バトル・スカイ
原題は『Fighting the Sky』だが、ジャケットの写真のようなUFOと戦闘機の戦いなどは描かれない至って地味なエイリアン侵略映画。ネタバレあり。
―2017年製作 米 98分―
解説・スタッフとキャスト
解説:『ホワイトハウス・ダウン』のVFXスタッフが贈るエイリアンと人類の戦いを描くSFアクション。上空から謎の音と緑色の光が発生する現象が世界中で確認される。音の収集が趣味のロレインは、未解明現象研究会から、この現象の調査を依頼されるのだが…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:コンラッド・ファラジ 脚本:デイヴィッド・マシュー・カミングス 音楽:TJ・ウィルキンズ 撮影:グレッグ・クラウス 出演:アンジェラ・コール/ロジャー・コナーズ/ジャネット・ファラジ/アリソン・ヘッドリク(KINENOTE)
あらすじ:ある夜、ロサンゼルス上空に、耳をつんざく謎の音と、緑色のまばゆい光が発生する。その現象は世界中で確認されており、政府は警戒を促したが解明には至らず、人々は混乱に陥っていた。音の収集が趣味のロレインは、かつて所属していた未解明事象研究会からの依頼で、その現象の調査を手伝うことに。そして、仲間と共に訪れたインディアナ州で、異常な音を検知するのだった…。その時、彼らの前に巨大なUFOが出現! さらに、世界中で同型の飛行物体が出現し、街を破壊していくのだった。果たして彼らは生き延びることができるのか…。地球外生命体の目的は一体何なのか…。地球の命運をかけた、空と地上の戦いが始まる! (amazon)
監督:コンラッド・ファラジ
出演:アンジェラ・コール
ネタバレ感想
あらすじに「地球外生命体の目的は一体何なのか…。」とあるが、その謎は全く解明されないで劇終。「地球の命運をかけた、空と地上の戦いが始まる! 」とかあるけども、そんな大規模な戦闘も何一つ描かれていない。
というわけで、一言でいえば糞映画だ。わかっていてレンタルしてきたのでそれはいいが、期待に違わぬ糞映画だった。物語中盤以降は、エイリアンが姿を現して襲ってくるんだけども、武器があるわけでも特殊能力があるわけでもなく、なんの特徴もない変な生き物が家の外や中をウロウロしているだけ。
こいつらの目的は、主人公の女性をさらうことだったようだ。でも、何でなのかはわからない。これまでエイリアンたちに拉致されて、その後に生還してきた人たちも、なんのために物語に出てきたかよくわからない。ついでに、どうして拉致された人間たちが過去に戻されてしまうのかもわからない。
例えば、宇宙船の中で過ごしたことでウラシマ効果が発生し、生還した地球が未来であったというのならまだ理解できるんだけど、何で過去なの??
主人公はみんなを守るために自ら拉致される道を選び、ラスト、おそらく過去だと思われる場所に一人立ち尽くして物語は終わる。
なんなんこれぇ…。
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