アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
―2010年製作 米 110分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:「ザ・ファイター」のマーク・ウォールバーグと「主人公は僕だった」のウィル・フェレル共演のアクション・コメディ。ニューヨークのダメ刑事コンビが巻き起こす騒動と活躍を描く。「ザ・スピリット」のサミュエル・L・ジャクソン、「ワイルド・スピード MEGA MAX」のドウェイン・ジョンソンなど豪華スターが共演。(KINENOTE)
あらすじ:犯罪都市ニューヨーク。ハイスミス(サミュエル・L・ジャクソン)とダンソン(ドウェイン・ジョンソン)は、派手なカーチェイスや銃撃戦で、徹底的に追い詰めて犯罪者を捕えるニューヨーク市警のスター刑事。マスコミ受けもよく、市民からも人気だったが、自分たちのスーパーすぎる能力を過信した2人はあっけなく殉職してしまう。ハイスミス&ダンソン亡き後、次期スター刑事の座を狙うのは、その他大勢のダメ刑事たち。テリー・ホイツ(マーク・ウォルバーグ)もその1人。正義への熱意は人一倍のテリーだったが、彼には大きな障害が。それは、つまらないデスクワークに熱中し、PCの前を離れようとしない会計課出身の相棒アレン・ギャンブル(ウィル・フェレル)だった。彼のせいで、緊急無線が入っても出動できない。上司のジーン・マウチ警部(マイケル・キートン)や同僚たちからバカにされても、マイペースで屁理屈だけは一人前なアレン。テリーがストレスを募らせていたある日、アレンが珍しく腰を上げた。工事用の足場の設置許可を取っていないビルの建築主を摘発するという。地味な事件とはいえようやくのチャンス、テリーも一緒に出動し、建築主である大投資家アーション(スティーブ・クーガン)を逮捕する。ところが、警察署に連行しようとしたところ、武装した側近が2人を取り囲み、アーションを連れ去ってしまう。身ぐるみ剥がれ、裸足で署に戻ったテリーとアレン。ジーン警部からは手を引くように命じられる。だが、強引すぎるアーション奪還劇に納得がいかないテリーは捜査を続行。実は巨額の金融詐欺事件の中心人物だったアーションの周辺には、疑惑が渦巻いていたのだ。気付かぬうちに巨大な陰謀に巻き込まれていたテリーとアレン。事件をややこしくする一方のドジな熱血漢とダサい変人のダメ刑事コンビは、果たして“その他大勢”を脱してヒーローになれるのか!?(KINENOTE)
監督:アダム・マッケイ
出演:ウィル・フェレル/マーク・ウォールバーグ/エヴァ・メンデス/マイケル・キートン/サミュエル・L・ジャクソン/ドウェイン・ジョンソン/アイス-T(ナレーション)
ネタバレ感想
何ともキャストが豪華なコメディ作品。サミュエルとロック様が大暴れする冒頭のシーンで、映画を間違えたかと思った。なぜなら、ネットフリックスのサムネイルではマーク・ウォルバーグとウィル・フェレルが出てたから。ところが冒頭に出てきたのはその二人で、しばらくこいつらの独壇場みたいなシーンが続くので、そう思ったのである。
ところが、それは間違いではなく、ちゃんとウォルバーグ(テリー刑事)とフェレル(アレン刑事)が登場して、サミュエルとロック様はきちんと舞台を去ってくれる。あのシーン本当にバカだよな。あのコンビは成り上がりまくって世間の賞賛浴びすぎちゃって、全能感があったんだろうねぇ(笑)。
まぁコメディ作品なんで、そういうバカシーンの連続でなかなか笑わせてくれる作品だ。こういうコメディって常識人が出てこないから面白いのであって、見る側の人間は常識人だから、常識のないことをするキャラの言動を楽しんでいるのである。仮に常識人じゃないにしても、常識の何たるかを知らないと、それらから逸脱したことをする登場人物たちの行為を笑えないのは当然なわけで、こんな当たり前のことを言っても仕方ないんだけど、それって結構不思議なことだ。他の人にはそうでもないかもしれないけど。
個人的にこの作品で良かったのは、久しぶりにエヴァ・メンデスを見られたことだ。最近何をしているのか知らんが、2000年代から2015年くらいまでの間に、いろんな映画にチョイ役で出てたよな。俺はセガールとDMX主演の『電撃 DENGEKI』で彼女を最初に観たときにその美人さに衝撃を受けたがあまりにもチョイ役過ぎて悲しんだ。続いて出た『トレーニングデイ』でもチョイ役。『レジェンド・オブ・メキシコ』ではそれなりの活躍もあって嬉しかった。『デスペラード』の続編だし、ジョニー・デップも出るからとワクワクして鑑賞したけど、内容はクソつまらなくて全然覚えてなくて、でもエヴァ・メンデスのおかげで何とか最後まで鑑賞できた。
てなことで、ギャグだと分かってても、この作品でアレンの彼女に対する扱いは、なんかムカついちゃったのである(笑)。て、全然関係ない話だな。
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