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映画 ビヨンドザロウ ネタバレ感想

ビヨンドザロウ
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ビヨンド・ザ・ロウ

強盗団のリーダーが平穏な暮らしを求めて最後のヤマを叩いたつもりが、権力者の汚職事件の揉み消しに巻き込まれてしまい、ジタバタする話。ネタバレあり。

―2017年製作 白=仏 86分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:巨大な陰謀に巻き込まれたプロの強盗と、その謎を追う女刑事の姿を映し出すフレンチ・アクション。静かな暮らしを送るため、最後の仕事として現金輸送車強盗に挑んだフランク。だが事件の関係者は次々と殺害され、フランクは濡れ衣を着せられ逮捕されてしまう。出演は「ルージュの手紙」のオリヴィエ・グルメ、「灼熱の魂」のルブナ・アザバル、「君と歩く世界」のブーリ・ランネール、「ムード・インディゴ うたかたの日々」のナターシャ・レニエ、「ラスト・ターゲット」のヨハン・レイゼン。監督は「ザ・スクワッド」の撮影を務めたジャン=フランソワ・アンジャンと、本作で脚本も兼任しているフランソワ・トロウケンス。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映。(KINENOTE)

あらすじ:家族と静かな暮らしを送るため、最後の仕事に挑んだプロの強盗フランク(オリヴィエ・グルメ)。ところが、その現金輸送車強盗計画の裏には、謎の犯罪組織の罠が潜んでいた。事件の関係者たちは次々と殺害され、その中にはヴェロニク(ナターシャ・レニエ)という女性検事もいた。検事殺しの濡れ衣を着せられたフランクは逮捕。だが彼は真犯人を見つけ出すため、脱獄を決行する……。そんななか、ヴェロニク検事と共に“マッドキラー”という犯罪者を追っていた女刑事ルシー(ルブナ・アザバル)は、警察内部に犯罪組織と通じている者がいることを知る。彼女は危険を犯してフランクと連絡、事件について検事長に報告しようとするが、警察内の汚職と巨大な悪の力は、政治システムにまで及んでいた……。(KINENOTE)

監督:ジャン=フランソワ・アンジャン/フランソワ・トロウケンス
出演:オリヴィエ・グルメ/ルブナ・アザバル/ブーリ・ランネール/ナターシャ・レニエ

ネタバレ感想

強盗団のリーダーが平穏な暮らしを求めて最後のヤマを叩いたつもりが、権力者の汚職事件の揉み消しに巻き込まれてしまい、ジタバタする話。

強盗シーンはなかなかに慎重かつ戦略的で面白く観られて、なんとなく、マイケルマン監督の『ヒート』を思わせる部分もある。リーダーが犯罪から足を洗いたがっているところなんかも、背景は異なるものの、似たような感じ。ということで、ケイパー映画としてはそれなりの水準にある。

そこに警察内部の汚職事件が絡んでくることで物語に多層感をもたらしている。いるけども、ちょっとわかりづらい感じだった。誰が黒幕で、リーダーを嵌めてたのは誰かってのはわかる。リーダーを裏切ってた奴もわかる。けども、暗い場面で役者の顔が判別できなくて、何が起きてたのかよくわからん部分も。

あと、時系列をいじることで、展開に興味を持たせようとしてる部分はイイと思うんだけど、そもそもの事の発端となる25年くらい前の事件の細部が、初見ではわかるようでよくわからんかった。それは観る側の問題でもあるのであろうが、もう少し、なぜ黒幕たちがリーダーを嵌めてまでジタバタ必死こいてたのかをわかるようにしてくれると、スッキリできたんだけどなぁ。

最終的にリーダーは落とし前つけて黒幕を葬ることに成功しているけども、死んじゃってる人が多すぎて、その辺はなかなか重い話だ。ベルギーとフランスの合作てことだけど、どうやら事実を基につくられた話みたい。

フランス映画で事実を基とにしたと言えば、フランスのオリビエマルシャル監督の『あるいは裏切りという名の犬』が思い出されるけども、それに似たような雰囲気はあったかな。あの作品ほどにはズシッとくるものはなかったけど。『やがて復讐という名の雨』と同等か、少し劣るような印象。

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