ザ・ストレンジャー:見知らぬ男
少年を誘拐して殺害した疑いのある男を逮捕するため、身分を隠して男に近づいた警官が男との交流を通じて心を乱してゆく話。実話をもとにした物語、終始不穏な感じがする雰囲気と音楽が不安を煽ってくる作品。ネタバレあり。
―2022年配信 濠 117分―
あらすじ・スタッフとキャスト
あらすじ:警察官の男は素性を隠し、警察が追い続ける殺人事件の容疑者に接触。だが、信頼関係を築いて自白を引き出そうとするあまり、男は容疑者に感情移入して心を乱されてゆく。(FIlmarks)
監督・脚本:トーマス・ライト
出演:ジョエル・エドガートン/ショーン・ハリス
ネタバレ感想
ネットフリックスで見つけて鑑賞。実話をもとにした話だそうだ。ある少年の誘拐殺人の容疑をかけられているヘンリーという男に、警察官のマークが近づき彼の素性を調べることに。
マークと警察たちは裏社会の組織を装ってヘンリーの素性を調べていく。ヘンリーに一番近いところにいるマークは、ヘンリーのヘンテコな性格を知るうちに、心が乱されていってーーという話。
最終的にヘンリーは逮捕されて、事件の証拠も見つかったような感じで物語は終わる。で、彼に近づいたマークは、事件を通じて情緒不安定になっていく姿が描かれる。
こういう捜査をする警察官はメンタルがおかしくなっていくのが当たり前みたいで、マークもメンタルヘルスのケアみたいなのを受けている。ただ、俺にはどうしてマークがそこまでメンタルがきつくなっていくのかが、よくわからんかった。
確かにヘンリーは変な奴だが、マークが彼に感情移入してしまっているような感じには見えなかったのである。つまり、作品の情報を読み取れていなかったようだ。なので、あんまり作品としては楽しめなかったなぁ。
ただ、最初から最後まで不穏な空気が流れている作品であることは確かで、音楽や効果音、終始暗めな感じで進む画面の陰湿さなど、その空気の重さは十分に感じられた。その辺が作品に重厚さを与えていて、恐ろし気な腑に気を醸しているところはすごいと思った。
あと、マークを演じるジョエル・エドガートンとヘンリーに扮したショーン・ハリスの髭長髪はなかなかカッコよろしい感じでよかったね。ただ、似たような背丈なんで、並んで車に乗っているシーンなんかは、二人を見分けるのが難しかったんだけど(笑)。
という感じで、うっす~い感想を垂れ流して終わりにする。
この作品はネットフリックスで鑑賞できます。
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