インビジブル 暗殺の旋律を弾く女
盲目のピアニストが自分の家族を殺した男の暗殺を企てるリベンジムービー。ピアニストの戦闘力が高いわけではないので、アクション要素はほとんどないサスペンスドラマ仕立ての内容になっている。そこんとこは好みが分かれるかも。ネタバレあり。
―2018年公開 英=米 101分―
解説とあらすじ・スタッフとキャスト
解説:『ゲーム・オブ・スローンズ』で人気のナタリー・ドーマー主演のサスペンス・スリラー。ある日、ヨーロッパの黒社会を仕切る男の娘が落下事故で死亡。その現場に居合わせた盲目のピアニストの女が、真相を知るヒットマンの男から狙われることになる……。共演は「トランスポーター イグニッション」のエド・スクライン。(KINENOTE)
あらすじ:ある日、ヨーロッパの黒社会を仕切る男の娘が落下事故で死亡する。現場に居合わせたのは、真相を知るヒットマンの男。だが、そこにいたのは彼だけではなかった。階下には、ピアニストの女がいたのだ。死亡事故を目撃されたと思い込んだ男は、密かにその女を抹殺しようと、監視を始める。だが、女は盲目で、しかも別の組織に狙われていることが判明。女を狙うのは、ロシアマフィアや英国情報局。謎に満ちたこの盲目の女は、なぜ狙われるのか……?(KINENOTE)
監督:アンソニー・バーン
脚本:アンソニー・バーン/ナタリー・ドーマー
主演:ナタリー・ドーマー/エド・スクライン/エミリー・ラタコウスキー/ジョエリー・リチャードソン
ネタバレ感想
ピアニストは幼い頃、自分の家族を兵隊に惨殺される。その兵隊は現在、ヨーロッパ社会に影響力を持つ男。しかもこいつは裏社会も牛耳っているほど危険な男らしい。ピアニストは自分を助けてくれた米国(?)特殊部隊の男の支援を得て、大人になってピアニストとして生計を立てながら、この男の暗殺をもくろんでいるらしいことがわかる。
で、彼女の周辺に、黒社会男の側近のふりして彼を陥れようとしている姉弟や、警察などが絡んでいろいろな出来事が起こるのだ。
状況説明がそんなにないので、ちゃんと観てないとけっこうわかりづらい話である。なんとなく『レッド・スパロー』に似た印象のある作品であった。
悲惨な幼少期を過ごしている主人公ではあるが、その復讐劇にさほど盛り上がりを感じないし、彼女以外の登場人物、例えば姉弟や主人公が復讐を企んでいる相手が何を目的に動いているのかわかるようで俺にはわからんくて、物語にあまり心を動かされなかったのである。要するに、退屈だったということだ。
※記事末のコメント欄に、ここでは触れられてないネタバレしてくれた方がいますので、ご参照ください。俺の目はかなりの節穴であります(笑)。
コメント
いくつかのミスリードが仕掛けられた作品ですよね^^あたかも主人公が盲目の妹であるという形で物語は進んでいきますが、最終的には目隠しをしてピアノを弾いていた姉が主人公だったというオチでした。
ただし、盲目の振りをしていたのか、暗示のような形で本当に自分が盲目の妹だと思い込んでいたのか、は謎のまま終わります。
ミステリー好きなら楽しめるかもですね^^
omu@晴れときどき自作PC さんのコメント読んで、俺はこの作品の何を観ていたんだろうかと思いました(笑)。コメントありがとうございます!