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映画 ラストダイヤモンド華麗なる罠 ネタバレ感想

ラストダイヤモンド
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ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠

超高額のダイヤがオークションにかけられることに。保護観察中で盗みのプロの主人公は知人の紹介で、そのダイヤを狙う強盗団の計画に参加する。計画を進めるためにダイヤのオーナーに近づく主人公だったが、彼女のことが好きになってしまい…。ネタバレあり。

―2014年製作 仏 109分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:伝説のダイヤモンドをめぐる、美人オーナーと詐欺師の危険な恋の駆け引きを描いたサスペンスアクション。監督は「赤と黒の接吻」のエリック・バルビエ。(KINENOTE)

あらすじ:伝説のダイヤフロレンティンの強奪計画に加わった保護観察中のシモンは、オークションを取り仕切るダイヤの持ち主・ジュリアに近づくが……(KINENOTE)

監督:エリック・バルビエ
出演:イヴァン・アタル/ベレニス・ベジョ

ネタバレ感想

終盤、ダイヤ強奪が終わったあとにどのようなラストを迎えるのかと思っていたら、そこから物語が別の方向に転がりだす。そこに関心した。なぜなら、主人公のシモンとダイヤのオーナーであるジュリアの恋仲をハッピーなものとして終わらせるためには、あの展開が必要だからだ。

別に物語がハッピーで終わる必要はないものの、この作品については、なんとなく最後はハッピーで終わってほしいなと思いながら見ていた。なぜなら、ダイヤ奪ってしてやったりの強盗団はやったぜイェイ。シモンはジュリアに対して悔恨の情はあるものの、それを抱えながら生きていくぜ――みたいな独りよがりハードボイルドでは物語として溜飲が下がらないし、騙されたジュリアが気の毒すぎるからだ。

そうはならずに物語が転がりだしたことで、ジュリアはさらに父親も亡くすことになるわけだからさらに気の毒ではあるものの、世間には彼女が被害者だということが知られるのだから名誉は回復されるわけだし、騙されたとはいえ、一応恋仲になったシモンと生きられる道筋ができるんであり、まだそっちのほうがマシだと思えるのである。

てなことで、この強盗計画はメチャクチャ緻密に練られてて、完璧すぎるところが逆にご都合主義に思わなくもない。例えば保護観察官の尾行とかまで想定して動くなんてそんなの可能なのかとか、あれだけの騒ぎなのに結局警官も救急車も一台もやってこないなんてあり得るんだろうかなどいろいろあるんだけども、そういうを不問にするくらいには楽しめる作品でした。

ジュリア役の女優さんがメチャクチャ美人だったのも大きいね、きっと。

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