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映画 犬ヶ島 ネタバレ感想 人間の犬です

犬ヶ島
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犬ヶ島

犬と人間の関係性について考えさせる作品。他にもいろいろとメタファーみたいなもんが隠されているようにも感じたけども、俺にはようわからんかった。なので、たった一つ、この映画の気に入らない点について。ネタバレあり。

―2018年公開 米 101分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したウェス・アンダーソンのストップモーション・アニメーション。近未来の日本。愛犬スポッツを救うため、犬たちが追放された犬ヶ島を訪れた12歳の少年アタリは、心優しい5匹の犬と出会う……。声の出演には、ブライアン・クランストン(「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」)、エドワード・ノートン(「グランド・ブダペスト・ホテル」)、ビル・マーレイ(「ヴィンセントが教えてくれたこと」)ら豪華スターに加え、夏木マリ(「生きる街」)、渡辺謙(「怒り」)、野田洋次郎(「トイレのピエタ」)といった日本人も参加。(KINENOTE)

あらすじ:近未来の日本。犬インフルエンザが大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を犬ヶ島に追放する。そしてある時、12歳の少年がたった1人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立つ。その少年とは、孤児から市長の養子になったアタリ。親友でもある愛犬スポッツを救いにやって来たのだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒に、スポッツの探索を開始したアタリは、やがてメガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀に迫ってゆく……(KINENOTE)

監督。脚本・原案:ウェス・アンダーソン
出演(声):ビル・マーレイ/ジェフ・ゴールドブラム/エドワード・ノートン/ハーヴェイ・カイテル/F・マーレイ・エイブラハム/ボブ・バラバン/野村訓市/スカーレット・ヨハンソン/ヨーコ・オノ/渡辺謙/村上虹郎/夏木マリ Auntie

ネタバレ感想

冒頭に書いたように、深読みすればいろいろのことが描かれている作品なのかもしれないが、俺にはそうした部分は読み取れなかった。一つ嫌だなと思ったのは、少年とチーフとかいう犬が初めて心を通わせるシーン。

少年が投げた棒をチーフが拾ってくるか来ないか葛藤しつつ、「少年が気の毒だから」という理由でチーフは少年の望みをかなえてやる。そしたら、少年はチーフを優しく抱いて、なでてやるのである。人の優しさに触れたことのないチーフは、その行為に心を動かされ、少年に心を開くようになる。

一見すると、いい話だ。でもさぁ、唐突すぎねぇか。それほどチーフという犬は、人間の愛に飢えてたのか? 人間でなくとも、他者の愛に飢えてたのか? そうならそうでいいけども、あの一回のやり取りであまりにも関係が近くなりすぎているような。

あのシーンは非常に重要で、その後の物語展開のために欠かせないものであるだけに、都合がよすぎるように感じた。ついでに言うと、チーフという犬のキャラは人間に服従しないところがよかったのに、このシーン以降は普通の犬になってしまって、魅力が薄れている。

さらに、この物語は犬と人間の関係性というか、人間のペットの扱いみたいなもんに対しての風刺をこめているように感じたんだけど、あのシーンのせいで、けっきょくは犬と人間の関係は対等でなくていいことを肯定しちゃっているような。人間が上位で犬はそれに服従しておけば良好な関係、相思相愛でいられる――という感じに。

それっておかしくないかね。犬と人間は生きているという意味では同じ存在なわけで、どっちが上とか下とかはない。ということを描きたいように思えるのに、あのシーンのせいで上下の区別をはっきりつけてしまっている。そうなってくると、けっきょくは人間の従来の価値観を犬に押し付けているだけではないだろうか。

しかし、言葉が通じない存在として描かれている犬たちも、その関係性にあまり疑問を持っていないようなのだ。犬たちは犬同士で、人間=少年に従うことをよしとしているようなセリフがいくつか見られた。

それは彼らがそもそも、一度飼い主に捨てられた、飼われた存在であったことによる刷り込みだろうか。そこまで意図してあえて描いているなら、それはそれで皮肉にはなっているんだろうけども、何とも納得がいかない。

説明がよくわからんと思うし、俺の観方は穿っているのか、そもそも作品そのものを理解してないのかもしらん。かもしらんが、そう観えてしまったんだから仕方ない。

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