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映画 ゴールデンジョブ ネタバレ感想 福岡と熊本と倉田保昭

ゴールデンジョブ
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ゴールデン・ジョブ

兄弟同然に育った5人の仲間たちは、自分たちなりの正義の心に従いつつ裏家業で生計を立てていた。ある日、5人の中の一人が計画にないことを秘密裏に行っていた裏切り行為のせいでメンバーは窮地に陥り、それぞれが身を隠すように生きることになった。そして5年後、かつては仲間だった裏切り者の真意を知るために、メンバーは再び集結するーーネタバレあり。

―2018年制作 香 99分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ジャッキー・チェン製作総指揮の下、世界各国で撮影を実施したアクション大作。兄弟同然に育ち、自分たちの正義に従って生きるシウォンたち5人は、貧しい子どもたちを救うため、新薬強奪を計画する。だが、1人の裏切りが、彼らの運命を大きく変える……。出演は「風雲 ストームライダーズ」のイーキン・チェン、「イップ・マン 最終章」のジョーダン・チャン、「マンハント」の倉田保昭。(KINENOTE)

あらすじ:兄弟同然に育ったシウォン、フォサン、ビル、タンディン、マウスの5人は、彼らなりの正義に従って人生を歩んでいた。ある日、彼らはビルの発案により、高額の新薬を強奪し、貧しい子供たちを救済する計画を立てる。しかし、襲撃した輸送車に積まれていたのは、新薬ではなく金塊だった。ビルが仲間4人を裏切り、金塊を手に入れようとしていたのだ。口封じのため、激しい銃撃戦に巻き込まれた4人は散り散りになり、金塊はビルの手に渡ってしまう。それから5年。再び顔を合わせた4人は、男たちの絆を賭けた壮絶な戦いに挑む……(KINENOTE)

監督:チン・ガーロウ
出演:イーキン・チェン/ジョーダン・チャン/マイケル・ツェー/チン・ガーロウ/ジェリー・ラム/エリック・ツァン/倉田保昭

ネタバレ感想

やつらが帰ってきた?

韓国のヒット作、『エクストリームジョブ』に似たジャケットだなぁなんて思ってたら、香港映画だった。ヒット作に便乗したPR戦略ってことだろうか。主演を見てみると、イーキンチェンがいる。懐かしいねぇ…。

ついでに、ジャケット写真には「やつらが帰ってきた」的な煽り文句。調べた感じ、何かの続編というわけではなく、キャストが1990年代の『欲望の街』シリーズの人たちだったってことみたい。同シリーズは俺は見たことないんだけども、実は前から気になってた作品ではある。若い頃のイーキンチェンたちが、香港の裏社会でいろいろ起こすバイオレンス作品ってことなので、まさに俺好み。

と考えると、本作は当時の若者たちがオッサンになって活躍する姿を描いているーーという見方ができなくもない。

ヨーロッパだけでなく、熊本と福岡も舞台。倉田保昭氏も登場

物語の半分くらいは、仲良しの仲間が5人で行動して、1人の裏切りによって散り散りに分かれる様が描かれる。んで、中盤から残り30分くらいまでに間に、メンバーが再び集まり、過去を懐かしみつつ、裏切り者を探し当て、落とし前をつけるための行動をする。ところが、裏切り者に裏をかかれ、義理の父を殺され、その娘を人質に取られちゃう。

あらためて喧嘩の準備を始めた4人は、裏切り者が居座るモンテネグロの砦へ向かうーーというのがクライマックスへの展開。当然、ラストでは、裏切り者は成敗されることになる。なるんだけども、実はもともとは仲間だったこいつも、実は4人に内緒で善行を積んでいたというオチで物語は終わる。

久々に観た、香港映画らしい香港映画って感じだったかな。兄弟同然の仲間たちの絆と、裏切りと、それに対する復讐の物語に、アクション要素を散りばめたという。それを描写するにあたって、細部の設定とか物語展開がけっこういい加減に見えるのも、香港映画だなぁと感じて、香港映画だからいいかーーと思わせちゃうのも、あくまで俺の私見ではあるものの、香港映画的(笑)。

物語の舞台は香港のほか、ヨーロッパのハンガリー、モンテネグロなんかも出てくる。本当に現地で撮影したのか知らんけど、その風景はいかにもヨーロッパの都市って感じで、風情がある。さらにこの物語には、日本の熊本と福岡も登場するのだ。熊本は祭りの描写が何となく怪しい感じもするので、現地で撮影したのか知らんが、温泉とか村の風景はそれっぽい。つまり、日本っぽさがある。

福岡でのカーチェイスのシーンはやたらと車線が広い道路で行われてて、ショッピングモールや街を飾るネオンの看板などは日本語で書かれていたが、モーターショーのシーンに出てくるキオスクみたいな店に陳列されている商品は、中国語(笑)。

たぶん、日本ではあんなカーチェイスは撮影はできないだろうから、別の国で撮ったんだろうと思われる。ちなみに、全編通して大き目の爆発があるものの、それはすべてCGだろう。だって、すごく合成っぽいからね。

まぁそうはいっても、それはそれで目をつむってもイイかなというくらいには、そこそこ楽しめる作品ではあった。しかしそれは、最近はこういう香港映画があまり見られなくて、それを久しぶりに観れたっていう部分が大きい。

それに、義理の親父役でエリックツァンも出てて、彼がインチキ臭い日本語喋ってくれるし(笑)、倉田保昭氏のアクションも見られるわけだから、香港のアクションとかバイオレンスとかノワール作品好きとしては、満足ですわな。

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