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映画 残された者 北の極地 ネタバレ感想 マッツミケルセンのサバイバル

残された者 北の極地
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残された者 北の極地

―2019年公開 氷 97分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「悪党に粛清を」のマッツ・ミケルセン主演のサバイバル・ドラマ。北極圏に不時着したパイロットのオボァガードは救助を待つが、現れたヘリコプターが墜落。女性パイロットが重傷を負い、オボァガードは彼女を救い窮地を脱するため極限状態の中を歩き始める。監督は、ミュージックビデオやコマーシャル、短編映画を手がけてきたブラジル出身のジョー・ペナ。平均気温マイナス30℃の中撮影を敢行し、北極圏に一人取り残された男の生き抜くための闘いを描く。「グレイテスト・ショーマン」などを手がけてきたジョセフ・トラパニーズが音楽を担当。(KINENOTE)

あらすじ:飛行機事故によりパイロットのオボァガードは機体を北極地帯に不時着させる。極寒の荒野に一人取り残された彼は、壊れた飛行機をシェルター代わりにすることに。白銀に包まれた荒野を毎日歩き回り、魚を釣り、救難信号を出すことなどをルーティーンにし、それらをこなしながら救助を待つ日々。ようやくヘリコプターが救助に来るが、強風のため墜落してしまい、女性パイロットが大怪我を負う。オボァガードは瀕死の彼女を救うために、寒さ、飢え、そして肉食獣が囲む極限状態の中、歩き始める。(KINENOTE)

監督:ジョー・ペナ
出演:マッツ・ミケルセン/マリア・テルマ・サルマドッティ/ティントリナイ・ティカスック

ネタバレ感想

適当なあらすじ

冒頭、いきなりマッツミケルセン扮するオボァガード氏が、いかにして極寒の地で生き残りを図ってサバイバルしているかの日常が描かれる。彼の職業は説明がない(引用によるとパイロット)。不時着した飛行機を自宅代わりにして日々を暮らしていることはわかるが、同乗客はどうなったんだろうか。

飛行機から少し離れたところに石を積んだ場所があり、彼はそこに通っては声をかけているようなシーンがあるので、おそらく死んだ仲間を埋めたところに墓石をつくって墓参りをしているということだろう。彼がどれだけの期間、救助を待っているのかもわからない。しかし、魚を獲って暮らしているさまはなかなかに慣れたものだし、雪原に大きくSOSの文字を掘り起こしていることからもわかるように、それなりの日にちは経っているものと思われる。

救難信号をおくりつつ、サバイブをしていた彼のもとに、ある日ヘリコプターが救助にくる(救助だと思われる)。どうやらそのヘリコは北極の基地から来たものらしく、ヘリには日本や韓国などの国旗が記されている。おそらく、合同の研究所か何かだと思われる。

しかし、そのヘリコはオボァガード氏の目の前で、風に煽られて墜落。パイロットは死んでしまい、後部座席の女性も重症。オボァガード氏は彼女を救うために看病するものの、回復の兆しはない。意を決した彼は、彼女を連れて基地への道へと歩を進めるのであったーーというのが適当なあらすじ。

女性のために命を賭けた

珍しいことに、この作品では事故のオボァガード氏が不時着することになった事故の様が描かれない。尺の問題だろうか。物語はほぼ彼の一人芝居なので、セリフも少なく、事故に至るまでの過程は何の説明もない。もう一人の主要人物である女性は大けがを負っているため、ほとんどしゃべらないので、大半は人形みたいなものだ。彼はこの女性を助けるために、雪原に足を踏み出し、さまざまな困難に立ち向かって、何とか救助をされてハッピーエンドを迎える。不屈の闘志と運のなせる業だ。

不屈の男に運が味方する

迎えるのだが、なんだかおかしなことも。彼を助けにきた救助ヘリが墜落して大惨事になっているのに、なぜ基地から救助が来ないのか。風に煽られて墜落するまでの間、基地とは連絡を取り続けていたと思うのだが。

あと、オボァガード氏は途中、女性を見捨てようとするシーンがある。最初、俺は彼女が死んでしまったので泣く泣く一人で彼は進み始めたのかと思った。しかし、彼女は生きていたのである。再会した際にオボァガード氏は涙を流して彼女に許しを請うていた。であるから、やはり見捨てたのだろうと思われる、一度は。

ちなみに彼女との再会のきっかけになるのは、オボァガード氏が雪に埋もれていた穴の存在に気付かず、そこに落ちてしまうアクシデントだ。なんだかすごい深さのある広い穴に真っ逆さまに落ちた彼が、足の骨折程度ですんだところに疑問を持った。あれ、さすがに死ぬというか少なくとも重症を負うだろ。彼が超人だからか、それとも奇跡が起きたのか。

オボァガード氏は女性を救うために立ち上がったのに、彼女を見捨てる瞬間もあるところがなかなか人間的であったなと思うが、全編通じての感想としては、淡々としててドラマ的にも物足りなさがあるかなという内容であった。

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