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映画 ハロウィン(1978)ネタバレ感想 カーペンター監督のシリーズ1作目

ハロウィン
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ハロウィン(1978)

精神病院から脱出した殺人鬼が、若い女性を襲い始めるカーペンター監督の名作ホラー。意外にも残酷描写はそんなに多くなく、音楽や演出で恐ろしさを味わわせてくれるところが憎い。ネタバレあり。

―1978年製作 米 91分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:イリノイ州の小さな町を舞台に、ある殺人事件を発端に起こる怪奇な事件を描く恐怖映画。製作総指揮はアーウィン・ヤブランス、製作はデブラ・ヒル、監督・音楽はジョン・カーペンター、脚本はジョン・カーペンターとデブラ・ヒル、撮影はレイ・ステラが各々担当。出演はドナルド・プレザンス、ジャミー・リー・カーティス、ナンシー・ルーミス、P・J・ソーレス、チャールズ・サイファース、カイル・リチャーズ、ブライアン・アンドリュース、ジョン・マイケル・グレアム、トニー・モラン、ウィル・サンディン、サンディ・ジョンソンなど。(KINENOTE)

あらすじ:1963年のイリノイ州。10月31日は子供たちの祭りの日。6歳のマイケル(ウィル・サンディン)は、両親が外出している時、姉がボーイフレンドを自分の部屋へ連れていくのをじっとみていた。そして、男が出ていった後、上半身裸の姉を、肉切り包丁で襲った。それはハロウィンと呼ばれる夜であった。1978年、ハロウィンの前夜。雨の中を、医者のルーミス(ドナルド・プレザンス)の車が疾走していた。彼はマイケルの担当医であるためにマイケルを精神病院から裁判所へ移送するために使わされたのだが、ルーミスには、マイケルが精神異常という理由で無罪になることがわかっていた。ルーミスが病院に着いた時、しかし、マイケルは素早く柵を越え、闇の中へと消えていった。マイケルは逃亡したのだ。ルーミスは、マイケルを殺す決意をした。マイケルは精神異常なのではなくて、悪霊の化身でハロウィンの夜に現れる伝説のブギーマンなのだと、ルーミスは断定していたのだ。ハドンフィールドのマイケルの生家マイヤー家は、風雨にさらされ、今や肝試しの場となっていた。ハロウィンの日、ルーミスの知人で警官であるブラケット(チャールズ・サイファース)と共にマイヤー家を訪れたルーミスは、犬が絞め殺されているのを発見し、マイケルが15年前の悪夢を再現する為にこの地に戻ったのを確信した。ブラケットの娘アニー(ナンシー・ルーミス)が同級生のローリー(ジャミー・リー・カーティス)に子守を頼み、ボーイフレンドを迎えに行こうと車に乗った時、背後からデスマスクをつけたマイケルに襲われて絶命した。アニーが子守を頼まれていた子供の家では、そこをホテル代わりにしようと考えたアニーの友達リンダ(P・J・ソーレス)と、ボーイフレンドのボブ(ジョン・マイケル・グレアム)が、誰もいないのを幸いにベッドインしていた。ボブは台所ヘビールを取りに行った時、肉切り包丁で突き刺され、部屋でボブを待っていたリンダが、電話コードを巻きつけられて殺された。その頃、何となく胸騒ぎを感じたローリーは、預かった子供たちを寝かせて、リンダ達のいる筈の家に向かった。家の中に入ったローリーは、その様子を見て愕然とした。アニーはベッドの上で目をむき、ボブの死体がブランコのように揺れ、そしてリンダも…。涙を流し、夢遊病者のように階段に向かうローリーをデスマスクのマイケルが包丁で襲った。必死に自分の家に逃げた彼女は、電話で助けを求めようとするが、コードは切られていた。イスの下の袋にあった編み棒を握りしめたローリーは、包丁で襲われた時、咄嗟に、編み棒をマイケルの首に刺した。2階に上り、子供たちを抱きしめている時、倒れたはずのマイケルが再び襲ってきた。ローリーは、マイケルから包丁を奪い取ってマイケルの心臓に突き刺した。そのころ、通りかかったルーミスが、拳銃をもって家にかけつけて来た。呼吸が停止したはずのマイケルが、朦朧としているローリーの首を絞めようとしているところをルーミスが撃った。2階から地上に叩きつけられたマイケル。しかし、死体は消えた。まるで来年のハロウィンに又、ブギーマンが現われることを暗示するかのように…。(KINENOTE)

監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
出演:ドナルド・プレゼンス/ジェイミー・リー・カーティス/トニー・モラン

ネタバレ感想

カーペンター大先生の作品には好きなのが多いんだが、この作品は初めて鑑賞。後にロブ・ゾンビによってリメイクされたり、過去作をリセットしてあらたな続編が出ていたりなど、なかなかの人気シリーズ。その1作目を世に出したのがカーペンター大先生ってわけだ。

この作品に出てくるマイケル=ブギーマンは、チャッキーとかジェイソンとかフレディとかに並ぶくらいの知名度のある殺人鬼なわけで、どのくらい残酷に人をぶっ殺し続けるのかなと思ってたら、意外にも、殺しの人数はそんなに多くもないし、殺す描写もそんなにグロさはなく、殺しの過程を省いちゃってるシーンもある。要するに、抑え目だ。

最近の作品だったら残酷描写を見どころにしそうなもんだけど、この作品では、カーペンター大先生の得意の音楽や、あえて残酷描写を抑えて演出で恐ろしさを味わわせてくれるところが、憎い。

カーペンター監督のホラーと言えば、『ザフォッグ』『パラダイム』『マウスオブマッドネス』『光る眼』などが思い浮かぶが、この『ハロウィン』も含めて、それぞれの作品で怖がらせ方がちょっと違うような感じがして、今作は殺人鬼ものとしても異色な雰囲気なできであるところ、さすが、カーペンター大先生でありますな。

というより、後発の殺人鬼作品は、この映画に影響を受けて、いろいろと進化していったんかもしれませんな。その辺は詳しくないので、適当な意見だが。

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