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映画『追憶の森』ネタバレ感想 独りよがりなバカと妖精が織りなすメルヘン(笑)

追憶の森
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追憶の森

奥さんの死で自暴自棄になった主人公が、奥さんとの約束を果たすべく理想の死に場所を探して日本の青木ヶ原樹海を訪れる話。不倫して相手の人生をある意味で台無しにしておきながら、自分はいろいろあって前向きに生き始めるなんて、なんとも都合のいい話だ。すでにネタバレしているように、ネタバレあり。

―2016年 米 111分―

解説:富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を舞台に、ガス・ヴァン・サント監督が豪華スターを迎え紡いだミステリードラマ。死に場所を求めて樹海に入ったアメリカ人男性が、瀕死の男性を助けようと出口を探しさまよう中で、人生を見つめ直していく。絶望の淵に立つアメリカ人男性を「インターステラー」のマシュー・マコノヒーが、妻子の元に戻ろうとする男性を「硫黄島からの手紙」の渡辺謙が、アメリカ人男性の妻を「インポッシブル」のナオミ・ワッツが演じる。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。(KINENOTE)

あらすじ:アメリカ人のアーサー(マシュー・マコノヒー)は死に場所を求め、富士山の北西に広がる青木ヶ原樹海に入っていった。木々が生い茂る森の中を分け入っていくと、タクミ(渡辺謙)という日本人男性と出会う。タクミは妻子のもとへ帰ろうとしているものの、怪我をし寒さに震えていた。タクミを放ってはおけず、アーサーは彼とともに出口を探して歩き回るが、方向感覚を失い、森を抜け出すことができない。自然の厳しさに直面しながらさまよううちに、アーサーはタクミに心を開いていき、彼が樹海へ来た理由を話し始める。(KINENOTE)

監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マシュー・マコノヒー/渡辺謙/ナオミ・ワッツ

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オイオイオイオイ

という映画でした(笑)。ネタバレ全開で行くと、渡辺謙が演じるタクミは森の妖精ってことですかね。オッサンが妖精なんてロマンチックじゃないよねぇ。タクミの奥さんと娘の名前が「キイロ」と「フユ」って何だよ(笑)。冬さんっているだろうが、黄色さんはさすがにいないだろうと思っていたら、そういうオチかい!

にしても、奥さんの好きな色も季節も知らないって無理ありすぎだと思うんだが。だって、仲が良かった頃に好きな季節の話なんてのは嫌でも出てくるだろうし、いつも着てる服とか見れば、色の好みだって分かりそうなもんでしょ。それくらいマシュー・マコノヒー演じる主人公は奥さんに興味がなかったってことなんだろうか。仮にそうだとしたら、この主人公かなり酷くないか? 亡くしてみたら分かりました。自分はものすごく奥さんを愛していました。とか言われても、困っちゃいますな。

迷惑だから日本に来るな(笑)

一日の滞在でボロボロかつ血まみれになりつつ、翌日には樹海を脱出するこのオッサン、救助隊にしてみれば単なる面倒な外国人でしかないような。

車の鍵もつけっぱなし。片道の航空券で来日して、薬と水だけ持って樹海入ってんだから、死にに来たと鑑賞しているほうは思わざるを得ない。ところが、実はそうでもないんだってのが、タクミと会ってから何となくわ分かってくる。

彼は途中、死ぬつもりで来たのではない的な発言をするんだよね。じゃああの薬は何なんだよ! 奥さんとの約束を果たすために理想の死に場所で自死するんじゃないんかい! そう思わせてたくせに、実はどうするか「わからない」んである。何だか自分の気持ちに整理がつかないから、とりあえず来てみたってのか? この人、バカなんじゃないだろうか。

自分探しがしたいんなら読書すれば十分だ。それが嫌ならバックパッカーになってガンジス河でも見てこい。学生かよ、お前は。

というどうでもいい感想しか出てこない作品でした。

 

 

 

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