デッドライジング ウォッチタワー
ゲームが原作のゾンビ映画ーーの割にはそこそこ楽しめた。ただ、もう少し短くテンポよく進んでくれたら、なおよかったような気もする。ネタバレあり。
―2015年製作 米 118分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:人気ゲーム「デッドライジング」を映像化したゾンビ・パンデミック・アクション。オレゴン州でゾンビパンデミックが発生。ジャーナリストのチェイス・カーターと女性カメラマン・ジョーダンは、政府機関によって壁に囲まれたエリアの取材を試みるが…。(KINENOTE)
あらすじ:オレゴン州でゾンビパンデミックが発生。ジャーナリストのチェイス・カーターと、彼の相棒の女性カメラマン、ジョーダンは、政府機関、FEZA(ゾンビオーソリティ)によって、壁に囲まれ、隔離されたエリアの取材を試みる。そこでは抗ゾンビウィルス薬による治療が試みられていたが、投薬は失敗、逆効果となって街中にゾンビウィルスが広がってしまう。チェイス、ジョーダン、そして、子供を探す母親のマギー、謎の女性クリスタルは、ゾンビを消滅させるための空爆作戦の前に、この街からの脱出を図るのだが……。(KINENOTE)
監督:ザック・リポスキー
出演:ジェシー・メトカーフ/ミーガン・オリー/ヴァージニア・マドセン/デニス・ヘイスバート/ロブ・リグル/キーガン・コナー・トレイシー
ネタバレ感想
原作がゲームのゾンビ映画にしては、まずまずの内容。俺はゲームのほうはやったことないけども、内容知らなくてもついて行けたので、そこもまた好感を持った。てことで、原作との比較はできないので、映画の中身に触れる。
とりあえず、この作品のよさはヒロインがなかなか美人でカッコいいところにある。彼女は悲惨な過去を持つこともあり、心が鍛えられている。そして、ゾンビパニックを一度潜り抜けているらしいため、本作においてもゾンビ世界を力強く、一人でも生き抜こうとする女性として描かれる。
だから、序盤から中盤くらいまでは、主人公の男のほうがヘタレに見えるくらいだ。ともかく、彼女のキャラに好感が持てるところが、物語への興味を持続させる一助となる。あとは、政府がらみの陰謀がどのように解決されるかというところも見所のひとつであろう。
ただまぁ、ちょっと尺が長すぎるような気も。バリケードの中と外の世界を交互に描写していく手法も、なんだか途中でだるくなってくる。外の世界は中の世界の状況を報じて、それについて単に感想を述べるだけになっているからだ。外のシーンの描写は報道番組の生中継の撮影風景で、コメンテーターに個性の強いキャラを出してはいるものの、毎度同じようなパターンの会話だけ繰り返されても、見ているこっちは退屈になってくる。
あと最終的に、物語がゾンビとの戦いというよりはチンピラ集団との戦いになっているのは仕方ないとは思いつつ、そのチンピラとの喧嘩シーンが単調なのに何度か繰り返されるので、そこも飽きる。
それ以外はまぁ、なかなかでありました。何となく続編が気になる終わり方で、実際に続編があるみたいだけど、どうすれば鑑賞できるのかはよくわからん。あんまり面白くなさそうだけど、続きはちょっと気になる。
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