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映画 アンシンカブル 襲来 ネタバレ感想 エイリアンパニックではない

アンシンカブル襲来
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アンシンカブル 襲来

エイリアン侵略系SFパニックの駄作かと期待してたら全然違う内容だった(笑)。テロ騒ぎがノルウェー国内で勃発したことで、クソ親父とダメ息子が少しだけ過去のわだかまりから解消される様と、ダメ息子の初恋の人との交流を描きつつ、見えない侵略軍に対抗するスウェーデン国民たちのパニック作品て感じ。ネタバレあり。

―2018年公開 瑞 129分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:暗い過去に縛られている青年が正体不明の敵から襲われる恐怖を映し出すスウェーデン発のパニックドラマ。ストックホルムで何者かによる爆破事件が多数発生。通信網断絶、交通機関の暴走など各地で混乱が続くなか、田舎に戻ったアレックスは、恋人と再会する。出演は『THE CASE/ケース』のクリストファー・ノルデンルート、『悪魔のはらわた』のリサ・ヘンニ。製作総指揮に「ぼくのエリ 200歳の少女」「モールス」のジョン・ノードリングが参加。監督は、数々の短編を手がけてきたヴィクター・ダネル。特集企画『MDGP(モースト・デンジャラス・シネマグランプリ)2018』にて上映。(KINENOTE)

あらすじ:スウェーデンの田舎町ヴァンニャに住むアレックス(クリストファー・ノルデンルート)は、度重なる両親の喧嘩にうんざりする日々。初恋のアンナ(リサ・ヘンニ)とのデートが唯一の幸せな時間だったが、母の失踪を機にアレックスは町を出てしまう……。数年後、作曲家として名を上げたアレックスは、母の葬儀のため久しぶりに帰郷する。そんななか、首都ストックホルムで何者かによる爆破事件が多数発生。政府は厳戒態勢を敷くが、攻撃を行っている者の正体は不明、その脅威は国中に広がり各地で混乱が続いていた。通信網断絶、交通機関の暴走、大量の鳥の落下……。やがて、故郷でアンナと再会を果たしたアレックスだったが、その儚い思い出の地にも正体不明の脅威が迫ってくる……。(KINENOTE)

監督:ヴィクター・ダネル
出演:クリストファー・ノルデンルート/リサ・ヘンニ/ジェスパー・バークセリウス

ネタバレ感想

クソ親父は元々は軍人だったのか、なかなか戦闘力が高く、そのアクションシーンはそれなりの迫力があるし、彼の妄想陰謀論が現実に起こることを見るに、それなりに優秀な奴だったのかも。クソ野郎に変わりはないが (笑)。
この作品には、感情移入したい人があまりいない。序盤は妄想癖持ってるように見える基地外クソ親父の屑っぷりが際立つ。で、そのクソ親父によって家庭が崩壊する様がみられる。息子は父が受け入れられずに家出することに。彼は母親から自分が父に似ていることを指摘されて反発するが、鑑賞するにつれて確かに彼は癇癪もちで親父と似ていることがわかる。
でこの二人は、敵軍の侵略の最中で助け合うシーンがあることから、お互いにどこかで憎からず思う部分があったことが垣間見える。特に親父。しかしそれは遅すぎる歩み寄りであり、長き年月のすれ違いを埋める前に、二人はある形で別れを迎えることになるのだ。
それはダメ息子と初恋の女性においてもそう。ダメ息子とクソ親父は親子そろって本心を隠して生きる癖があったのか、各々が昔したある選択によって悲劇的な終わりをむかえる。その辺は自業自得なのであまり同情できずにポカンとしてしまうんだけども、ダメ息子が記憶をなくしてから初恋の彼女のためにしたピアノ演奏は、ロマンティックではある。
とは言え、好きなら好きって言ってればそんなことにはならんのにと思うのも当然で、俺は若い頃から好きになった娘にはちゃんと告白しては振られてきたけど、告白しといてよかったなと思う。その中では付き合えた人もいたわけだし。というか、モテないから自分から行くしかなったんだけど(笑)。
若い人で、好きな相手がいる人は、頑張って想いを告げたほうがいいよ。それは何十年も経った後に本当にそう思うから。SNSとかでするはダメ。ちゃんと相手の顔を見て言うんです…というのは中年オヤジの戯言だな。何でこんな関係ない話をしているのか。
てなことで、ノルウェーとロシアは複雑な外交関係にあるらしく、ラストにプーチンが出てくることからも、この作品は露骨にロシアに対しての警戒心が現れているのだなと思う。あんな化学兵器が本当に使われてたら怖い。内容については決してつまらないとは思わないけども、人によっては糞映画に思ってしまうかもなぁ。

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