今回は1980年代の作品を2つ。『シャーキーズ・マシーン』と『テキサスSWAT』です。それぞれテレビで鑑賞した時の感想というか悪態。特に前者のコメントは卑猥な言葉を使ってます。
『シャーキーズ・マシーン』（1982）アメリカ
解説:風紀課の刑事が、売春婦の発言から政界にからむ犯罪組織の存在を知り、捜査にのり出すという警察スリラー。「トランザム7000ＶＳ激突パトカー軍団」（80）のハンク・ムーンジーンが製作、バート・レイノルズが監督・主演している。ウィリアム・ディールの原作をジェラルド・ディ・ペゴが脚色、ウィリアム・フレーカーが撮影、スナッフ・ギャレットが音楽監修に当っている。出演はレイノルズの他に、ヴィットリオ・ガスマン、レイチェル・ウォード、バーニー・ケーシー、アール・ホルマンなど。（KINENOTE）
あらすじ:ジョージア州アトランタ市。麻薬課のシャーキー刑事（バート・レイノルズ）が麻薬の売人を罠にかけようとした時、スマイリー刑事が声をかけたので売人に逃げられてしまう。シャーキーは売人を追いかけ、バスの中で射殺する。その猛烈さが災いして風紀課にまわされてしまった。逮捕した売春婦の言葉から、1回1000ドルの高級娼婦の存在を知り、ドミノ（レイチェル・ウォード）という娼婦を向かいの建物から24時間監視し、盗聴する。その結果、彼女は州知事候補のホッチキンス（アール・ホルマン）と関係していること、彼女をあやつっているのはビクターという名の男であることが判明する･･･（以下略）（KINENOTE）
監督:バート・レイノルズ
原作:ウィリアム・ディール
出演:バート・レイノルズ
以下、2005年に書かれた記事。ネタバレしてます！
監督は俺！ 主役も俺！ 文句あっか？
原作に興奮したヒゲ親父レイノルズが、興奮しすぎて監督・主演しちゃった作品。原作者のオナニーに勃起し、レイノルズもオナニーしてしまったのである。原作者は興奮して当然だが、レイノルズ、要は他人も興奮させたとこに原作の成功がある。他人も興奮してくれなければ、表現はただの自己満オナニーである。
ただ、俺はそれほど興奮しなかった。風紀課の刑事が大物に囲われている娼婦を監視。盗聴、覗き、尾行しているうちに自分がその娼婦に惚れてしまうという話。同僚とかは無残に死んでいくのに、ヒゲ親父、最後は娼婦と恋仲になり、ブランコに乗っている彼女を楽しそうにハッハッハー！ と見ている。そんな話である。なんですか、それは。どこにヌキどころがあるんですか！
『テキサスSWAT』（1985）アメリカ
解説：一匹狼のテキサス・レンジャーが、娘を誘拐した武器商人を倒すまでのアクション映画。トップキック・プロが製作協力。製作はヨラム・ベン＝アミ、スティーヴ・カーヴァー。監督は「超高層プロフェッショナル」（79）のスティーヴ・カーヴァーで、主演のチャック・ノリスとはAn Eye for An Eye（81）に次いで2作目のコンビ。Ｈ・ケイ・ダイアルとＢ・Ｊ・ネルソンの原案に基づき、Ｂ・Ｊ・ネルンンが脚色。撮影はロジャー・シャーマン、音楽はフランチェスコ・デ・マージが担当。出演はノリスの他に、デイヴィッド・キャラダイン、バーバラ・カレラなど。（KINENOTE）
あらすじ：一匹狼のテキサス・レンジヤーのマッケード（チャック・ノリス）は、協調性に欠けると、隊長のタイラー（Ｒ・Ｇ・アームストロング）から怒られてばかり。彼を監視する意味もこめて、若いメキシコ人隊員ケイヨ（ロバート・ベルトラン）をパートナーにつけた。彼は縛られるのを嫌い、ケイヨを無視するが、ケイヨはあきらめず後をつけていく。翌日、彼は別れた妻モリー（シャロン・ファレル）の家へ行き、娘のサリー（ダナ・キメル）をつれて馬場へ出かけ、ローラ（バーバラ・カレラ）という…（以下略）（KINENOTE）
監督:スティーヴ・カーヴァー
出演:チャック・ノリス/デイヴィッド・キャラダイン
ネタバレあり！ 以下、2005年に書いた記事です
さすが、チャック・ノリスである！
親父アクションの決定版！ 出撃！ チャックノリス！ てことで『プレジデントマン/地獄のステルスコマンド』よりはマシ。相棒やFBIの人は負傷はするものの死なない。恋人やチョイ役の人は一発で死亡。ノリスは負傷しているのにアクション時はピンピンしている。おかしい。相棒たちと同じ手榴弾を使っているのに、ノリスが使用すると爆発力は約5倍。奇妙。ラストアクション、相手はまだ死んでないのに油断して恋人死亡。ある意味コント。音楽がやたらと悲壮感を漂わせているのが余計に滑稽。いい音楽だったが。
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