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映画 ブリグズビーベア ネタバレ感想 ラストまで幸福な人たちの幸福な物語

ブリグズリーベア
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ブリグズビー・ベア

誘拐犯に25年間にわたり育てられていた青年ジェームズが、解放されて真の家族のもとに戻ったことでおこる騒動が描かれた成長物語。ネタバレあり。

―2018年公開 米 97分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』のディレクター、デイヴ・マッカリーが監督したドラマ。誘拐され、偽の両親が制作した教育番組『ブリグズビー・ベア』を見て育ったジェームス。犯人逮捕により突如外界に放り出された彼は、周囲を騒動に巻き込む。デイヴ・マッカリーとともにコメディユニットGOOD NEIGHBORのメンバーで『サタデー・ナイト・ライブ』にも出演するカイル・ムーニーが、外の世界に踏み出していく純粋な青年ジェームスを演じる。ほか、「スター・ウォーズ」シリーズのマーク・ハミル、「いつか眠りにつく前に」のクレア・デインズらが出演。また、ベック・ベネット、アンディ・サムバーグといった『サタデー・ナイト・ライブ』に出演するコメディ俳優たちがカメオ出演している。(KINENOTE)

あらすじ:ジェームスは、小さなシェルターで外界から遮断され両親と25年間暮らしてきた。毎週届く教育ビデオ『ブリグズビー・ベア』を見て育ち、今では日々『ブリグズビー・ベア』の世界についての研究に力を注いでいた。しかし、パソコンでチャットする友人や両親との少し退屈でも穏やかな日常は、警察の出現により一変。警察に連れ去られ、両親だと思って一緒に暮らしてきた男女が25 年前に自分を誘拐していたことを知らされるジェームス。偽の両親によって作られた教育番組『ブリグズビー・ベア』から得た知識しかないまま突如外の世界に出された純粋な彼の常識が、周囲の人間を騒動に巻き込んでいく。(KINENOTE)

監督:デイヴ・マッカリー
出演:カイル・ムーニー/マーク・ハミル

ネタバレ感想

適当なあらすじ

主人公のジェームスは幼い頃、テッドとエイプリル(確か)という男女に誘拐され、そのまま養われてきた。彼は現在、25歳。テッド夫婦を本当の親だと思い込んでいるようなので、かなり幼い頃に誘拐されたんだろうと思われる。

彼は(偽の)両親により、外界には有毒ガスが蔓延しているから出ることができない――と教育されており、外に出たことがない。彼の楽しみは、毎週届く教育ビデオ番組『ブリグズリーベア』を鑑賞することであり、その世界にのめり込みまくっているので、日々、作品について研究を重ねている。

そんなある日、家に警察がやってきて、テッドたちを連れて行ってしまった。

警察の話によると、あの両親は偽物で、誘拐犯であるということ。そして、外界に有毒ガスなど蔓延していないということを知らされ、本当の両親のもとへ返されることに。

実家に戻ったはいいものの、感動の家族の再会というわけにはいかない。どちらにとっても血がつながっているだけで、一つ屋根の下で暮らしてきたわけではないので、単なる他人みたいなものだ。では、その他人のような人たちと、ジェームズが一緒に暮らすことで、どうなってしまうのか――というのが超適当なあらすじ。

主人公の成長物語

簡単に言えば、自分の大好きな作品、『ブリグズリーベア』に全てを捧げた青年の、成長物語みたいな内容に感じた。あとは、没頭できるくらいにのめり込める何かがある人間こそが、人生を享受できるというか、楽しめるという作り手側の目線のようなものも感じる。

面白いか面白くないかという感想を先に述べると、面白くないわけではないけど、面白いとは言いがたい作品――というわけのわからないものになる。

社交的な主人公と周囲の人たち

外界をほとんど知らずに育った人間が他者の生きる世界とのギャップで戸惑ったり騒ぎを起こしたりするシーンを面白おかしく描写するのかなと思っていたんだけど、そういうことが描きたかったのではないように感じた。

主人公のジェームスは、人と接してきた経験があまりないとはいうものの、性格はけっこう社交的で、初めて経験するいろいろのことに対してもさして抵抗を感じないようで、それぞれの出来事で対面する現実にスルスルと適応しているように見える。そんな簡単に、いろいろのことを受け入れられるものなんだろうかーーとこちらが疑ってしまうくらいに。

ジェームズが他の人と比べて異質なのは、『ブリグズリーベア』という彼しか知らない作品に対して、執拗な執着と愛着を感じているくらい。これが、誰もが知る『ドラえもん』みたいな作品であれば、共通の話題を持つ人はそれこそ無数にいるので、彼が社会に溶け込むのはさらに早くなるだろうが、『ブリグズリーベア』は誰も知らない。

だから、誘拐犯であり義父であったテッドが自主制作していたこの作品の続きを自ら作り出す彼は、協力者を得られずに苦労しながら一人でなんとかするんだろうなと思っていたら、これまたそんなこともならない。

すぐに作品に理解を示してくれる友人が現れ、さらにはその他の人たちも制作に協力をしてくれる。真の両親はそうでもなくて、彼から作品を取り上げようとするものの、まぁやっぱり最終的には理解を示して応援をしてくれるように。

みんなが幸福な映画

ということで、この映画、周囲の人がジェームズに対して理解のある人たちばかりだし、ジェームス自身も開けた心の持ち主なので、みんなけっこうシアワセなのである。そして、シアワセに劇終を迎える幸福映画だ。そして、冒頭に書いたように、人との関わりを通して、好きなものにすべてを捧げる生き方に、自信を持つようになる青年の成長物語であり、そうした己のすべてを捧げたいと思う何かを持つことの幸せを説いた映画——というように俺には見えた。

成長部分で言うと、育ての親が創作した未完の物語を自分の力で完結させたことで、ジェームズは父親を超えて大人の男になり、すべてを出し尽くして作品を創り上げたラストを踏まえるに、あらたな物語を創作するのだと思われる。

ともかく、みんな幸せでイイ人だ。俺は他人が不幸になる話のほうが好きなのかも(笑)。

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