映画 イップ・マン外伝マスターZ ネタバレ感想 マックスチャン再び

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イップ・マン外伝 マスターZ

前作でマックスチャンの詠春拳に痺れたので、超期待して公開初日に鑑賞。ほんとはシリーズの監督を務めたウィルソンイップが本作でも監督なら良かったなと思ってたし、今でもそうなんだけど、さすがはユエンウーピン監督。アクションの見せ方の毛色が変わったように感じたが、それでも満足できた。ネタバレあり。

―2019年公開 香=中 108分―

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解説とあらすじ・スタッフとキャスト

解説:「イップ・マン 継承」で主人公イップ・マンのライバルとして登場したチョン・ティンチのその後を描くアクション。詠春拳の正統争いでイップ・マンと戦った後、息子と平穏な生活を送っていたチョン・ティンチが、香港裏社会の勢力争いに巻き込まれていく。主演は「グランド・マスター」、「パシフィック・リム:アップライジング」のマックス・チャン。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のデイヴ・バウティスタ、「トリプルX:再起動」のトニー・ジャー、「クレイジー・リッチ!」のミシェル・ヨーが共演。メガホンを取ったのは「グリーン・ディスティニー」、「グランド・マスター」などでアクション指導を務めてきたユエン・ウーピン。(KINENOTE)

あらすじ:1960年代、イギリスの植民地支配下の香港。高度な経済成長を遂げる一方、街の裏側では様々な犯罪組織が勢力争いを繰り広げていた。詠春拳の正統争いでイップ・マンに敗れたチョン・ティンチ(マックス・チャン)は、二度と詠春拳を使わないと決め、武術界を去る。闇の仕事からも足を洗ったティンチは、小さな食料品店を営みながら、息子フォンと共に穏やかな日々を送っていた。そんなある日、ティンチはナイトクラブの歌手ジュリア(リウ・イエン)とホステスのナナ(クリッシー・チャウ)の窮地を救う。2人は街を牛耳る長楽グループのボスの弟で、アヘン窟を経営するキット(ケビン・チェン)とその手下に追われていたのだ。執念深いキットは、復讐のためにティンチの住居兼食料品店に火炎瓶を投げ込み、父子もろとも殺害を目論む。間一髪、脱出に成功し、謎の殺し屋(トニー・ジャー)と死闘を繰り広げたティンチだったが、店も住む場所も失い、フォンと共にジュリアとナナが暮らすアパートへ。キットによる放火と襲撃の事実は明らかだったが、警察は組織の顔色を窺って失火と結論付ける。怒ったティンチは、キットのアヘン窟を焼き払う。その頃、長楽グループの女ボス、クワン(ミシェル・ヨー)は、組織の合法化を目指し、すべての非合法ビジネスの中止を宣言。だが、裏社会の制覇を目論む弟のキットや幹部たちは、組織の乗っ取りを画策していた。やがてキットは、香港におけるヘロイン密売組織の黒幕デヴィッドソン(デイヴ・バウティスタ)と接触。これをきっかけに、2人の手により、街にヘロインが蔓延する。ティンチはクワンとの交渉でキットの密売を止めようとするが、失敗。逆にナナとジュリアの兄フー(シン・ユー)が、彼らに殺害されてしまう。怒りが頂点に達したティンチは、デヴィッドソンとの決着をつけるため、たった一人で彼の元へ乗り込んで行く……(KINENOTE)

監督:ユエン・ウーピン
出演:マックス・チャン/デイヴ・バウティスタ/ミシェル・ヨー/トニー・ジャー

ネタバレ感想

適当なネタバレあらすじ

『イップマン』シリーズの外伝作品。『イップマン継承』でイップマンのライバル役だったチョン・ティンチのその後を描いている。イップマンとの同門対決に敗れたチョンは武館の看板を下ろし、詠春拳を封印。食料品店を経営しながら息子と細々とくらしていた。生活は困窮し、揚げパンとお粥でしのいでいるが、闇社会からの依頼を受けて悪人を懲らしめる裏家業からも足を洗う。

そんな平穏な暮らしの中、ジュリアとナナという女性たちをアヘン窟を経営するチンピラのキットたちから救ったことで、チンピラ軍団の恨みを買い、チョンは店を燃やされてまう。しかも、チンピラ軍団が彼と息子を殺すべく襲ってきた。怒りに燃えたチョンは、カンフーで輩を撃退。行き場がないので、ジュリアを頼ることになる。

ジュリアの兄貴、フーは酒場を経営している。ジュリアとナナはその店で接客係として働いている。チョンは息子のフォンとともに、フーのところに世話になる代わり、店で働くことになった。

一方のキット、実は香港のヤクザ組織、長楽グループを仕切る女性ボス、クワンの弟だった。クワンは裏家業から足を洗い、堅気の世界に移る準備をしている。他の幹部連中たちはそれに従うが、ボンクラのキットはそれに従いたくない。つまり、二人の仲はうまくいってないのだが、姉の権力は絶大なのでキットは渋々、姉の提案を了承する。

しかし、その裏で彼は、ティンチにぶっ潰されたアヘン業の代わりに、英国人が密売しているヘロインの売人となる。この英国人のデヴィッドソンは表の顔こそステーキ屋を経営する紳士だが、裏の顔は香港のヘロイン売買を牛耳るボスだったのだ。

