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映画 アメリカンアサシン ネタバレ感想 マイケルキートンが鬼教官

アメリカンアサシン
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アメリカン・アサシン

―2018年公開 米 112分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:ヴィンス・フリンの全米ベストセラー小説を、人気ドラマ『HOMELAND』のマイケル・クエスタが映画化したアクション。無差別テロで恋人を失ったミッチは、怒りと憎しみを糧にCIAの対テロチームに参加。鬼教官スタンの下で厳しい特訓を積んでいく。出演は「メイズ・ランナー:最期の迷宮」のディラン・オブライエン、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートン。(KINENOTE)

あらすじ:旅行中、無差別テロ事件に遭遇して恋人を失った青年ミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)は、凄まじい怒りと悲しみに駆られ、テロリストへの復讐に人生を捧げることを決意。その潜在能力を高く評価したCIAの対テロ極秘スパイ・チームにスカウトされた彼は、元ネイビー・シールズの鬼教官スタン・ハーリー(マイケル・キートン)の下で、ハードな特訓を積んでいく。やがて、最前線で活躍するまでに成長すると、ロシアから流出したプルトニウムを使って核兵器製造を目論むテロリストの陰謀を阻止するため、ヨーロッパでのミッションに身を投じる。だが、神出鬼没かつ正体不明のテロリスト“ゴースト”がミッチを翻弄。恐るべき核テロのカウントダウンが進む中、自らの真価を試される最大の試練に直面する……。(KINENOTE)

監督:マイケル・クエスタ
出演:ディラン・オブライエン/マイケル・キートン/テイラー・キッチュ/サナ・レイサン/スコット・アドキンス

ネタバレ感想

婚約した彼女とビーチでウキウキしていた大学院生のミッチ。ところがそこへテロリストが襲ってきて、遊泳客たちを虐殺し始める。ミッチは銃弾を浴びながれも彼女を助けるべく奔走するが、彼の目の前で彼女は射殺されまう。自身も意識を失って18ヶ月後。彼はテロリストへの復讐の鬼と化していた。いったいどうなってまうのかーーというのがあらすじ。

この冒頭のビーチでの容赦ない凄惨なシーンは、本作のみどころの一つと言えるだろう。最後の核爆弾爆発後の第六艦隊が津波に襲われるシーンのスペクタクル感もすごい。だが、その他のアクションパートが…。なかなか魅せてはくれるんだけども、なんかパッとしない印象。なんとなく物足りなさを感じてしまうのであった。

ミッチはもともと暗殺術の素質があり、独力で鍛えていてCIAにスカウトされるに至るんだけども、そもそも銃弾浴びてリハビリしてるだけでかなりの歳月が必要なんであって、その後にさらに格闘術や射撃術を身に着ける暇なんて、ないと思うんだけど。そこがちょっとリアリティ足りないかなぁと思ってまった。しかも、ただの大学院生にそんな資金力あるもんかいね。親が金持ちなのかなーーとそんなこと腐しても仕方ない。

であるから、さらにほかの残念ポイントを述べると、格闘俳優のスコットアドキンスをあんなムダ使いするなんて贅沢すぎるだろ。

では逆によかったポイントは何かと言えば、先にあげた冒頭のシーンと津波シーン。あとはマイケルキートン演じる鬼教官の存在か。彼の教え子が黒幕なんだけども、こいつに拷問されてるときも、きちんと拷問の甘さを指摘してやる優しい奴(笑)。まぬけにも見える存在なんだけども、拷問シーンのふてぶてしさはなかなか狂気をおびていていよかった。

あとは、イラン側の諜報員的な役割を果たしていた女性。彼女はCIAにも潜入みたいな感じで勤めていて、そんなん素性バレるだろと思わなくもないが、ミッチとそれなりにわかりあいながらも、そこいらの作品にありそうな、傷なめ合って恋仲になってしまうようなヌルイ展開にはならず、ハードな死を迎えるところには好感をもった。

てなことで、腐したいところもあるんだけども、全体的には楽しめる娯楽アクション作品であった。でも、アクションパートが…。しつこいね(笑)。

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