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映画 Mr.ノーバディ(2020) ネタバレ感想

Mrノーバディ
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Mr.ノーバディ(2020)

地味に家庭生活を送ってたオッサンが実は結構な戦闘野郎だったという、ここ10年くらいではありがちな設定のアクション作品。まぁでも、この手の作品はどれもそれなりの水準で楽しめるものが多く、本作もその中の一つ。ネタバレあり。

―2021年公開 米 92分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラーと「ジョン・ウィック」シリーズの脚本家デレク・コルスタッドがタッグを組んだアクション。地味で冴えない日々を送る中年男ハッチが、バスでチンピラと遭遇したことをきっかけにブチ切れ、ド派手な騒動が巻き起こる。出演は『ベター・コール・ソウル』のボブ・オデンカーク、「ワンダーウーマン 1984」のコニー・ニールセン、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイド。(KINENOTE)

あらすじ:外見は地味で、目立った特徴もないハッチ・マンセル(ボブ・オデンカーク)は、郊外にある自宅と職場の金型工場を、路線バスで往復する退屈な毎日を送っていた。この世の理不尽なことはすべて受け止め、決して歯向かうことはない。そのため、妻からは距離を取られ、息子からリスペクトされることもない。世間から見れば、どこにでもいる、何者でもない男だった。ある夜、郊外の自宅に2人の強盗が押し入ってくるが、暴力を恐れたハッチは、父親らしく反撃することが出来なかった。この事件をきっかけに、ますます家族の失望を買い、同じ職場の義弟からもいちゃもんをつけられたハッチは、胸の中でふつふつとした怒りを湧き上がらせていく。そんなある日、バスの車内でチンピラと遭遇したハッチは、“ジジイ”呼ばわりされたことで、遂にブチ切れ、大乱闘を繰り広げる。しかしこの事件はその後、ロシアンマフィアへと繋がり、街頭での銃撃戦からカーチェイスへ、派手にエスカレートしていく……。(KINENOTE)

監督:イリヤ・ナイシュラー
出演:ボブ・オデンカーク/コニー・ニールセン/RZA/マイケル・アイアンサイド/クリストファー・ロイド/アレクセイ・セレブリャーコフ

ネタバレ感想

2021年に劇場で観たかったんだけど、調整がつかずにそのままになってた今作を、ようやくレンタルで鑑賞した。評判通り、アクション作品として一定水準以上の出来と言えそう。

何よりテンポがよく、短い尺でさっさと目的が果たされている展開がよろしい。この主人公は妻と息子とは関係が冷え切ってて、懐いてくれるのは幼い娘くらい。そのつまらない生活が、彼が過去、殺し屋的な職業に就いていた血を湧きあがらせるきっかけになっているわけだが、その、家族との関係を再構築していく部分にはほとんど尺を取っておらず、唯一、妻だけが彼の過去を受け入れていく様を少し描写するだけにとどめている。

まぁ正直、その辺のことなんてこうした脳筋暴走アクションには必要がないと言えばないんであって、むしろうまくそこを消化しきれないで挿入しちゃうとかえって全体の印象を落としちゃうような気もするので、今作はその辺を端折ったところが、成功しているんじゃないかとすら思える。

主人公のハッチはけっきょく、過去の生き方を捨てられずに悶々としていて、それを打ち破るきっかけをどこかで欲しがってて、強盗に盗まれたと思われる娘のキーホルダーみたいなんを取り戻すことを己の口実に、暴力的生活に戻っていくわけだ。

本当は家の中にそのキーがあったことを見るに、やっぱり口実だったんだなぁというのがよくわかる。しかし、それを口実にした行動は、ヘタレ強盗団において消化されるのではなく、バスの中で喧嘩をすることになるロシア系マフィアの奴ら。

この最初の喧嘩は彼のリハビリ的なものだったのか、けっこうな苦戦を強いられてたが、それ以降は無双とも思える強さで凶悪な組織をぶっ潰してしまうのである。お見事。

いくら昔、超人的な活躍をしていたとはいえ、毎日のトレーニングは懸垂くらいなものだった彼が、いきなりあんなスタミナでもって戦えちゃうのはおかしいっちゃおかしいんだけども、まぁそういう野暮な突っ込みは止めておこうと思えるくらいには楽しめる作品であった。

ハッチの父親役をクリストファーロイドが演じてるし、義父役はマイケルアイアンサイドと、往年の役者が出てるところもいいですな。

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