アナーキー無法集団
一目ぼれした女性をゲットするために、ある男に依頼してバカバカしい作品を遂行するようになった主人公。バカばっかり集まったせいで、作戦は明後日方向へ進んでいき、血みどろに展開になっていくバカ作品。実にバカだ。ネタバレあり。
―2017年製作 米 88分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:クレイジーな覆面犯罪集団がヤリたい放題暴れまくるアクションスリラー。酒が苦手なくせに毎晩のようにクラブに通う平凡な男・クラレンス。彼はバーテンの女性・アレックスをゲットするため、女たらしで有名なパトリックを雇い、ある作戦を決行する。(KINENOTE)
あらすじ:ハプニングに次ぐハプニングで事態は予想外の方向へ!平凡な男が目当ての女をゲットするためカネで雇った覆面犯罪集団が、予期せぬアクシデントを機に暴発の一途を辿りまくる!仲間の死、カネへの執着、各々の欲望と裏切りが入り交じり、クレイジーな奴らの暴走はもう誰にも止められない!自ら共謀し誘拐計画に参加した男は、果たして愛する女を救い出すことができるのか?先読み不可能なエクストリーム・アクション・スリラー!(amazon)
監督・脚本・製作:エリック・イングランド
出演:ジャスティン・ドビーズ/ノア・セガン/エリザベス・ウィットソン/アディ・シャンカル
ネタバレ感想
アマゾンプライムで鑑賞。他の人も言ってるけど、ジャケットが『パージ』を思わせる内容。原題は『Get the girl』ってことで、これまた他の人の多くが言ってるように、原題のほうがいいじゃんって感じ。
で、内容なんだけど、実にバカバカしい物語展開。バーテンの女性に一目ぼれした主人公が、金持ちのフリしてプレイボーイっぽい軽薄な男に近づき、そいつを金で雇ってバーテン女性と主人公が親密になるための芝居をしてもらうというもの。
しかもこれが、無理やりに女性を誘拐しちゃうという犯罪行為なのだ。で、プレイボーイが集めた面々はバカばっかりなので、いろいろあって人がたくさん死んじゃう事態に陥っていき、警察まで介入してくる羽目になる。
であるから、登場人物全員が何らかの形で犯罪行為を犯すことになり、しかし結果として主人公とバーテン女性は、ラストで結ばれる可能性もあることを示唆して物語は終了。
ドタバタ劇の最中、バーテン女性はどうして主人公に好感を持ったかわからないけど、成り行きでキスまでしちゃってるし、主人公はそれなりに彼女に届く言葉を告白できていることもあって、自分の行為を認めて警察に自首しようとするのだが、彼女はそこに第三の選択を与えてくる。その内容は語られないんだけども、前後の文脈から考えるに、おそらくこの先何らかの形で交流が続きそうな予感を漂わせちゃう。なんなんそれぇ…。
ていうか、一目惚れしちゃったはいいけども、もう少しやり方あるだろ。そのもう少し違うやり方をしたらこの作品が成り立たないんで、そんな突っ込みは意味ないんだけども、実に詰まらん話であったなぁ。
バーテン女性とプレイボーイが実は、夫婦同士だったという展開には驚かされたが、主人公はそのことすら知ったうえであえてプレイボーイに作戦を依頼してたってのは、けっこう無理があるような気がするぞ。
まぁともかく、何ともバカバカしい、バカばっかりが出てくる作品でございましたな。
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