失われた少女
少女時代に失踪した親友を捜すために刑事になった女性が、事件を再捜査することで事の真相に迫っていく。女性同士の友情映画ってあんま観たことないので新鮮。美人がいっぱい出てくるところもよい。ネタバレあり。
―2018年製作 亜=西 103分―
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:子供の頃、親友がパタゴニアで姿を消した。昔の失踪事件が忘れられない女性は、警官となった今、答えを出そうと再捜査を始める。自らの身に迫る危険も知らず…。(filmarks)
監督・脚本:アレハンドロ・モンティエル
出演:ルイサナ・ロピラト/アマイア・サラマンカ/ラファエル・スプレゲルブルド/ニコラス・フルタード/オリアナ・サバティーニ
ネタバレ感想
まず、主人公の女性が美人。化粧が薄いのもいい。時折ちょっと幼い感じがするんだけど、この女優さんはいくつくらいなんだろうか。2回ほどある格闘シーンは、なかなか強くてカッコいいから、いい見せ場になっている。あと、少女時代に親友より先にレイプされちゃってた人の、大人になったときのほう(名前が思い出せない)の女優さんも美人。ほかにも美人が出てくるが、この2人が特によかった。
で、内容なんだけども、ぜんぜん期待していなかったこともあって、意外にも楽しめた。女性同士の友情映画ってあんまり観た覚えがない。あったとしても、ヒューマンドラマ系な作品で、こういうサスペンスタッチの内容でそれを描いた作品って珍しいのではないか。…と思ったら『テルマ&ルイーズ』があったな。でも、あれはサスペンスじゃないか。と、どうでもいい話。
人身売買してた女性の正体が失踪した親友だったってのは、いい意味での驚き要素。逆に、主人公の面倒見てやってた上司が人身売買の組織と関わりがあったってのは、何となく想像できちゃったな。
気になったのは、主人公が相棒に対してものすごく冷たいというか、そっけないところ。主人公は上司がかばってくれるのをいいことに、けっこう自分勝手な行動をとる。で、相棒はそのとばっちりを受けていて、たまに嫌味っぽいことを言ってくるが、彼女はまったく意に介さず、相棒を相棒扱いしない。
相棒のほうは、彼女に対して好意があることが何となく伝わってくる。だけども、ともかく主人公は終始冷たい。ちょっと酷いなと思ったのは、彼女は相棒によって命助けられてるのに、彼に対してお礼の一言も言わないところ。
そういうシーンを入れるか入れないかで、彼女に対する好感度がだいぶ変わると思うんだけど。そういうシーンはなかったので、俺にとってこの主人公は、美人なだけで内面にはさほどの魅力を感じなかった。
でもねぇ、美人はいいですよね、ほんと。性格悪いなと思っても、許せちゃったりすることもあるから。
ただ、「美人は得」って言葉があるけども、美人な人にしてみれば、周囲が勝手にそういう扱いしているだけで、本人たちにとっては迷惑なのかもしらんし、そもそも、自分が特別扱いを受けていることなんて、気付きもしないことなんかもしれない。なぜなら、それが当たり前だからだ。何かぜんぜん作品と関係ねぇ話だな(笑)。
ちなみに、主人公の所属してた部署は人身売買課らしい。ほんとにそんな課があるんかね。たしかに、海外には人身売買がらみの犯罪が行われているというのは、よく聞く話だ。しかし、それに対応する専門の課があるってのは、そんだけ頻発してるってことだよなぁ。恐ろしすぎ。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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