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映画『アウトレイジ』シリーズ見どころ紹介 全員悪人!

アウトレイジビヨンド
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最新作『アウトレイジ 最終章』が2017年10月7日から公開。新キャストにはピエール瀧、大森南朋ら。いやいや、楽しみ。てことでシリーズ2作の見どころ紹介です。全員悪人!

『アウトレイジ』(2010)日本 109分

 

解説:「座頭市」、「HANA-BI」などで世界に知られる北野武が、権力の最下層に位置する弱小ヤクザを中心に、裏社会の激しい抗争を描いたバイオレンスアクション。出演は「座頭市」のビートたけし、「火天の城」の椎名桔平、「それでもボクはやってない」の加瀬亮。悪人ばかりが繰り広げる激しいセリフとアクションの応酬に注目。(KINENOTE)

あらすじ:関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織、山王会。幹部たちが集まる総会の場で、池元組組長の池元(國村隼)は本家の加藤(三浦友和)から指示を受ける。弱小だが古参のヤクザ村瀬(石橋蓮司)との蜜月を知った本家が、村瀬組を締めるよう求めてきたのだ。だが、村瀬と池元は兄弟の盃を交わした仲。板挟みの池元は、それを傘下の大友組に命じる。いつも池元からやっかい事を押し付けられている組長の大友(ビートたけし)は命令に従い、準備を整える。ある晩、1人の男が村瀬組のぼったくりバーに…(以下略)(KINENOTE)

監督:北野武
出演: ビートたけし/三浦友和/椎名桔平/加瀬亮/國村隼/杉本哲太/塚本高史/石橋蓮司/小日向文世/北村総一朗/中野英雄

ネタバレあり

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わかりやすい娯楽作品

北野監督作品は好きなのけっこう多い。このシリーズはわかりやすい娯楽だから、彼の作品の中でもかなり人気高いよね。なんでこんなわかりやすい作品を撮ったのかってのは、町山智浩氏の映画その他ムダ話の解説が詳しいので、興味があれば。

冒頭から見どころいっぱいで、とにかく笑えるし楽しめる。ということでまずは『アウトレイジ』の個人的に好きなシーンなどをいくつか。

コノヤロー、バカヤロー! 罵声と怒号が飛び交ってます

まず冒頭、國村隼が、お膳を前にご飯を食べているところ。あそこがいい。なんかすごくおいしそうに食べているから。必見です。

続いて、そのご飯のくだりからオープニングまで。ここで一部の登場人物たちの力関係がある程度わかる。で、タイトルがどどん。すごくワクワクしてくるオープニングですね。

そして、中野英雄、指詰めろや事件(笑)。「やってやるよこのやろー …い、痛ぇえっ」てまじめにやっているけど糞笑える。しかしあのシーンの大友組の人たち、本当に酷い。特にカッターを中野にわたす奴が、あの糞野郎であるとこがポイント(笑)。

椎名桔平がかっこいい。大物ではないんだけどそこがいいんだな。警察署前の玄関のくだりとか小物感満点。でもセクシーさがあっていいですね。「なめてんのかこらぁ!」とかドスのきいたセリフは白眉。

小日向文世もいい。あのポテトチップス食べるところとか。たけしとの拳闘シーンとか。そしてあの、「ッ逮捕するぞこのやろー!」。全然怖くねえ(笑)。

『アウトレイジ ビヨンド』(2012)日本 112分

解説:「HANA-BI」などで世界に知られる北野武が2000年に発表した「アウトレイジ」の続編。関東VS関西の巨大ヤクザ抗争に巻き込まれていく主人公・大友の姿を描く。出演は「アウトレイジ」のビートたけし、「釣りバカ日誌」シリーズの西田敏行、「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の三浦友和、「それでもボクはやってない」の加瀬亮。(KINENOTE)

あらすじ:熾烈な下克上抗争から5年。先代亡きあと加藤(三浦友和)が会長となり、関東の頂点を極めた暴力団「山王会」は、ついに政治の世界にまで手を伸ばし始めた。だが巨大ヤクザ組織の壊滅を企てる警察組織は、山王会の過剰な勢力拡大に業を煮やし、関西の雄である「花菱会」に目を付ける。表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団の対立を目論み、刑事の片岡(小日向文世)は裏で策略を仕掛けていく。そんな中、獄中で死んだと思われていた元山王会配下大友組の組長・大友(ビートたけし)が出所…(以下略)(KINENOTE)

監督 北野武
出演 ビートたけし/西田敏行/三浦友和/加瀬亮/中野英雄/小日向文世/高橋克典/桐谷健太/新井浩文/塩見三省/中尾彬/神山繁/田中哲司/名高達男/光石研/松重豊

2作目は全員悪人、でもない

前作と比べると大友が善人的になっているところは、続編だからやむを得ないか。ということで、2作目の見どころ。

中尾彬の物腰ってすごくいいよね。肩をまるめてて、ダルマみたいに転がりそうな丸みがいい。そしてあの語り口。最期の命乞いシーンの必死さ。まじで笑える。名高達男と光石研の小物感も実にいい。光石氏の役名が五味ってとこがね。ほんとうにゴミみたいな役どころだ(笑)。

一番魅せるのはやっぱ、有名なあのシーン。たけしと中野が花菱会の会長と若頭たちに会いにいくところ。塩見三省の「おい! ドーグ持ってこい!」からのたけしとの言い合い。めちゃくちゃ笑えるです。

そして小物警官、小日向文世が料亭みたいなところでご飯食べているシーン。それを呆れた顔で眺める松重豊(笑)。おいしそうに食べるなぁ。

ということで、最終章が待ち遠しいであります!

鑑賞しました!

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暴力には暴力で対抗する暴力刑事、我妻が悪徳企業とそれに雇われた殺し屋と死闘を繰り広げるバイオレンス映画。たけし演じる我妻と、白竜扮する清弘とのやり取りシーンはどれも、マジで鬼気迫る緊張感があって、2人が同じ画面に映っている場面はどこもこの作品の見どころだ。

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