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映画 15ミニッツ ネタバレ感想 デニーロが〇〇されちゃう

15ミニッツ
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15ミニッツ

メディアを巧みに使って事件を解決する殺人課の刑事が、放火捜査員の若者と凶悪犯罪者を追う話。中盤以降に意外な展開があるけども、そのほかに特筆すべきところは見当たらない普通作品。ネタバレあり。

―2001年公開 米 121分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:アメリカにおける犯罪とメディアの関係に切り込んだサスペンス。監督・製作・脚本は「トゥー・デイズ」のジョン・ハーツフェルド。撮影は「ベティ・サイズモア」のジャン・イヴ・エスコフィエ。音楽はアンソニー・マリネッリ。出演は「ザ・ダイバー」のロバート・デ・ニーロ、「ノー・ルッキング・バック」のエドワード・バーンズ、「トイ・ストーリー2」の声優などで知られるケルシー・グラマー、「ビッグ・ヒット」のエイヴリー・ブルックス、「娼婦ベロニカ」のメリーナ・カナカレデス、「クラッカージャック」のカレル・ローデン、「トータル・フォース2」のオレッグ・タクタロフ、「オータム・イン・ニューヨーク」のヴェラ・ファミーガほか。(KINENOTE)

あらすじ:殺人課のエディ・フレミング(ロバート・デ・ニーロ)は、ニューヨークで知らない者はまずいない有名刑事。ニュース番組『トップ・ストーリー』のアンカーマン、ロバート・ホーキンス(ケルシー・グラマー)などは、彼の人気を利用して視聴率を稼いできたほどだ。そんなある時、チェコ人エミル(カレル・ローデン)とロシア人ウルグ(オレッグ・タクタロフ)の2人組による、アメリカのメディアと法律に挑戦するような殺人事件が起こる。彼らは、自分たちの殺人を目撃した女ダフネ(ヴェラ・ファミーガ)を探していた。エディは、捜査に同行したいという消防局の若手放火捜査員ジョーディ(エドワード・バーンズ)と共に、ダフネをかくまいつつ、2人組を追いはじめる。しかしエディは彼らに捕らえられ、殺されてしまった。そしてロバートは、エディが殺害される現場をとらえたビデオを犯人たちから買い取り、自分のテレビ番組で放送してしまう。やがてエミルの方は逮捕されたが、予定どおり精神異常を主張して罪を逃れようとしていた。苛立つジョーディ。だがそんな時、逃亡していたウルグが公の場に現われ、エミルが精神異常を装おうとする発言を収めたビデオがあることを告げる。裏切りに憤ったエミルはウルグを射殺するが、そんなエミルをジョーディは怒りを込めて射殺するのだった。(KINENOTE)

監督・脚本:ジョン・ハーツフェルド
出演:ロバート・デ・ニーロ/エドワード・バーンズ/カレル・ローデン/オレッグ・タクタロフ/ヴェラ・ファミーガ

ネタバレ感想

アマゾンプライムで見つけて鑑賞。デニーロの主演作はそれなりの数を見ていて、内容はさほど面白くないんだが、途中でデニーロが演じる役の人が殺害されちゃう話があったなぁ…てことだけは覚えてて、今回鑑賞したことで、「あぁ、この作品だったのか」ということが判明。

それだけで見る価値はあったかなというくらい(笑)。デニーロを死なさない展開だと物語的に弱くなりそうなのわかる。だから、彼が演じたエディには婚約を考えている女の人がいて、その人にプロポーズするためにいろいろと思案しているエディの様が描かれる。これによって彼が殺害されることに悲壮感がでるわけで、そこは効果を発してはいるものの、物語のテンポを遅くしてるようにも感じちゃって、その辺が残念。

イケメンなのにそんなに有名になれてないエドワード・バーンズ扮する消防士とエディのバディ感も中途半端だし、彼のキャラが弱いせいか終盤の展開もなんだか物足りなさが残った。て、考えると殺されるのはエディではなくこの消防士と、彼が護衛してた女性(ダフネ)だったほうが、話的には楽しめたんではないかと思っちゃったなぁ。

そもそも悪役のチェコ人=エミルとロシア人=ウルグは、ダフネに殺人の現場を見られ、彼女を殺すためにアメリカにとどまることになったわけだし、その展開はつくれなくもなかったように思うんだが。まぁ、デニーロが死ぬほうがインパクトはあるんだけどね。俺もそこだけは記憶してたわけだし。

てことで、エミルとウルグは頭が悪そうに見えて、足がつかずに悪さを続ける、なかなか凶悪でウザいキャラ。彼らは過去の犯罪で手に入れるはずだった金の取り立てにアメリカまでわざわざやってきたのに、その金が入手できず、その腹いせで起こした事件をきっかけに、アメリカの法律を逆手にとって逃げきろうとジタバタする。

彼らにとって、アメリカは犯罪をしても大手を振って人生を送れる可能性のある場所だったようで、偶然とは言え、犯罪者ドキュメンタリーを制作して、テレビ局に売りつけることで大金を得ようとするのだ。

この作品のタイトルはアンディウォーホールが「誰でも15分で有名人になれる」という言葉を借りたものらしい。チェコ人とロシア人はまさにそれを狙ったわけだが、この作品が公開された20年後の今となっては、スマホを使うだけで、それは誰でもが実現可能なこととなった。

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