ファインド・アウト
過去に失踪騒ぎを起こした女性が今度は妹がさらわれたと騒ぎ出し、周囲に迷惑をかけ始める。はたして彼女の訴えは真実なのか、それとも単なる妄想か。ネタバレあり。
―2013年公開 米 94分―
解説とあらすじ･スタッフとキャスト
解説:多発し社会問題になっている失踪事件に焦点を当てたサスペンス・スリラー。かつて何者かにより拉致されたと訴えるも証拠がないため誰からも信じてもらえない女性が、同じように失踪した妹の捜索に孤立無援の中乗り出す。監督は「尻に憑かれた男」（未）のエイトール・ダリア。本作でハリウッドに進出。虚言症のレッテルを貼られたった一人で妹の捜索にあたる姉を「レ・ミゼラブル」「TIME／タイム」のアマンダ・セイフライドが演じる。「ハンガー・ゲーム」のウェス・ベントリー、「ダークナイト ライジング」のダニエル・サンジャタ、「エミリー・ローズ」のジェニファー・カーペンター、「ブラック・スワン」のセバスチャン・スタンらが出演。（KINENOTE）
あらすじ:一年前、ジル（アマンダ・セイフライド）は何者かにより拉致・監禁されたと周囲に訴えるが、証拠が一つも出てこなかったため、彼女が抱える心の病による虚言症として片づけられてしまう。ある日、今度はジルの妹モリー（エミリー・ウィッカーシャム）が失踪。自分のときと同様に拉致されたと確信したジルは、姿なき犯人について警察に直訴するが、まともに取り合ってくれない。ジルは誰からの助けも得られないまま、決死の覚悟でモリーの捜索に乗り出す。その捜索の先には、恐るべき真相が待ち受けていた……。（KINENOTE）
監督:エイトール・ダリア
出演:アマンダ・セイフライド
ネタバレ感想
なんというか、主人公ジルの暴走を見ていると、確かにこの娘は精神イッちゃってるんだろうなと思わなくもない。彼女の言動をすべて妄想および虚言扱いする警察の頑なさも異常だが、それと同じくらいジルの必死さも異常。鑑賞者は彼女の言動が果たして虚言なのかそれとも真実なのかを見届けることになる。
で、ネタバレすると、彼女の言っていたことはすべて真実だったことがわかる。でまぁ、一応ハッピーエンドで物語は終わる。
なかなか面白く観られるんだけど、突っ込みどころも満載な作品だ。まず、ジルの捜査能力がすごすぎ。すごいというか、謎の解決への道筋が一直線すぎて萎える。事件の真相に迫ろうとするジルが必死なのはわかるんだけども、会う人会う人に嘘をついて話を引き出そうとするもんだから、この娘、本当にイカれてるんじゃなかろうかと思ってしまう。
謎解きミステリー作品じゃないんだろうけど、あまりにも都合よすぎて、そこはあまりよくないと思うな。
あと、犯人が弱すぎ（笑）。というか馬鹿だろあいつ。だって、何でジルの妹は森林公園に連れてこないで床下に閉じ込めるんだよ。意味わからん。
コメント
目的はジルでモリーではなかったから床下に監禁して後で殺そうとしたとか？
なるほど。そうかもしれないですね。