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映画『モーテル』ネタバレなし 貴重な鑑賞体験をした作品

モーテル
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モーテル

子どもを亡くしてしまったことをきっかけに、愛が冷めてしまった夫婦――ってありがちな設定ではある。離婚まで秒読みカウントダウンな2人にある災難が降りかかる。で、どうなるのかーー。個人的に、貴重な鑑賞体験をした作品です。ネタバレなし。―2007年公開 米 75分―

 

解説:人里離れたモーテルに宿泊する羽目になった夫婦を襲う恐怖、というヒッチコックの「サイコ」を思わせるプロットを、カンヌ映画祭でユース賞を受賞したニムロッド・アーントルが映画化。主演はオーウェン・ウィルソンの弟で「Gガール 破壊的な彼女」のルーク・ウィルソン、「アンダー・ワールド」シリーズのケイト・ベッキンセール。(KINENOTE)

あらすじ:不幸な事故で息子を亡くしたデビッド(ルーク・ウィルソン)は、関係の冷え切った妻エイミー(ケイト・ベッキンセール)との最後のドライブ中、エンジントラブルを起こし、ガソリンスタンドに立ち寄る。自動車修理工(イーサン・エンブリー)の修理で走り出した二人だったが、再びクルマがストップしてしまう。徒歩でガソリンスタンドに引き返すも、既に修理工の姿はない。携帯電話も通じない深夜の道路。二人はやむなく近くの古びたモーテルに宿泊することに。受付に現れたのは、生々しい女性の悲鳴が響くホラービデオを見ていた中年の支配人・メイソン(フランク・ホエーリー)。メイソンから受け取った鍵で部屋を開けると、目に入ったのは古めかしい壁紙とインテリア、錆びた汚水が流れ出すバスルーム。ボロボロの部屋で険悪な雰囲気になった二人を、突然の激しいノック音と無言電話が襲う。隣室のイタズラと考えフロントに苦情を訴えると、しばらくしてそれはやむ。気を取り直したデビッドは部屋の片隅にラベルのないビデオテープを発見。それを再生したところ、映しだされたのはホラー映画の一場面と思しき、男女が暴漢たちに殺害されるおぞましい光景…。やがて、ビデオを見ていたデビッドはそれが今まさに自分たちがいる部屋で撮影されたものであることに気付く。にわかには信じ難い光景に、部屋を調べてみると数台の隠しカメラを発見。ビデオの映像が実際の殺人フィルムであることに気付いた二人は、身の危険を感じモーテルからの脱出を試みるが……。(KINENOTE)

監督:ニムロッド・アーントル
出演:ルーク・ウィルソン/ケイト・ベッキンセイル

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映画館で客が俺しかいなかった作品

この映画が公開されていた2007年当時、俺はある会社で外回りの多い仕事をしていた。で、外出してるのをいいことに頻繁にサボっていた。今考えてみると本当に時間を自由に使えた仕事であったと思う。で、この映画、仕事先へ直行すると嘘をつき、渋谷のシアターN渋谷(2010年に閉館)へ、午前10時くらいからの最初の回を見に行ったのである。衝撃的な体験でした。なぜならその回は、最後まで客が俺しかいなかったから(笑)。マジかよと思った。

この映画、主人公たちが殺人鬼に襲われる話だから1人だとなんだか居心地が悪くて、背後が気になりながら観たのを覚えている。

ということで、かなりビビりながらラストまで楽しんだ作品であった。しかし、楽しんだとは言えなかなか内容がエグイから、その後はDVDを買う気にもならんし2度目の鑑賞を意識的に避けてた。そのくらい嫌な印象が残る映画だったのだ(ほめてます)。

久しぶりに鑑賞したら・・・

で、10年の時を経て今回、意を決してアマゾンプライムで久しぶりに見てみたら、拍子抜けしてしまった。なぜなら、淡々と話が進んで何の怖さも面白さも感じずに見終わってしまったからだ(笑)。

例えばあのスナッフフィルムを見るシーン。映画館で見たときはすげぇ嫌な気分になるくらい殺人鬼たちが殺す対象を執拗に、ねちねちと痛めつけて楽しんでいたような気がしたけど、今回みたらものすごくアッサリしてて「こんな淡白な殺しだったっけ?」と思っちゃったのである。

部屋のドアをガンガン叩かれるとことかもマジびびって見ていたが、やはり今回は何も感じず。ということで、「やっぱり映画館での鑑賞効果はすごい」ということをまずは言いたい。きっと客席に俺1人だったのもかなり影響したんだろうなぁ。

ケイト・ベッキンセイルの美貌をスポイルした映画

てなことで、2回目の今回はつまらなく見たのである(笑)。しかし、前回と同じ感想を抱いた部分もあった。それは、すげぇ美人なケイト・ベッキンセイルがこの映画ではちっとも美人に見えないところである。これはすごい。マジでなんでなんだろうか。

ちなみに殺人鬼たちは純粋に殺しだけが趣味なんかね。スナッフフィルムの中でも女性に対してエロい行為はしてなかったし。しかしだね、いくら美人に映っていないとはいえ、これから殺しを楽しもうという相手があの、ケイト・ベッキンセイルですよ。普通はよからぬことも考えるでしょ、男なら(笑)。

てなことでこの作品を見るときは部屋を真っ暗にしてできるだけ音量を大きくし、1人で観るときっと楽しめます!

映画『トライアングル』ネタバレ全開! 固有の存在は言えない
タイムループもの。詳細を何も知らないで見るのがオススメ。この手の映画が好きな人にとっては、かなり楽しめると思う。満足できます。ということで、「自分の存在のことは言えない」という私的な疑問も絡めつつ、ネタバレします。 -2011年公開 英・豪 99分-

 

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