キットは彼を後ろ盾にして、フーの経営する酒場付近にヘロインをばらまく。そのドサクサでナナを殺害。さらに、怒ったフーとチョンはキットの仕業だと知ってるので、姉のクワンの屋敷に乗り込む。事の重大さを知ったクワンはキットの腕を切り落とすことで手打ちを申し出る。フーとチョンはそれを受け入れることにし、キットにヘロインの隠し場所をゲロさせた。

ヘロイン倉庫を摘発したフーは街の英雄になる。しかし、家業を荒らされたデヴィッドソンの逆鱗に触れることに。デヴィッドソンは英国人の警視と通じており、彼を操ることで裏社会での稼業を進めている。そこで、警視に銘じて濡れ衣でフーを逮捕させ、彼を殺害する。

フーの死に怒り、仇討ちを決意するジュリア。それを制したチョンは、「俺がやるべきことだ」とジュリアに告げ、彼女にフォンを託してデヴィッドソンの経営する店に乗り込むのであった。デヴィッドソンの悪事を暴露したチョンは、その勢いでデヴィッドソンに攻撃をしかけるが、ヘビー級な体格の彼に、チョンのカンフーは通じない。

そこでチョンは、ついに封印していた詠春拳で戦うことを決意。見事デヴィッドソンをボコボコにする。戦意を失ったデヴィッドソンが店の外に逃げ出すと、そこには警察が。警視の後ろに隠れてチョンを逮捕させようとするが、中国人警官がチョンの言葉を信じて店の周辺を捜すと大量のヘロインが発見される。そこで中国人警官は警視にたてついて彼を逮捕。デヴィッドソンは身の危険を感じて逃げようとするが、クワンが雇った殺し屋の放った毒矢によって、命を落とすのだった。

平和を取り戻したチョンは、フォンとジュリアと、仲良く暮らしたのである。おしまい。

 見どころ紹介

序盤の看板バトル

以下、おもなアクションパートを紹介。ジュリアたちを助けることになるキットたち輩とのアクション。その後、店を燃やされた後の、キット軍団との2度目の対決。ここでは看板をつたって戦いを続けるワイヤーアクションみたいな感じ。なかなかすごいんだけど、ちょっと役者たちの動きが不自然に感じなくもない。

トニージャーとの対決

その後、フォンを捜して街を歩くチョンの前にいきなり殺し屋が現れる。この殺し屋を演じるのがトニージャーだ。彼は序盤、裏家業からチョンが足を洗うべく、仕事を斡旋してくれる親父のところにいた男。

そのときにチョンと少しだけ手を合わせている。二度目の対峙はなぜああいう状況になったのか、よくわからん。キットに雇われたようにも思うんだがそういう描写はないので、単にチョンともう一度戦いたかったんだろうと思われる。正直、どっちでもいい(笑)。

ともかくこの対決は序盤の大きな見せ場だ。ただ、トニージャーが得意の飛び膝蹴りを見せないのが少し残念だし、対決は引き分けに終わる。トニージャーは結局、最後にデイヴ・バウティスタ演じるデヴィッドソンに毒矢みたいの当てるだけで、他には物語に登場しない。ちょっともったいないなぁ。

シンユーとミシェルヨー

そのほかの見せ場として、シン・ユーとのほのぼのファイト、クワンを演じるミシェル・ヨーとの刀対決などが続く。シン・ユーはドニー・イェン大先生の『導火線フラッシュポイント』でコリン・チョウの弟役だった人だね。

ミシェル・ヨーはいろいろの作品出ているけども、俺の中では、ジャッキー・チェンと共演した『ポリス・ストーリー3』の印象が強い。久しぶりに彼女のアクションを観たけど、相変わらずカッコいい。

そういえば香港の役者で彼女以降、あんまりアクションができる女優を目にしないんだけど、最近はそういう人いないのかね? よく知らないので誰か知っている人いたら教えてください。

ラストバトルはマックスチャンの詠春拳に痺れろ

で、最後のバトルはデイヴ・バウティスタとの異種格闘技対決だ。ここへきて、ようやく、ようやくマックスチャン先生は詠春拳を見せてくれる。

彼の詠春拳の形は本当にかっこよくて惚れ惚れする。構えがいちいち素敵なのだ。ドニー・イェン大先生ももちろんいいんだけど、それでもマックスチャンの構えのほうが俺は好きだな。あとは、あの表情。ジョニーデップに似ているイケメンだから、構えがすごく様になる。羨ましい。もうこれが観れたからあとはどうでもいいやという感じ。

正直なところ、マックスチャンにはずっと詠春拳で戦い続けてほしかったんだけど、この物語ではイップマンに敗れた彼が、いかにして封印した詠春拳を取り戻すかという成長物語になっているので、最後のバトルでしかそれを披露しないのには納得はいく。

あれだけ勿体つけたからこそラストバトルが楽しめるんだけど、ストーリーとかどうでもいいから、彼の詠春拳をずっと観ていたいと思ったのも、偽らざる心境だ(笑)。

このシリーズは本筋のほうで4作目が完成しているそうで、それはもちろん公開されたら鑑賞するけども、チョン・ティンチのスピンオフも、続編出してほしいなぁ。ないのかなぁ。

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