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映画『嘘を愛する女』ネタバレ感想

嘘を愛する女
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嘘を愛する女

サスペンスミステリー的な内容かと思いきや、長澤まさみと吉田鋼太郎の疑似父娘体験を通じたバディムービーであり、最終的にはラブロマンスな内容であった。最初からネタバレした感想なので、未見の方は注意。

ー2018年公開 日 117分―

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あらすじと解説・スタッフとキャスト

解説:新たな才能を発掘するTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015グランプリ受賞企画を、長澤まさみ、高橋一生ら出演陣を迎え製作。一流企業に勤める由加利は同棲相手の桔平が倒れたと知らされるが、彼は身元を全て偽っていた。「single」でぴあフィルムフェスティバル観客賞を受賞、CMディレクターとして活躍する一方自主映画の制作を続けTCP2015グランプリに輝いた中江和仁が監督。恋人の嘘に翻弄される由加利を「散歩する侵略者」の長澤まさみが、仕事も身元も偽っていた男を「シン・ゴジラ」の高橋一生が、由加利に協力する探偵を「三度目の殺人」の吉田鋼太郎が演じる。(KINENOTE)

あらすじ:飲料メーカーに勤めるキャリアウーマンの川原由加利(長澤まさみ)は、研修医で面倒見のいい小出桔平(高橋一生)と交際中。同棲5年目を迎えたある日、桔平の遅い帰りを待っていたところ、自宅に突如警察官がやってきた。桔平がくも膜下出血で倒れていたところを発見されたが、所持していた運転免許証も医師免許証も偽造されたものであり、名前すらも偽っていたことが判明。ずっと騙されてきたことにショックを受ける由加利。彼が何者なのか知るため、私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)を頼ることにする。やがて見つかった桔平の700ページにもおよぶ書きかけの小説には、故郷を思わせるいくつかのヒントと幸せな家族の姿があった。海原の力を借りその場所が瀬戸内海のどこかだと知った由加利は、桔平の秘密を追っていく。(KINENOTE)

監督:中江和仁
出演:長澤まさみ/高橋一生/DAIGO/川栄李奈/奥貫薫/黒木瞳/吉田鋼太郎

ネタバレ感想

トラックドライバーが気の毒

高橋一生という人が演じてた小出氏。小出というのは仮の名前であり、本名は別。彼は過去、広島で有能な医者として働いており、通常勤務のほかにも学会の発表や講演活動などで忙しくしていたらしい。で、娘の面倒は妻にまかせきりで、それを任せきりであることにすら気づかないくらいに仕事に没頭していたようだ。

で、彼の知らぬまに妻は育児ノイローゼのような状態になっていたようで、娘を風呂場で溺死させてまう。帰宅した小出(本名忘れた)はその光景に驚愕して娘を蘇生しようとするが後の祭り。もう娘は息絶えている。

それと時を同じくして放心状態にあった妻が突如、雨の中外に走り出ていく。そのあとを追う小出。しかし、追いつく前にタイミングよく、トラックがやってきて妻を撥ねてまう。撥ねられる瞬間の妻は笑みを浮かべていたが、なぜ笑っていたのか俺にはわからなかった。

てなことで、激しく取り乱す小出。そらそうだ。わかるよ。わかるんだけどこのシーン、俺が気の毒で仕方なかったのは、妻を撥ねたトラックのドライバーだ。気の毒すぎる。あんなんで人殺してしまってムショ送りとか、彼の人生どうなってしまうのかと嫌な気分になる。

面白かったけど、特筆したいことはない

そんな経緯があって、小出はで四国の瀬戸内海側のどこかで少し過ごしたあと、東京に出てきたらしい。んで、キャリアウーマンの由加利と出会う。で、いろいろあって、彼女の家に居候してヒモみたいな暮らしを始めるわけだ。前の奥さんよりもトンキンで出会った相手はずいぶん美人(長澤まさみだもんな)だ。さぞかしおいしい気持ちになったであろう(穿った見方)。

この辺の由加利と小出の出会いの部分はずいぶんと都合がよくてリアリティを感じなかったけども、腐すのはその辺にして、この映画の感想を。

最後まで面白く見られました。ただ、どこがよかったのかを考えると、あまり思い浮かぶところがないのが辛い(笑)。強いて言うなら、小出の書いてた小説が、実は由加利のことを思って書いていたことがわかるくだり。あそこはけっこう驚いた。そんで、そのシーンを経てこの作品は、由加利と、彼女の依頼に応えるべく奮闘する探偵の心の成長を描いた話なのだと思ったのである。

と同時にこの後に続く内容が泣かせにきやがる展開だとわかって、嫌だなぁと思った。そして結局、図らずもその後のいくつかのシーンで落涙してもうた(笑)。ちくしょう。

繰り返すけど、退屈せずに楽しめる作品でした。だけど、特筆したい何かはないかな。

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