デッドマン・ダウン
―2013年公開 米 118分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:ハリウッドリメイクで話題を呼んだ「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレヴ監督がハリウッドで手掛けたサスペンス・アクション。復讐を胸に秘めた殺し屋と、彼に復讐を依頼した女が辿る運命を描く。出演は「トータル・リコール」(12)のコリン・ファレル、「プロメテウス」のノオミ・ラパス。(KINENOTE)
あらすじ:ヴィクター(コリン・ファレル)は、裏社会で不動産業を牛耳るアルフォンス(テレンス・ハワード)の信頼厚い寡黙なヒットマン。脅迫文や謎のメモ、仲間の惨殺死体など、何者かの脅しに悩まされるアルフォンスと、そんなボスの悩みを解決してのし上がろうと躍起になる手下のダーシー(ドミニク・クーパー)たちの騒ぎを冷静に見つめていた。一方、ヴィクターの向かいのマンションに住む若い女性ベアトリス(ノオミ・ラパス)。交通事故の生々しい傷跡が顔に刻まれた彼女は、近所の子どもたちから“怪物”と罵られていた。ヴィクターはそんな彼女に同情し、食事の誘いに乗るが、ベアトリスには目的があった。“あなたが人を殺した現場を見た。通報しない代わりに、私をこんな顔にした男を殺して”。弱みを握られたヴィクターに選択の余地はなかった。さらに、ヴィクター自身も個人的な復讐計画を秘めていた。妻子を殺され、自分も殺されかけて以来、名前や経歴を変えて生きてきた彼のターゲットは、幸福な家庭を奪った男。準備は万全だったが、あることを恐れて実行に移せずにいた。ある時、標的を仕留め損ねたヴィクターは、ベアトリスに窮地を救われる。これをきっかけに、互いの境遇を語り合う2人。フランス人のベアトリスは母ヴァレンタイン(イザベル・ユペール)と2人暮らし。ヴィクターも妻子に先立たれたことを打ち明け、2人の距離は着実に接近してゆく。しかし、事態は彼らの予期しない方向へ。刺客の策に気付いたアルフォンスは、ヴィクターに難題を押し付けてくる。さらに、ボスを狙う刺客の正体に迫ったダーシーも、ヴィクターに協力を要請。だが二重の復讐計画を進めるヴィクターにそんな余裕はなかった。しかし、ベアトリスが危険に巻き込まれたことを知り、遂に最後の計画を実行する。困難なミッションと復讐の中で、ヴィクターが下した決断は?彼らが隠していた衝撃の秘密とは……?(KINENOTE)
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
出演:コリン・ファレル/ノオミ・ラパス/テレンス・ハワード/イザベル・ユペール
ネタバレなし感想
コリン・ファレル扮するヴィクターは、ある裏社会の組織に入り込んで、ひそかにボスの首を狙っている。孤独に暮らす彼はある日、ベアトリス(ノオミ・ラパス)という女性と知り合う。彼女はヴィクターのある弱みを握っており、それを秘めておくかわりに、自身が恨んでいる、ある男への復讐をヴィクターに依頼するのだがーーというのが適当なあらすじ。
ノオミ・ラパスって俺の中では男勝りな役柄とか、男とのロマンスが発生しないような作品の役どころばっかり演じている印象があるので、本作における彼女の乙女っぷりに驚いた。乙女っぷりとは言うものの、性格はなかなかハッキリとしているし強気でもあるんだけど、やっぱり他の作品と比べると乙女感があったな。
ということで、この作品は俺の中では、ノオミ・ラパス主演の乙女映画という感想しか出てきそうもない。他に強いて挙げるなら、イザベル・ユペールをあの程度の役どころで起用するなんて、なかなか贅沢ってのと、テレンス・ハワードはけっこう好きな役者なのに、『ハッスル&フロウ』以外では、あまりパッとしないってことくらいか。
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