気に入ったんだろうか? その辺もよくわからん。

で、最後、彼はアリスの告白を受けても身を引くことを選んでいく。やせ我慢のハードボイルドな対応だからカッコいいはずなんだけど、なぜかそういう感情にもさせてくれないのは、テリーという人物の内面が作品を通じてあまり伝わってこないからかもしれない。

内容に関しては、いろいろ手を尽くして結局、敵のアジトに乗り込む大味な展開。だったら何十日も粘って交渉しなくても、さっさと乗り込んでしまえば一件落着だったんではないかと思わなくもない。そうすれば、アリスもテリーも惚れあわなくても済んだかもしれないのに。とかなったら物語にはならないのだが。

まぁでも、ラスト以降、アリスはけっきょく夫とうまくいかなくなり離婚して、テリーのもとへ走るんだろうなと、勝手なことを考えてしまった。

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この作品は面白いのでお勧めだ。特に戦争アクションが好きな人は楽しめるんではないか。正直、作戦を決行するまでのシーンは普通なんだけども、いざ作戦を始める覚悟を決めてから、人質救出の任務についている5人が、俄然かっこよく見えてくるのである。
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