ファイナル・デッドコースター/ファイナルデスティネーション3
―2006年公開 米 93分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:突然の予知夢によって間一髪、ジェットコースター事故を免れたティーンエイジャーたちが、それでも運命から逃れられないかのように次々と変死していく。「ファイナル・デスティネーション」、「デッドコースター」に続く完結編。監督・製作・脚本は『X-ファイル』「ファイナル・デスティネーション」のジェームズ・ウォン。出演は「ザ・リング2」のメアリー・エリザベス・ウィンステッドとライアン・メリマン。(KINENOTE)
あらすじ:ハイスクールの卒業イベントとしてやってきたアミューズメント・パークで、ウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)がジェットコースターに乗り込むと、突如、このジェットコースターはクラッシュし、多くの死者が出るとの予知夢を見る。パニックを起こしたウェンディは係員によって降ろされ、彼女の友人たちもまたジェットコースターを降りる。その直後、ウェンディが見た夢のままに、走り出したジェットコースターは、乗っていた人々ごと地面にたたきつけられた。ウェンディとともにジェットコースターを降り、九死に一生を得たケヴィン(ライアン・メリマン)はウェンディに、過去の奇妙な出来事について話し始める。6年前、修学旅行でパリに向かう途中、一人の生徒が飛行機の爆発を予言し、機を降りた7名はその後次々と謎めいた死に方をした。そして、同様の事件は、3年前に起きたハイウェイの事故でも繰り返されたというものだった。そしてその後、あの日ジェットコースターから降りたアシュレー(シャーラン・シモンズ)とアシュリン(クリスタル・ロウ)が日焼けサロンで変死を遂げる。やはり“死の運命”からは決して逃がれられないのか。ウェンディは、事故の夜にパークで撮った写真の中に、まるでゲームのヒントを示すかのように、自分たちの“死”が暗示されていることに気がつく。ウェンディはこれが“死”の仕掛けているゲームなのだ、と確信。次に“死”が狙うのは誰か、ウェンディはあの予知夢を必死に振り返ろうとする。だが、そんなウェンディの前で“死”は次々と人間の命を奪ってゆく。“死”をかわすことは可能なのか? だが、彼女自身に残された時間もあとわずかだった。(KINENOTE)
監督・脚本:ジェームズ・ウォン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド/ライアン・メリマン
ネタバレ感想
シリーズ3作目。冒頭のジェットコースターの事故シーンが見どころなんだけど、シリーズの中で起こる事故の規模としてすこし小さいのもあって、ちょっと迫力に欠けるし、その死にざまがわかりづらい。
このシリーズは全5作もあるし、冒頭の大惨事と、それによって登場人物がいかようにして死ぬのかっていうのを楽しみながら観る作品だと俺は思っていて、であるから物語の細部は何度鑑賞してもよく覚えていない。
ただ、その中でも1作ごとに印象的な登場人物の死にざまが記憶に残っていて、今作のそれにあたるのは、ギャル2名が日焼けサロンで焼け死ぬシーンである。なんとも間抜けかつ拷問のような残酷な死に方で、体が真っ二つに切り裂かれて即死するよりも、考えようによっては辛そう。
てなことで、これを書いているのは鑑賞して2日後くらいなんだけど、すでに他の登場人物の死にざまはけっこう忘れてしまっている始末(笑)。
とはいえ、この作品は過去2作と比べると新しい設定を盛り込んでいて、そこには工夫が見られる。主人公の女の子は予知夢を見た当日にデジカメで写真を撮っていて、そこに残された画像の中に、各人の死の予兆が見て取れ、そこから読み取れるシチュエーションを何とか避けようとジタバタするのである。
そこはまぁ工夫がされた部分ではあるものの、だから何なんだよって感じもあって、過去2作よりは大分面白味が減っているなぁというのが正直なところ。同じ設定をシチュエーション変えて繰り返してるだけだから、仕方ないと言えば仕方ないんだけど。
コメント
一番トラウマかつ残酷な死に方はやはり釘打機の女の子でしょう
あれは確かにすごいですね。でもなぜか覚えていなかったので、今回は新鮮な気持ちで観られました(笑)